郵便局で格安スマホの取り扱い開始(IIJとのコラボ)

郵便局で格安スマホの取り扱い開始(IIJとのコラボ)
 日本郵政グループにある郵便局が、格安SIMに参入する。格安SIMを提供するMVNOの中で大手のインターネットイニシアティブ(IIJ)と手を組んで今年8月から展開を開始する。現在、リリースされている内容から、郵便局で扱うSIMやスマホに関して紹介していきます。


郵便局で格安スマホってどんな内容なの?
どうやって販売するの?
どういった商品が想定されるの?


どうやって販売するの?

 今回の日本郵政のリリース内容は、今年の8月から全国の郵便局で格安SIMやSIMフリーのスマホを紹介していく、販売していくといった内容だが、特に、郵便局の店頭での販売は今回のリリースには入っていない、まずは、郵便局内に置かれているカタログから申し込めるようにして、宅配便である「ゆうパック」を利用して、申し込んだSIMカードやセットのスマホが送られてくるという仕組みになっている。
 店頭でのカタログのみならず、パンフレットやガイドを各家庭のポストなどに投函するなど、郵便局ならではのアプローチで一般家庭の主婦用や高齢者向けに販売していく予定とのことです。

 また、今回の郵便局のリリース内容は、日本郵政が電気通信事業者として届け出を行い販売するものではなく、IIJのスマホやSIMを取り次ぐといった、代理店的な立ち位置でリリースするものとなる。
 ですので、カタログを見て応募する際の受付のコールセンターやアフターサポートはIIJ側で行うものとなります。


★どういった商品が想定されるの?

 現在取り扱う予定のプランは、月額料金2980円(税別)で毎月3ギガバイトの高速通信を利用できるプランになる。大手キャリアと比較するとかなり安い料金での提供と言える。例えば、同じ月3ギガバイトの料金体系で実施しているauでは、3ギガバイトの場合、月4,536円(税別)と月額が1500円ほど開きがある。ドコモやソフトバンクと比較すると、各社3ギガバイトが無いので、2ギガバイトと比較するが、ドコモの2ギガバイトのプランは、月額3,780円(税別)で、ソフトバンクも同様の月額料金になっている。ですので、ドコモやソフトバンクと比較すると、約700円安くしかも1ギガバイト多いという事になり、いずれにしても安い料金であることは間違いない。
 また、安いからと言って通信の質が悪いかと言えば、今回の郵便局に通信を提供しているIIJは、ドコモのクロッシィやFOMAの回線を利用しているので、日本全国広範囲にわたって高速通信を安心して利用できるという事になる。
【キャリア簡易比較】

キャリア

高速通信量/月

月額

郵便局

3GB

2,980円

ドコモ

2GB

3,780円

au

3GB

4,536円

ソフトバンク

2GB

3,780円


 また、セットプランとして用意された格安スマホですが、HUAWEI製のHUAWEI GR5で、価格は一括購入プランで32,800円、24回支払いの分割払いでの購入の場合、月額1,400円です。ですので、通信が月額2980円なので、合計4380円の月額でスマホが利用できるようになる。
 HUWAEI社は、日本ではあまり聞きなれないかもしれませんが、世界的にはスマホのシェア第3位のメーカーで、当該端末「HUAWEI GR5」は、オクタコアのCPUで2GBのROMを搭載しており、同時処理などに優れており、ゲームや動画を楽しみたい人向けのスペックと言えます。また、テザリングは最大8台、カメラはフロントカメラが1300万画素、自撮り用のインカメラが500万画素、ストレージは16GBで、microSDカードを利用すれば最大128GB、気になるバッテリーは1日程度の普段使いは全然耐えられる3000mAhの大容量バッテリーとなっています。ロック解除などは指紋認証でも対応しています。格安スマホという割には意外と、ハイエンドモデルです。3万円台で手に入るスマホと考えると、従来の大手キャリアからリリースされているスマホと比較しても、費用対効果の高さを感じます。
 8月にどういったラインナップで登場するか郵便局のスマホ情報から目が離せませんね。

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