iPhoneのパケット通信代の節約法①
格安SIMでも人気のスマホ端末と言えば、「iPhone」です。アップルストアや市販の店で購入した端末のSIMロック解除バージョンなども徐々に一般的になり、格安SIMというと、Android端末が主流ですが、最近では、この「iPhone」を選ぶ人も増えきました。
ただし、端末はそれで良くても、従来契約していたドコモやソフトバンク、auなどの大手3キャリアの時は、大体ほとんどの人が、パケット定額制のようなインターネット通信回線使い放題のプランを選んでいたので、通信量を気にすることはありませんでした。
ところが、格安SIMを提供しているMVNO各社が提供しているプランでは、定量制を採用しており、中には使い放題プランを提供している所もありますが、これでは、半額程度にしか得しませんので、定量制の方が魅力的です。ですが、この定量制は、「月間〇〇GBで500円」といったように、通信容量が月ぎめになっており、この通信容量を超えた通信を行ってしまうと、低速通信になってしまうといった問題があり、いかにして、この通信量を抑えていくかが肝要です。
では、iPhoneでこの通信容量を抑える為のコツをご紹介していきます。
Androidにもありますが、iPhoneでも、パケット量をチェックする方法があります。「iOS」には標準パケット通信の積算量を表示する機能が搭載されています。全体的な転送量から、アプリごとの使用量も表示されるので、アプリによるパケット使用量の違いを把握することもできます。定期的にリセットして、使用状況を把握するようにすれば、通信量上限の少ない格安SIMを利用しやすくなると言えるでしょう。
「iOS」でのパケット通信の転送量を確認するには、「設定」アプリ内で確認する方法と、外に外部アプリで、転送量などの情報を確認する方法とがありますが、ここでは、「設定」アプリでの確認方法を紹介していきます。
設定アプリの中にモバイルデータ通信の情報が確認できます。起動してからのパケット通信量が積算されているので、定期的にリセットして、どの位を使用しているのか、アプリごとに確認して聞くことも節約に貢献します。
【iPhoneのパケット量の確認方法】
1、設定
iPhoneのホーム画面の設定をタップして、詳細設定画面を開いてください。
2、モバイルデータ通信
設定画面の上から4番目にある「モバイルデータ通信」を開いてください。
3、使用状況が表示されます
「モバイルデータ通信の使用状況」という欄に積算されたパケット転送量が表示されます。
【統計情報のリセット】
統計情報のリセット方法は「リセット」するだけと簡単なので、毎月決まった日にリセットしてパケット通信の使用量を確認するようにしましょう。
上述の「パケット通信の使用状況」を下にスクロールさせていくと、一番下に、「統計情報のリセット」という表示があるので、タップしましょう。すると、確認の為に、「使用状況の統計情報をリセットしますか?」といった表記が出てくるので、再度、「統計情報をリセットする」をタップしてください。これで、リセット完了です。「0」になります。
リセットすると元に戻せないので注意してください。
iPhoneやiPadなどのiOSの携帯端末は、基本的にインターネットを利用してウェブを閲覧する際は、最初から搭載されている「safari(サファリ)」を利用する人が殆どだと思います。
このsafariに問題があるわけでは無いのですが、大多数のスマホのブラウザでは、結論から言えば、データ通信量が重いという事です。
どういう事かと申し上げれば、一般的に現在、ウェブ上にある画像情報などは、パソコン用のサイズでアップされています。パソコンでこれを閲覧する際には、何の問題も無いのですが、スマートフォンで閲覧しようとすれば、大きなサイズのパソコンサイズの画像をそのまま見ることになります。これは、データ通信量の観点から言えば、かなりの負荷と言わざるを得ません。
そこで、お勧めするのが、ChromeというGoogleが開発した高機能ウェブブラウザです。ChromeはiOS版も用意されており、パソコンのブックマーク連携などもでき、高速な動作が魅力なのですが、Chromeを使用すれば、パソコン用の大きなサイズの画像も、スマートフォンで閲覧する際に、そのディスプレイの大きさに合わせて、画像の大きさを圧縮してくれると言った機能が備わっています。
また、データ量の調節も可能なので、通信量を節約したい場合には、大きな味方となるウェブブラウザと言えます。
では、そんなChromeのiPhoneへのインストール方法から、データ量の節約方法までを補足していきます。
【Chromeのインストール方法】
「iOSアプリ」をインストールする「App Store」にてChromeを検索してインストールするだけです。Googleのアカウントをお持ちであれば、連携する機能もあります。
1、「App Store」を開く
ホーム画面から「App Store」をタップして開きましょう。
2、Chromeを検索する
App Storeを起動して、下部メニューの検索をタップすると、検索窓が表示されるので、「Chrome」と入力して表示されたChromeをタップしてください。
3、Chromeをダウンロードする
いくつかの候補が表示されますが、写真に表示された「Googleのウェブブラウザ」の「ダウンロード」をタップします。
4、Chromeを起動する
アプリのダウンロードが完了すると、ダウンロードマークが「開く」に変わるので、タップして、起動します。待ち受け画面にもダウンロードされたChromeのアイコンが表示されるので、こちらからも起動することが可能です。
初めてChromeを起動する場合は、利用規約に同意する作業が必要です。その他、Googleアカウントを使用したログインにてパソコンのブックマークの同期を行うことが出来るようになります。
