登録日:2016-07-01 00:00:00
格安SIM契約件数が7倍の540万件に!楽天モバイルなど大躍進
格安SIMの契約件数が3年前と比較すると7倍の540万件に達した。調査会社のMM総研は5月15日に2016年3月の契約件数を発表した。MVNOが取り扱う格安SIMが大きく普及し始めている段階に到達したことがうかがえる。
格安SIMの市場が伸びている
★ 楽天モバイルなどの異業種の参入が大躍進
★ そもそも格安SIMって何?
★ 問題点はないの?
★ 2年後には1000万回線を超える?
★ 競争激化する?
★ MVNO業界シェア率
格安SIMは当初通信事業者、主に、プロバイダや大手キャリアの関連企業が、地味に、特に法人向けに販売していたが、インターネットモール大手の楽天や、動画や音楽配信のU-NEXT、レンタルCD、DVDの大手のTSUTAYA、関西電力の子会社が運営するmineoなど、異業種の参入が目立ち、高齢者や若い女性などに利用客層が広がった。
つい最近までは、市場がこれからの黎明期といったところが、今では、顧客獲得の奪い合いという競争が激化し始めている。
2016年3月のMVNOのsimの契約回線数は前年同期と比較すると65%増えた。1年間の純増数は213万回線あり、一昨年の年間契約数153万回線を大きく上回る結果となった。高速通信料が大幅に安いという点で、個人だけではなく、経費のコストカットを進める企業での導入も増大し、右肩上がりの市場になっている。
格安SIMとは、NTTドコモなど大手キャリアと呼ばれている通信事業者などから回線を借りて、安い料金でユーザーにサービス提供を行っている。どれだけ安くなるかと言えば、目安としては、一般的にキャリアで契約されている5GBのプランでは、7千円~8千円の月額料金がかかるが、格安SIMであれば、2千円~3千円程度の月額料金で契約をすることが可能だ。
格安SIMを取り扱う業者は、自前で設備を持たず、仮想移動体通信事業者という意味でMVNO(モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター)と言われている。
まだ、市場としてやっと競争に入ったばかりということもあり、まだ、問題点はある。
1、安定的な高速通信
MVNOは回線を大手キャリアから借りて、サービス提供しているので、回線に限りがありますが、ユーザーからのアクセスの集中が回線の限りに近づくと、利用者が繋がりにくくなるといった問題点がある。mineoなどは、キャリアアグリゲーションと呼ばれる方法で、回避している。利用しようとした回線の帯域にストレスを感じれば、別の帯域でアクセスしようとしたような調整が進んでいる。
2,通話料金
大手のような「かけ放題プラン」は各社の事業努力で実施されている。完全なかけ放題を提供できている、もしもシークスなどのプランもあるが、自社の設備を介すことで一部実現できているが、音声の質は少々落ちる。楽天モバイルなども5分間の通話であれば、通話し放題といったように、自社努力で解決しており、キャリアからの規制緩和を期待したい。
現在、スマートフォンの通信回線の市場のうち格安SIMを利用している人の割合は、7%程度だが、18年3月末には、1170万回線に到達し、現在の倍になると予想されている。従来は、マニア向けの商品だった格安SIMも、イオンがIIJと提携して始めたイオンモバイルの登場や、楽天モバイルのように本田圭佑さんを採用したテレビCMなども大きな火付け役となっている。
また、総務省から実質0円といった販売方式に指導が入り、ドコモ、ソフトバンク、AU離れが加速し、結果として安い料金のMVNOにユーザーが流れているという外部要因もある。
市場は上述の通り、広がっているが、ユーザーが格安SIMに目が行き始めたため、MVNO同士の競争も激化してきた。
楽天モバイルでは、利用者に対して、楽天市場で購入した際に付与される楽天スーパーポイントの付与率を倍にするとか、ヨドバシカメラなどとタッグを組んでいるベンチャー企業のFREETEL(フリーテル)は、スマホ自体も自社開発することで、端末代金込で月額2,980円から利用できるプランを提案している。今後、SNSの大手LINEもLINEモバイルを今年の夏にリリースする予定だ。
格安SIMの市場が伸びている
★ 楽天モバイルなどの異業種の参入が大躍進
★ そもそも格安SIMって何?
★ 問題点はないの?
