「UQ mobile」で、VoLTE対応SIMプラン開始

「UQ mobile」で、VoLTE対応SIMプラン開始

 数少ないauのインターネット高速通信の仕組みを利用している格安SIMを提供するMVNOサービスの 「UQ mobile 」で、通話の音質が高品質と言われているVoLTE(ボルテ)対応のSIMプランを開始しました。
 実際に、VoLTE(ボルテ)ってどういうものなのか?どういったメリットがあるのか?また、「UQ mobile」が提案するVoLTE(ボルテ)のSIMプランがどういった内容になっているのか?分かりやすく解説していきます。


◆VoLTE(ボルテ)って何?

 よく「VoLTE(ボルテ)」って言葉が携帯電話の通話に関する部分でキャリアなどがトピックにしていますが、そもそも、VoLTEとは何なのか?「通話の声が聞こえやすい」というイメージがありますが、確かにそうです。では、具体的にどの位、質の高いモノなのか?
 単純に聞こえやすいと言うよりは、聞こえる音の幅が広がったと捉えるのが、正しい認識に近いと言えるでしょう。音声周波数帯域というのがありまして、従来の通話では、300Hzから3.4kHzという周波数帯域だったものが、このVoLTEを利用することで、50Hzから7kHzという2倍以上の周波数帯域の音声で通話が可能になります。これによって、相手が話している声もその音声をそのまま聞き取りやすく、ぼやけた音声の部分もクリアな表現ができるようになっています。
 また、通話をしながらウェブ検索などネット回線を利用することは少ないかもしれませんが、通話中にウェブを利用すると、遅くなったり、コマ送りのような遅さになったり、最悪、落ちてしまうと言ったストレスがありますが、こういった通話をしながらネット回線を利用したとしても、ストレスなく、動作が出来ます。
 その結果、相手の顔を見ながら通話するといったネット回線で相手の映像を出して、通話は、音声通話といったような、相手の動画を見ながら通話すると言った事も、従来であれば、相手の画像の画素が粗かったり、コマ送りのような映像になったりしますが、そういったストレスなく、撮影しているデバイスの能力道理の画像、映像処理がなされて、送受信することができます。
 また、これは、ついで的な部分ですが、電話を掛けているとき、耳に聞こえてくる、「プルプルプル」となるシグナルに時間が掛るときがあると思いますが、そういった事は無く、スグに、相手の電話につながります。


◆「UQ mobile」が提案するVoLTEのプラン内容

 具体的なプランの内容に入る前に、「UQ mobile」のVoLTEの仕組みですが、契約だけではなく、VoLTE対応のスマートフォンを用意する必要があります。また、高品質な音声で通話する為には、自分だけではなく、通話する先の携帯電話も、auのVoLTEに対応している必要がありますので要注意です。
 スマホデバイスで言えば、auが販売しているスマートフォンでVoLTE対応端末である事が条件になります。ちょっと、普及にはハードルが高いかもしれないですね。
 「UQ mobile」のスマホセットプランに用意されている京セラ製の「KC-01」と、LG製の「LG G3 Beat」はVoLTE対応端末ですので、こちらのセットプランを利用するか、auの携帯電話で、VoLTE対応端末でSIMロックフリーになっている端末または、SIMロックフリー対応端末であれば、利用することが出来ます。
 プランの内容としては、大枠として月間の高速通信容量制限3GBのプランと、最大500kbpsの低速通信ですが、使い放題のプランの2種類があります。3GBのプランであれば、データ通信専用SIMの場合は月額980円、通話対応SIMの場合は、月額1,680円です。また、低速通信の使い放題プランの場合、データ専用SIMは月額1,980円で、通話対応のSIMの場合は、月額2,680円で利用することができます。
 高速データ通信の容量を追加したい場合は、100MBの場合は200円、500MBの場合は、500円で高速通信のデータ通信量を追加することができます。
 スマホでの通話で相手の声が聞き取りにくいといった場合や、しっかり相手の声を把握する必要のあるビジネス用途であれば、「UQ mobile」のVoLTE、検討してみても知れないサービスと言えます。

▼この記事に関連するコラム