5、利用規約に同意する
初めてアプリを起動すると、利用規約が表示されます。内容を確認したらチェックボックスをタップしてチェックを入れて、「同意して続行」をタップしてください。
6、Googleアカウントでもログインできます
Googleアカウントでログインすると、パソコンで利用しているChromeのブックマークの同期などを便利な機能をiOS版でも使用することが出来ます。
【Chromeのデータ量の節約法】
Chromeの各種設定メニューの中には、パケット転送量を節約できる機能が搭載されているので、データ使用量に制限のある格安SIMで使用する場合は、設定しておくことをお勧めします。以下設定方法です。
1、メニューから設定を開く
Chromeを開いた状態で、画面右上にあるメニューを開いてください。各種メニューが立ち上がったら、下にスクロールさせてください。「設定」がでてきますので、この「設定」を開いてください。
2、「帯域幅」
設定のメニューが開いたら、下の方にある「帯域幅」をタップしてください。
3、「データ使用量を節約」
帯域幅を開くと、データ使用量を節約という項目が出てくるので、この「データ使用量を節約」をタップしてください。
4、機能をオン
「データ使用量を節約」の画面で、スライダーがあるので、右にスライドさせて、機能を有効にしてください。
5、グラフ
スライドさせた後、画面が切り替わり、ウェブサイトを閲覧した時の圧縮量がグラフに表示されます。
6、ウェブサイトを表示させデータ圧縮量を確認
ウェブサイトをChromeで開いた後に、上記のグラフの画面に遷移すると、ウェブサイトの元のサイズと圧縮後のサイズがグラフで表示され、節約の度合いを確認することができます。
「iOS」標準のメールアプリには、HTMLメールの埋め込み画像の読み込みを規制することが出来る機能が搭載されています。この機能をOFFにしておくことで、メール着信時のデータ量を削減することができます。格安SIMを利用する場合のお勧めの機能と言えます。ダウンロードをする際もタップするだけと簡単なので、最初からOFFに設定しておくことをお勧めします。
携帯キャリアから、フリーメールまで様々なメールアカウントを一括で管理することが出来る「iOS」標準の「メール」アプリにも、格安SIMを利用するに当たり便利な機能が搭載されています。それは、HTMLメールに含まれる画像の読み込みのオンオフを切り替える機能です。OFFに設定しておけば、メール着信時に画像を読み込んで、パケット転送量が増えてしまうと言った問題を防止することが出来ます。
メールの設定メニューの中に、「画像を読み込む」機能のオンオフを設定できる箇所があるので、設定までのフローを解説していきます。
1、設定
アプリの一覧の画面から「設定アプリ」をタップして設定画面に入ります。
2、「メール/連絡先/カレンダー」
設定画面の中にある「メール/連絡先/カレンダー」をタップしてください。
3、「画像を読み込む」
「メール/連絡先/カレンダー」の画面にある「画像を読み込む」のスライダーをオフにします。
これで、設定完了です。
メールを受信してみる際に、画像が見たい場合は、メールを下にスクロールさせて「すべてのイメージを読み込む」をタップすると、画像を見ることが出来ます。
条件で比較
はじめての格安SIM
▶ 「格安SIM」って何?3大キャリアとの違いは?
▶ キャリアと格安SIMの料金の違いや使えるスマホについて
▶ 格安SIMでも高速LTE通信できるの?
▶ 格安SIMにできる事できない事
▶ 格安SIMの選び方
▶ 格安SIMの購入から開通まで
▶ 通信専用の格安SIMの選び方や特長
▶ 音声通話、IP電話、SMS機能付きの格安SIMの特長
▶ データ通信専用格安SIM+IP電話はお得?
▶ SIMカードのサイズって重要?
▶ 格安SIMが利用できるスマホの見分け方
▶ 中古端末「白ロム」や、海外のスマホで格安SIM
▶ 海外サイトでスマホ端末の購入攻略法
▶ 海外スマホ価格のレートの確認法や「Expansys」「Handtec」での購入法
▶ 「MOUMANTAI」、「CLOVE」のスマホ購入法、配達状況の把握法と関税
▶ iPhoneで格安SIMを利用しよう!
▶ iPhoneのAPN設定や構成ユーティリティ、プロファイル作成方法
▶ プロファイルをiPhoneにインストールする方法
▶ Android携帯の格安SIMを設定方法(参考事例、Nexus 5、Xperia)
▶ Android端末のAPN設定方法とNexus 7のSIMの設定方法
▶ 格安SIMでパケット通信量を抑える方法
▶ iPhoneのパケット通信代の節約法①
▶ SIMフリー端末と通信費
格安SIM(MVNO)一覧
▶ DMMmobile(DMMモバイル)
▶ NifMo(ニフモ)
▶ イオンモバイル
▶ b-mobile
▶ BIGLOBEモバイル
▶ DTI SIM
▶ GMOとくとくBB SIM
▶ J:COM MOBILE(ジェイコムモバイル)
▶ LINEモバイル(LINE mobile)
▶ MILEAGE SIM(マイレージシム)
▶ mineo(マイネオ)
▶ NUROMOBILE(ニューロモバイル)
▶ OCNモバイルONE
▶ SkyLinkMobile(スカイリンクモバイル)
▶ U-mobile(ユーモバイル)
▶ UQ mobile
▶ Wonderlink(ワンダーリンク)
▶ Y!mobile(ワイモバイル)
▶ エキサイトモバイル(exciteモバイル)
▶ カシモ
▶ モバイル4G/D
▶ 楽天モバイル
▶ hi-ho(ハイホー)
▶ IIJmio(みおふぉん)
▶ MosimosiiX(もしもシークス)
▶ So-net(ソネット)
▶ TSUTAYA(ツタヤ)のスマホTONE(トーン)
▶ インターリンクLTE SIM