格安SIM契約者数ランキング

格安SIM契約者数ランキング

月々のスマートホンの利用料金が安く抑えられると話題の格安SIMを出すメーカーが増えています。しかし、聞いたことや興味はあるけれど、本当に安くなるのか不安に感じている方や疑問を持つ方も多いようです。

今回は調査会社のデータをもとに、各社の格安SIMサービス(MVNO)の契約者数や普及率の推移と利用者層をランキング形式で解説します。また、ランキング上位のサービスからおすすめのサービス内容や特徴についても見ていきます。





格安SIM利用者数は全体の約13%

調査会社が15歳から69歳の男女を対象に、メイン利用の携帯電話とスマートフォンの通信事業者を聞いたところ、2019年9月時点で大手キャリアのdocomo・softbank・auの3社を合わせると約78%、MVNOを使用した格安SIMの利用者数は約13%と他9%の結果が出ています。MVNOの利用者は毎年右肩上がりで利用者数が増えており、調査を始めた2014年10月からの推移をみると約12%増加し、1年前の2018年9月と比較すると約2%増加しています。一方で大手キャリア3社の利用者の推移は、1年前と比較して約3%減っており、半年前の2019年3月と比較しても約1%減と、格安SIMが普及率が上昇していることが分かります。



楽天モバイルが25%のシェアでトップ

各社が格安SIMサービスに参入している中で、利用者にメインで利用しているサービスの聞き取り結果をランキングで見ます。すると、上位にあがったのが楽天モバイル・UQモバイル・mineoの3社です。

CMでも有名なUQモバイルとmineoの利用者が約11%に対し、楽天モバイルは約25%と契約者数でトップとなります。その他、OCNモバイルONEとIIJImioが約7%、LINEモバイルとBIGLOBEモバイルが約6%前後、イオンモバイルが約5%にDMMモバイルが約3%、BICSIMとU-mobaileが約1%と続きます。大手ショッピングモールの運営会社としても有名な楽天のブランド力と認知度の高さが、幅広い利用者層に認められている結果ともいえます。



利用者の1/4はデータ専用SIM、3/4が音声通話対応SIM

格安SIMサービス利用者を対象に、メインで利用している格安SIMサービスの契約SIMを聞いたところ、利用者数の1/4がデータ専用SIMを、3/4が音声通話対応SIMを利用しています。この結果から、通話をメインとする年代の利用者層の普及率が高いことがわかります。

日頃、データ通信をあまり使わず、音声通話をメインとする方は格安SIMへの移行をおすすめします。それぞれのSIMの契約者数ランキングをみると、音声通話対応SIMの契約者数は、楽天モバイルが最も高く約30%、mineoとUQモバイルが約12.5%となり、データ専用SIMの契約者数も、トップは楽天モバイルの約15%、OCNモバイルONEが約12%、mineoが約10%と続きます。

利用者数では4位であったOCNモバイルONEが、データ専用SIMの契約者数ではUQモバイルより上位になります。



利用者の約半分はAndroid

格安SIMを利用している利用者の端末は、Androidが約60%、iPhone約40%となります。端末別のランキングをみると、AndroidとiPhone合計で1位は楽天モバイルが約30%で位置し、次いでmineoが約12%とUQモバイルが約11%の結果です。

タブレットでは、Androidの利用者数1位は楽天モバイルが約18%、OCNモバイルONEが約15%とBIGLOBEモバイルが約11%となっています。ipadの利用者数1位は、IIJmioが約19%で位置し、BIGLOBEとOCNモバイルONEが約10%、楽天モバイルは約9%の結果です。これらの結果から、格安SIMへの移行を考えている方は、全ランキングで上位を占めている楽天モバイルの信頼度が高くおすすめと言えます。

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