登録日:2015-12-17 12:00:00
日本通信のMVNO「b-mobile」の「おかわりSIM」が音声通話対応
通信大手の日本通信が提供するドコモのネット回線を利用している格安SIMサービス、MVNO「b-mobile」から、人気の契約内容「おかわりSIM」が今までは、通信専用SIMのみに対応していましたが、12月16日から、通話対応SIMにも対応するようになりました。
どういったメリットのあるサービスなのか?実際の料金や、b-mobileの特長なども解説していきます。
◆そもそも「おかわりSIM」とは?
一般的なMVNOのSIMの契約は、月額の通信料金が通信料ごとに決められています。例えば「月の高速通信の上限が3GBで月額料金が1200円」といった具合です。3GBを超えた場合は、通信が出来なくなるわけでは無く、低速通信に切り替わります。動画やアプリのダウンロードなどを行うと、ストレスを感じるくらいになりコマ送りのような状態になり、最悪、通信が重すぎて耐えられず落ちてしまうと言った問題が発生します。テキストなどのメッセージのやり取り、テキストメールの送受信程度であれば、ストレスを感じることは無いでしょう。
月が替わると、翌月から高速通信が使えるようになりますが、上限を超えると翌月まで高速通信が使えなくなるという事で、MVNOと契約する際は、元々、どの位、高速通信を毎月利用するのか、想定する必要があります。
契約しているキャリアショップなどで毎月の高速通信の利用容量を確認することはできますが、毎月、大体同じ通信量しか使わないと言った人は、そもそも、スマホをあまり利用していない人で、大多数が毎月の通信量がことなります。つまり、なかなか、想定しづらいという事です。
そこで、メリットがあるのが、b-mobileが提供している「おかわりSIM」プランです。
◆どんなメリットがあるのか?
b-mobileの提供する「おかわりSIM」プランでは、上述の通り、いままで、契約した上限の高速通信量を超えてしまうと、低速通信になってしまうといった問題点がありました。そうなると、来月まで月が更新されるのを粛々と待っているか、MVNOによっては、追加料金を支払う事で、一時的に通信量を増やすことが可能ですが、追加のケースでは、かなり高額な通信量を要求してくることが多く、格安SIMを選んだ意味が無くなってしまいます。
そこで、用意されたのが「おかわりSIM」プランです。月間の上限通信量を超えてしまった場合は、低速通信にならずに、料金プランが一つ繰り上がり、引き続き、高速通信を楽しむことが出来ると言ったプラン内容になっています。つまり、定量制を言えるでしょう。最大5GBまで毎月、高速通信を楽しむことが出来るようにできています。
◆実際の料金体系
通信専用の「おかわりSIM」プランと、SMS対応SIMのパターンと、音声通話対応SIMの月額の料金体系をまとめてみました。ちなみに、消費税別になっているのでご注意ください。
データ通信用 | SMS対応 | 音声通話対応 | |
1GB以下 | 500円 | 630円 | 1,300円 |
2GB以下 | 750円 | 880円 | 1,550円 |
3GB以下 | 1,000円 | 1,130円 | 1,800円 |
4GB以下 | 1,250円 | 1,380円 | 2,050円 |
5GB以下 | 1,500円 | 1,630円 | 2,300円 |
◆b-mobileのデメリットはありますか?
上述の「おかわりSIM」プランはMVNOは数多くある中で、かなりお勧めの契約方式で、ドコモの回線を使用しており、全国のカバー率なども安心と言った料金のメリット、サービスの質のメリットは安心がありますが、2点ほど、思う所があるので、共有しておきます。
1点目が、格安スマホ初心者には抵抗があるかもしれませんが、他のMVNOのように、SIMとスマホやタブレットなどのセットプランが少ないという点です。現在、VAIOフォンとのセットプランは用意されていますが、それ以外のスマホ端末のセットプランの取り扱いが無いので、SIMフリーのスマートフォンを自前で用意する必要があります。
2点目は、この「おかわりSIM」プランでは、最大の月間の通信量が5GBなので、5GB以上を利用するであろう、スマホのヘビーユーザーには物足りない可能性があります。常にスマホを立ち上げてSNSをチェックしている人や、通勤通学などで常時、動画を見ていると言った人には、おそらく足りない可能性がありますので、要注意です。
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