コンビニで購入できる格安SIM(プリペイドSIM)

コンビニで購入できる格安SIM(プリペイドSIM)

一般的にスマホで格安SIMを利用するためには、申し込み手続きをしてから料金を支払うためのクレジットカードの登録をする必要があります。携帯電話サービスは後払いが基本ですが、最初に料金を支払う前払い式のプリペイドSIMが存在します。

訪日外国人や一時帰国した日本人で日本国内で携帯電話を使いたい場合や、期間限定で別の電話番号が必要になった時などに利用すると便利です。プリペイドSIMはコンビニ店や空港などで販売されていて、利用期間やパケット量の異なる複数のプランが用意されています。





プリペイドSIMって何?

プリペイドSIMは、利用期間や通信量の上限がある携帯電話用の格安SIMのひとつです。パケット量の上限は料金ごとに数百MB~無制限で、数日~3ヶ月の利用可能期間が決まっています。

あらかじめ音声通話機能の有無やテザリングの可否などが決まっていて、購入後に機能を追加することはできません。

前払い式なので、使いすぎても後から追加料金が請求される心配がありません。データを全部使い切ったり利用期間を過ぎると使えなくなりますが、一部のSIMは追加チャージをすることで引き続き利用することができます。SIMの購入方法ですが、ネット通販サイト・コンビニ店・空港内のショップや自販機・家電量販店、などがあります。

使い方は簡単で、SIMフリーまたはロックを解除したスマートフォンに挿入してAPNを設定するだけです。追加チャージ用のカードも、家電量販店やコンビニ店などで簡単に購入できます。ただしソフトバンクやNTTドコモなどの大手キャリアの回線を使用するので、それぞれの回線で使用するバンドに適合した機種である必要があります。



JAPAN Travel SIM powered by IIJmio

JAPAN Travel SIM powered by IIJmioは訪日外国人や一時帰国する日本人向けのプリペイドSIMで、有効期間は30日または3ヶ月と長めであるという特徴があります。利用可能エリアはIIJmioの格安SIMと同じで、日本全国です。パケット量は1~2GBと少なめですが、必要な分だけ追加チャージをすることが可能です。ただし、SIMの有効期間を延長することはできません。

JAPAN Travel SIM powered by IIJmioのパッケージに入っているブラステルカードにチャージすると、専用アプリを使って050で始まる電話番号を取得すると音声通話も利用できます。利用期間内であれば、音声通話の着信も可能です。JAPAN Travel SIM powered by IIJmioは追加チャージが可能なのでパケット量が多い人にもおすすめで、一時的にネットや音声通話を利用したい時に便利です。


[参考]IIJmioの紹介ページ


「JAPAN Travel SIM powered by IIJmio」のプラン内容

パケット 1GB 2GB
利用可能期間 30日 3か月
通話 可能(ブラステルカード)
販売価格 オープン価格
エリア 日本全国
通信速度 4G(LTE)
(下り最大988Mbps/上り最大75Mbps)

「JAPAN Travel SIM powered by IIJmio」のリチャージ

タイプ IIJmioクーポンカード IIJmioクーポンカード
セレクタブル
500MB 1,500円 -
1GB - 2,300円
2GB 3,000円 -
3GB - 4,100円
5GB - 5,400円


OCNモバイルONE

OCNモバイルONEは後払い式の格安SIMサービスで有名ですが、プリペイドSIM版も販売されています。SIMの利用期間ですが、日数が限定されているタイプと、一定の容量を使い切るまで使用し続けることができるタイプの2種類があります。日数が決められているタイプだと20日間で、1日あたりのパケット量は50MBです。1日あたり50MBをフルに利用すると、合計で約1GBとなります。容量型は、1GBを使い切るまで利用できます。

OCNモバイルONEの利用方法ですが、パッケージを購入してSIMを挿入します。ブラウザを起動すると申し込みページが表示されるので、パッケージに記載されている発信番号と端末製造番号を入力して送信すればOKです。コンビニ店などで追加パッケージを購入して登録すれば、利用期間を延長することが可能です。


OCNモバイルONEのプリペイドSIMプラン内容

パケット 50MB/日 1GB
利用可能期間 20日 3か月
パッケージ代金(税別) 2,800円 3,200円

[参考]OCNモバイルONEの詳細ページ



neuroモバイル

neuroモバイルのプリペイドSIMは、有効期間が10日・30日・60日の3タイプが用意されています。各期間ともデータ容量の上限が決められていますが、10日タイプのみデータ無制限を選ぶことも可能です。無制限プラン以外は追加チャージも可能(1GBあたり2,838円)で、有効期間が60日延長されます。音声通話機能は付いておらず、データ通信サービスのみの利用となります。音声通話を利用したい場合には、LINE Outなどを使う方法があります。neuroモバイルの格安SIM版はNTTドコモ・au・ソフトバンク回線から選択することが可能ですが、プリペイド版はNTTドコモのみです。

neuroモバイルのプリペイドSIMはコンビニでは販売されていませんが、家電量販店・主要駅・空港内に設置されている自販機や、大手ネット通販サイトなどで簡単に購入できます。


neuroモバイルのプリペイドプラン

プラン プラン2G プラン12G
SIMカードタイプ 3in1 SIM
(標準SIM、microSIM、nanoSIM)
速度 制限なし
通信可能期間 30日間 180日間
データ容量 2GB 12GB
価格 オープン価格

neuroモバイルの追加チャージ

- チャージ200M チャージ500M チャージ1G
価格 オープン価格 オープン価格 オープン価格
通信可能期間 30日 30日 60日

neuroモバイルプリペイドプラン対応可能周波数

LTE(Xi®)
  • Band 1(2100MHz)
  • Band 19(800MHz)
  • Band 21(1500MHz)
Band 3(1800MHz)※東名阪限定
3G(FOMA®)
  • Band 1(2100MHz)
  • Band 19(800MHz)

