格安SIM通話品質ランキング

格安SIM通話品質ランキング
 一般的に格安SIMを選ぶ基準はデータ通信量と料金に目が行きます。最近では競争が激しくなり、通話品質についても選択の基準の一つになって来ています。その際に通話品質は問題ないのか?という点も心配になってきます。
 料金が安い分、何処かに3大キャリアと比較して悪い部分もあると思われています。
ランキングから何故その格安SIMが選ばれているのかを検証しながら、どれが自分に合ったキャリアなのかを検討する題材になればとかんがえています。
 ここでは、格安SIMの通話の音質にスポットを当てて、MVNOサービス(格安SIM)のキャリアとプランを紹介していきます。




1位はワイモバイル、UQモバイルのかけ放題プラン

 UQモバイルはauの子会社であるので、通信回線という面では安心です。通話品質も問題ありません。ワイモバイルと同様に親会社の通信回線を利用した通常の音声通話なので、AU回線の品質と比較しても、なんら変わる部分はありません。
 10分かけ放題の通話定額プランであれば、通常の要件での通話では十分です。他の格安SIMの多くは5分、3分定額です。10分を提供してる会社は少なく、それだけあれば、長電話でない限り十分といえます。
 通話品室、料金、親会社を考えると安心感が違います。そういった材料も手伝って、ランキング1位の格安SIMとして選ばれていると考えます
 本格的に3大キャリアを出て、格安SIMをメインに乗り換えるのであれば、UQモバイルは十分選択に値する会社と言えると思います。
MVNO通話定額プラン比較(音声回線)
パケット量 ワイモバイル UQmobile 楽天モバイル
3GB 1,480円/月 1,480円 1,480円(2GB)
9GB 2,280円/月 2,480円 2,480円(6GB)
21GB 3980円/月 4,480円 4,480円(14GB)
5,480円(24GB)
無料通話 国内10分以内
何回かけても無料
国内5分以内
何回かけても無料
(おしゃべりプラン)
国内10分以内
何回かけても無料
※楽天モバイル、ワイモバイルのプランは契約後2年間の料金になります。
※UQmobileのプランは契約後1年間の料金になります


2位はプレフィックスプランで安いb-mobile、IIJmio、U-mobile

 2位に選ばれた理由は料金設定です。通常、通話定額プランはどうしても1,000円前後のプランが多くなります。そこを工夫して500円に抑えているところがランキングの上位に選ばれた理由だと考えられます。
 ただ「プレフィックス方式」を採用している為、通常の音声通話と比較した場合は通話品質は悪いと言わざるを得ません。しかし、それは「比較」してと言う意味であって、通常通話する分には聞き取れないなどの問題が発生するレベルではないです。
 慣れてしまえば、その事すら忘れるレベルの通話品質ですので、実使用上は問題はありません。
 そこまでの品質を求めないのであれば「プレフィックス方式」を選ぶのはありです。その結果としてランキングが上位に位置してるんだと言えます。
MVNO U-mobile IIJmio b-mobile
専用アプリ U-CALL みおふぉんダイアル b-mobile 電話
通話料 10円/30秒 月830円/10分以内かけ放題 月500円/5分かけ放題
月600円/3分以内かけ放題
上限時間超過した場合、10円/30秒


3位は800円代で10分通話し放題のプレフィックスプラン

 データ通信では各社差が開かなくなってる昨今、通話定額プランの提供レベルが人気の分かれ目になってきました。「プレフィックス方式」は通常の音声回線と比較すると通話品質は悪いかもしれません。しかし、実使用上は問題ないレベルなので多くの人がこのプランを選択していると考えます。
 そこまでの通話品質よりも、料金と通話時間で選ぶと非常にバランスが取れたプランと言えます。
 3位が激戦になってるのは、この辺りが各社が頑張れるギリギリのところなのです。後の決め手は個人との関わり具合かと思います。LINEミュージックの利用を考えているのであれば、LINEモバイルを選べば良いです。楽天ポイントを貯めたいのであれば楽天モバイルを選択するのが良いです。
 このあたりは個人の運用上の相性で選んでもらえるとよいです。
MVNO 楽天モバイル LINEモバイル イオンモバイル
アプリ 楽天でんわ いつでもでんわ イオンでんわ
月額 850円 880円 850円
かけ放題上限 10分以内
超過後 10円/30秒


番外編月額1500円のイオンモバイルの050かけ放題

 格安SIMでかつ10分以上の通話を「かけ放題」出来るプランは少ないです。またそれを実現出来てるのは050で始まる「IP電話」方式になります。
 「IP電話」方式はランキング上位の方式と比較すると音声品質は悪いと言わざる得ません。しかし、全然通話が出来ないレベルではなく、ちゃんと通話相手の言葉も理解できます。データ通信の回線を利用するため、場所、時間帯によっては接続が安定しなかったり、繋がりにくいと言うことはあります。
 自宅とか電波の安定したとこであれば問題ないとおもいます。
 格安SIMで長電話したいという方はこのプランを選ぶのも手だと思います。
 残念ながら「かけ放題」プランを提供してる会社は少ないのが現状です。そういう意味では選択の価値はあると思います。
MVNO イオンモバイル
オプション名 050かけ放題
特長 データ通信プランで利用可能
デメリット 050から始まる新しい番号での通話になる
月額 1,500円
備考 上限設定なく、通話し放題

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