格安SIMの最低契約期間を知りたい！2年縛り？

ガラケー時代には大手キャリアと契約を結ぶ必要がありましたが、各社とも契約期間が定められていました。大手キャリアの契約期間は1～2年で、解約月以外に契約を解除すると違約金が請求される仕組みです。以前はほとんどの格安SIMでも最低利用期間が定められていて、契約期間内に解約すると違約金が発生しました。最近は格安SIMや格安スマホの中には契約期間が短いものや最低利用期間なしのプランも登場しているので、いつでも自由に解約して別の会社に乗り換えることができるようになりました。

大手キャリアでは長期間にわたり携帯電話を使い続けると割引が適用されるプランがあり、途中で解約すると違約金が発生する契約があります。この割引制度はガラケーの時代から続いており、2年間に設定されるケースがほとんどでした。割引料金が適用されるための契約期間は自動的に更新されてしまうので、違約金不要で解約ができるのは更新月と前後の1ヶ月間に限られます。 格安スマホの場合は最初から割引制度が適用されるかわりに、新規に申し込みをすると自動的に契約期間が発生する仕組みになっています。ただし格安スマホ・格安SIMの契約期間は最初の半年～3年間だけで、以後はいつでも自由に他社への乗り換えができます。格安スマホ・格安SIMでは新規に申し込みをしてから契約期間が満了するまでの間に解約をすると違約金が発生することから、縛り期間などと呼ばれることもあります。

音声通話無しのデータ通信専用プランであれば、契約期間(縛り期間)が設けられていないケースが多いようです。主要22社のデータ通信専用ブランで契約期間が定められているのは、DMM mobile・Fiimo・Y!mobile・DTI SIM・TONEモバイルの4社だけです。

それでもDMM mobileとFiimoの2社は縛り期間が1ヶ月間なので、実質的に契約期間なしとみなせるかもしれません。格安SIMのデータ通信専用プランの多くは最低利用期間無しまたは1ヶ月間と短いので、試しに短期間だけ利用してみるといった使い方ができるでしょう。データ通信専用は電話番号がありませんが、音声通話プランと比較すると自由に契約が解除できる場合が多いです。ただしY!mobileは縛り期間が36ヶ月で解約手数料が高額(1万260円)なので、申し込みをする場合は注意が必要です。

音声通話対応SIMの多くは契約期間が定められているので、解約する場合は違約金に注意が必要です。ただし格安SIMは、大手キャリアと比較すると契約期間が短い場合が多いようです。格安SIMで契約期間中に解約する場合は、利用期間や利用プランの内容ごとに違約金の金額が細かく決められているケースがあります。

例えばBIGLOBEモバイルで「スマホまる得プラン」を契約すると2年間の縛り期間があり、違約金は6,480円です。もしも1年以内にBIGLOBEモバイルを解約すると音声通話プランの解除料の8,640円が加算されてしまうので、合計で1万5,120円もの違約金が請求されます。BIGLOBEモバイル以外にも契約期間に応じて解約金が加算される場合があるので、他社への乗り換えをする際は注意しましょう。ちなみにmineoは契約期間なしですが、1年以内に他社に乗り換えをするとMNP転出手数料で1万2,420円が必要になります。mineoの回線をメインで使用する際は実質的に1年間の最低利用期間があるのと同じなので、要注意です。

最近は一部の格安スマホ(音声通話対応SIM)で、契約期間無しのプランが登場しています。契約期間無しのプランに申し込みをすると最低利用期間無しとなるので、いつでも自由に解約して他社に乗り換えることができます。楽天モバイルのUN-LIMITは、契約期間無しで利用できる格安SIMのひとつです。契約期間なしの楽天UN-LIMITは最低利用期間無しなので、気軽に申し込みができるでしょう。

ただし、楽天モバイルでも最低利用期間ありの他のプランからUN-LIMITに変更する場合は、契約期間無しとはならないので要注意です。 最近は楽天モバイル以外の携帯電話会社でも、契約期間なしの格安SIMのプランが登場しています。2019年10月1日以降にY!mobileのスマホプランに新規に契約する場合は、最低利用期間なしで利用できます。これからスマホの乗り換えをお考えの方は月額料金と契約期間の両方を比較するようにして、短期間で解約する可能性がある場合は最低利用期間なしのプランを選ぶようにしましょう。

大手の格安SIM提供事業者の公式サイトより、各社の最低利用期間、つまり契約の縛り期間及び、それにまつわる違約金を参照しています。細かい条件などは、公式サイトをご確認ください。