格安SIMが圏外に!原因や解決方法を紹介

格安SIMが圏外に!原因や解決方法を紹介

突然使用している格安SIMのスマホが圏外になってしまうと、インターネットは繋がらないし、電話もかけられないので非常に困った状況に陥ってしまいます。もし格安SIMのスマホを仕事用に使用しているなら、その影響は甚大なものになる可能性もあります。

大手キャリアのスマホであっても、時と場合によってはスマホが圏外になることもありますが、格安SIMの場合には、格安SIMだからこそ起こりうる圏外の原因があるのです。





そもそも大手キャリアで通信できる場所は圏外ではない

そもそも格安SIMは、ドコモやauなどの大手キャリアの通信回線を借りて、通信サービスを顧客に提供しているため、大手キャリアの通信回線になんらかの問題が発生した場合には、その影響を直接受けてしまいます。たとえば、ビッグローブモバイルはドコモ回線とau回線のどちらも提供しているのですが、もしドコモで通信障害が発生した場合、ビッグローブモバイルユーザーのなかでもドコモ回線を使用しているユーザーだけがその煽りを受け、圏外になることがあるのです。

実際に2018年に起きたソフトバンクの通信障害の際には、ソフトバンクの回線を使っている格安SIMでも通信障害が起き、軒並みスマホが圏外になりました。使用している格安SIMが圏外のままで使用できなくなってしまったら、その会社が使用している大手キャリアの回線に通信障害が起きていないか確認するのがおすすめです。



MVNOの通信障害

大手キャリアで通信障害が起きていないのに、格安SIMが圏外表示のままで使用できない場合には、格安SIM側で通信障害が起こっている可能性もあります。この可能性が考えられる場合には、使用している格安SIMを提供するビッグローブやマイネオなどのホームページやSNSにアクセスし、通信障害が起きていることを知らせる情報がないか確認しましょう。

前述の大手キャリアの通信障害を確認する際にも使える方法ですが、スマホが圏外のままでモバイル通信が難しい場合、自宅のWi-Fiや街なかのWi-Fiスポットを活用して大手キャリアや格安SIM会社のホームページやSNSにアクセスするのがおすすめです。この方法なら、スマホが圏外になっていても簡単にインターネットにアクセスできます。



端末やSIMカードの故障

スマホが圏外のまま繋がらないのに、大手携帯キャリアからも使用している格安SIMからも通信障害の情報が出ていない場合、スマホ自体の故障か使っているSIMカードの故障が考えられます。格安SIMを使い始めて間もない場合には、SIMカードの初期不良の可能性もあります。

どちらが故障しているかを判断するには、スマホの電源を落としてSIMカードを一度取り出し、別のスマホに挿しかえてみる方法がおすすめです。別のスマホに故障が疑われるSIMカードを挿してみて、そのスマホで圏外表示が出ることなく通信が行えるなら、問題があったのはスマホの方であることがわかります。反対に別のスマホも同じく圏外になるのなら、故障しているのはSIMカードということになるのです。これらの故障が疑われる場合には、格安SIM会社やスマホメーカーのサポートに連絡してみましょう。



iPhone7ではA1779(日本のモデル番号)で圏外トラブルがある

もし格安SIMで使用しているスマホがiPhoneである場合には、Androidとは異なる原因で圏外になるケースもあります。世間一般ではiPhoneが圏外になってしまう現象を「圏外病」と呼んでいます。この圏外病の原因はさまざまなものが考えられるのですが、使用しているiPhoneがiPhone7であった場合には、故障の影響で圏外表示になっている可能性があるのです。

アップルでは、この故障を無料で修理するためのプログラムを提供していて、日本では「A1779」のモデル番号が記載されているiPhone7が対象になっています。iPhone7のモデル番号は本体の背面に印字されていて、ここに「A1779」と記載されている場合には無償修理の対象です。iPhoneを使っていて圏外病に悩まされている方は、自分のスマホがモデル番号「A1779」でないかどうか一度確認してみるのがおすすめです。

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