★ 2年後には1000万回線を超える?
★ 競争激化する?
★ MVNO業界シェア率
★楽天モバイルなどの異業種の参入が大躍進
格安SIMは当初通信事業者、主に、プロバイダや大手キャリアの関連企業が、地味に、特に法人向けに販売していたが、インターネットモール大手の楽天や、動画や音楽配信のU-NEXT、レンタルCD、DVDの大手のTSUTAYA、関西電力の子会社が運営するmineoなど、異業種の参入が目立ち、高齢者や若い女性などに利用客層が広がった。
つい最近までは、市場がこれからの黎明期といったところが、今では、顧客獲得の奪い合いという競争が激化し始めている。
2016年3月のMVNOのsimの契約回線数は前年同期と比較すると65%増えた。1年間の純増数は213万回線あり、一昨年の年間契約数153万回線を大きく上回る結果となった。高速通信料が大幅に安いという点で、個人だけではなく、経費のコストカットを進める企業での導入も増大し、右肩上がりの市場になっている。
★そもそも格安SIMって何?
格安SIMとは、NTTドコモなど大手キャリアと呼ばれている通信事業者などから回線を借りて、安い料金でユーザーにサービス提供を行っている。どれだけ安くなるかと言えば、目安としては、一般的にキャリアで契約されている5GBのプランでは、7千円~8千円の月額料金がかかるが、格安SIMであれば、2千円~3千円程度の月額料金で契約をすることが可能だ。
格安SIMを取り扱う業者は、自前で設備を持たず、仮想移動体通信事業者という意味でMVNO(モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター)と言われている。
★問題点はないの?
まだ、市場としてやっと競争に入ったばかりということもあり、まだ、問題点はある。
1、安定的な高速通信
MVNOは回線を大手キャリアから借りて、サービス提供しているので、回線に限りがありますが、ユーザーからのアクセスの集中が回線の限りに近づくと、利用者が繋がりにくくなるといった問題点がある。mineoなどは、キャリアアグリゲーションと呼ばれる方法で、回避している。利用しようとした回線の帯域にストレスを感じれば、別の帯域でアクセスしようとしたような調整が進んでいる。
2,通話料金
大手のような「かけ放題プラン」は各社の事業努力で実施されている。完全なかけ放題を提供できている、もしもシークスなどのプランもあるが、自社の設備を介すことで一部実現できているが、音声の質は少々落ちる。楽天モバイルなども5分間の通話であれば、通話し放題といったように、自社努力で解決しており、キャリアからの規制緩和を期待したい。
★2年後には1000万回線を超える?
現在、スマートフォンの通信回線の市場のうち格安SIMを利用している人の割合は、7%程度だが、18年3月末には、1170万回線に到達し、現在の倍になると予想されている。従来は、マニア向けの商品だった格安SIMも、イオンがIIJと提携して始めたイオンモバイルの登場や、楽天モバイルのように本田圭佑さんを採用したテレビCMなども大きな火付け役となっている。
また、総務省から実質0円といった販売方式に指導が入り、ドコモ、ソフトバンク、AU離れが加速し、結果として安い料金のMVNOにユーザーが流れているという外部要因もある。
★競争激化する?
市場は上述の通り、広がっているが、ユーザーが格安SIMに目が行き始めたため、MVNO同士の競争も激化してきた。
楽天モバイルでは、利用者に対して、楽天市場で購入した際に付与される楽天スーパーポイントの付与率を倍にするとか、ヨドバシカメラなどとタッグを組んでいるベンチャー企業のFREETEL(フリーテル)は、スマホ自体も自社開発することで、端末代金込で月額2,980円から利用できるプランを提案している。今後、SNSの大手LINEもLINEモバイルを今年の夏にリリースする予定だ。
★MVNO業界シェア率
MVNO | シェア率 | 特長 |
OCNモバイルONE | 20.6% | IP電話050plusをセットした
割安料金プランあり |
IIJmio | 17.2% | イオンやビッグカメラでの展開 |
楽天モバイル | 7.2% | 全国に約60店舗
楽天市場での付与されるポイント2倍 |
U-mobile | 6.5% | 動画や音楽を
割安の定額で見れるサービスをセット |
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▶ 楽天モバイル
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▶ IIJmio(みおふぉん)
▶ MosimosiiX(もしもシークス)
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