クラウドSIMって何?メリットやデメリットは?

クラウドSIMって何?メリットやデメリットは?

格安のSIMが多い中新しいSIMのシステムと言う物が登場し話題になっています。ここでは、格安SIMの仕組みに新しい技術を採用した新世代のクラウドSIMと従来型の格安SIMが異なるということについて説明をします。

その上で、クラウドSIMのメリットやデメリットに触れた上でどのようなことが出来るかも記載をしていきます。その上で、この格安SIMは思わない落とし穴があることについても触れていきたいと思います。





そもそもクラウドSIMとは何か?

クラウドSIMとは、格安SIMの一つでとは、格安SIMの一つで複数の端末を一つのクラウドSIMで管理することが出来るのが最大の特徴です。従来の格安SIMでは、SIMカード一つに対して一つの端末にしか使用権を割り振ることが出来ないでいました。

ですが、クラウド化された新しいクラウドSIMはWi-Fi通信を使用してテザリングすることにより、多数のスマートフォンなどの端末に一度にアクセス権を与えることが出来る端末になるのです。Wi-Fi通信上にて、SIMの情報を上書きすることが出来るために複数の端末からでも同時使用可能な技術がクラウドSIMなのです。つまり、一対一と言うアクセス権しかなかったものを一対複数にすることが可能になったのが、この新しいSIMにシステムになります。



クラウドSIMのメリットは?

クラウドシステムを採用しているため、SIMカードを指し変えることなく他の端末を一つのSIMカードで使用することが可能で、なおかつ国内外でもネット通信を可能とします。これは、渡航先に合わせて無線通信電波をシステムがテザリングし最適な無線通信を可能にすることを指します。

また、日本国内ではクラウド化したSIMを使用するためには、おすすめサービスとしてどんなときもWi-Fiに加入することで大手キャリアの通信回線とテザリングすることが出来、無制限で通信することも可能です。他にも、海外で無線通信を使用する場合、現地に合わせたWi-Fi通信会社と契約する必要がありますが、こちらのクラウドSIMは自動で現地のWi-Fiを選択し繋げるためいちいち契約することなく海外のWi-Fi料金もSIMのカード利用料に含まれているためシステムが自動で料金までを格安にするなどが可能です。



クラウドSIMのデメリットは?

クラウドSIMサービス自体が普及しておらず、また日本で契約するこのSIMサービス自体が海外のWi-Fi通信会社を使用する目的での契約になるため、サービスを提供している会社も少なくこのSIMシステムに対応している端末も少ないのがデメリットです。

つまり、利用できる端末はこのシステムに対応している必要性があるのですが、未だ対応している端末が少ないのがデメリットで今後も新しく端末が普及するかどうかも未知数であるということになります。

また、通信速度は現地により最適な速度になるのですが、各国のWi-Fi事情によっては通信障害が起きる可能性も否定できず通信の安定が困難なエリアもあることです。その場合、通信障害となり新しく通信を確立しますが再度通信障害になることもあるということです。



コロナ対策のテレワーク推進で見えるクラウドSIMの落とし穴

無制限利用可能クラウドSIMサービスとして始まったどんなときもWi-Fiですが、落とし穴があり、おすすめされていた機能である3つの大手キャリアにデザリングしないという問題があります。

これは日本においてスマートフォンなどの通信を大手キャリアが担っているのですが、そのキャリアの提供するWi-Fi通信サービスに繋がらないことが落とし穴なのです。

その為、どんなときもWi-Fiをおすすめとしていたサービスの提供していた会社にも繋がらないことや固定回線のほうが安定しているなど苦情が多く寄せられています。

この症状は現在も続いており、クラウドシステムを搭載しているSIMより従来の格安SIMのほうが良いという意見も多いです。つまり国内において、クラウドシステムを採用したクラウドSIMは本来、通信が無制限であるはずなのに、通信の確率が出来ないという落とし穴があるということになります。

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