[参考]neuroモバイルの詳細ページへ


楽天モバイル

コンビニで購入することが可能な格安SIMの一つが楽天モバイルの格安SIM型プリペイドSIMになります。楽天モバイルとは、プリペイドカード購入することで利用可能なSIMカードで購入後すぐにネットワーク通信が可能なSIMカードです。通話機能こそ有していませんが、コンビニで課金をするという手法でパケット通信のデータ容量を購入しネットワークにつなげることが可能でスマートフォン端末に差し込むことでプリペイドSIMとして機能します。

楽天モバイルは、短時間だけネットワークを使用するなど一時的にスマートフォン端末などを使用してネット通信をすることに使用するサービスになり、コンビニでプリペイドSIMを購入またはカードに追加で課金することでネットワーク通信を可能とします。


楽天モバイルのプリペイドSIMのプラン内容

データ容量 1GB 2GB
価格(税別) 2,980円 3,980円
有効期間 30日間 90日間
リチャージ(税別)
  • 500MB(30日間)1,500円
  • 1GB(60日間)2,000円
  • 2GB(90日間)3,000円
SIM種別 データ専用SIM
SIMサイズ マルチSIM (標準/マイクロ/nano)
サービスエリア 日本全国(docomoLTE対応エリア)
※出所、楽天モバイル公式サイト「プリペイドSIM」から引用抜粋


BIGLOBEモバイル NINJYA SIM

BIGLOBEモバイルのNINJYA SIMは、面倒な手続きを必要としない格安SIM型プリペイドSIMになります。データー通信の安定性が売りで顧客満足度一位を獲得しているSIMサービスです。

BIGLOBEモバイルのNINJYA SIMは、日本全国どこでも使用することが可能なことを売りとしています。また、BIGLOBEモバイルのNINJYA SIMは、ドコモのスマートフォン端末であればそのまま課金して使用することが可能でSIMロックを解除する必要性が無いという特徴も合わせ持ちます。データ通信の容量プランは、3ギガと7ギガになりお店やWEBで購入することで機器認証することが出来、機器認証を終えて初めて使用することが出来るシステムになります。


BIGLOBEモバイルのNINJYA SIMのプラン内容

データ通信量 3GB 7GB
価格(税別) 4,900円 7,700円
有効期限 30日間
追加チャージ(税別) 2,000円/1GB
SIMサイズ ナノ/マイクロ
SIM種別 データ専用SIM
サービスエリア 日本全国(docomoLTE対応エリア)
※出所、BIGLOBEの法人向けサービス「ビズドット」公式サイト「NINJYA SIM」から引用抜粋


b-mobile

b-mobileはドコモ、またはソフトバンクのネットワーク回線を利用することが出来るプリペイドSIMになります。ドコモやソフトバンクの対応端末で使用することが出来るのがこのb-mobileのSIMカードになり、ドコモの通信網、ソフトバンクの通信網どちらを使用しても通信使用料が変わらないという特徴があります。

また、b-mobileは、利用開始期限内であればどのようなタイミングでも通信を可能とするため、任意のタイミングでSIMカードを使用しネットワークアクセスが可能です。従来は7ギガの通信プランでしたが、増量し10ギガまで容量を引き上げたため、3ギガ分をたっぷりとネットワーク通信を可能とし、使用料も従来の7ギガのプランを10ギガプランに適応しています。


ドコモ、ソフトバンク回線向けのプリペイドSIM

データ通信量 10GB 30GB
価格(税込み) 3,850円 47,300円
有効期限 30日間
追加チャージ(税込み)
  • 10GB×1か月:2,750円
  • 10GB×2か月:5,500円
SIMサイズ
  • ドコモ:マルチカットSIM
  • ソフトバンク:iPhone:nanoSIM
  • iPad:nano/マイクロSIM
SIM種別 データ専用SIM
サービスエリア ソフトバンク、docomo
※出所、b-mobile公式サイト「プリペイド商品」から引用抜粋

日本旅行者向けプリペイドSIM(VISITOR SIM)

データ通信量 5GB 7GB
価格(税別) 1,980円 2,980円
有効期限 10日 21日
追加チャージ(税別) 500円/1GB
SIMサイズ マルチカットSIM
SIM種別 データ専用SIM(Nano、Micro、Standard)
サービスエリア 日本全国(docomoLTE対応エリア)
※出所、b-mobile公式サイト「VISITOR SIM」から引用抜粋


IIJmio/BIC SIM えらべるSIMカード

IIJmioのBIC SIMえらべるSIMカードとは、格安SIMの一つで電話やSNS、データ通信と言った感じにスマートフォンとしての機能を選んで課金することで通信機能を使用することが出来る格安SIM型プリペイドSIMになります。特徴としてはIIJmioのBIC SIMでは、スマートフォンの電話機能をプリペイドにてコンビニで課金することで使用を可能とし、パケット分の電話通信を可能とします。

その他にIIJmioのBIC SIMえらべるSIMカードでは、データ通信も同様に、ネットワーク通信の機能をスマートフォンで使用する場合、課金と言う形でインターネット通信を可能とします。つまり、スマートフォンで使用する機能別に課金することが出来、その機能のみにお金をコンビニ課金することでプリペイドSIMと同じ機能を有するのがこの、IIJmioのSIMカードです。


えらべるSIMカード プリペイドプラン内容

プラン内容  タイプD タイプA
回線 docomo au
通信量 500MB
パッケージ価格(初期費用) 3,000
SIMカード発行手数料 394円 406円

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