登録日:2015-12-19 12:00:00
SIMフリーVAIO登場!「VAIO S11」
12月9日のVAIO株式会社のリリース内容は驚きでした。SONYから分社独立した国産おしゃれパソコンの代名詞「VAIO」からSIMフリーモデルが登場します。しかもスペックもハイエンドモデルの「VAIO Z」の内容を継承します。
ちなみに、SIMフリー対応のモデルLTEモデルという名称になっていますが、ベーシックモデルで、124,800円(税抜)になっています。ここに色々機能やソフトを入れていくので、実質16万円~25万円程度になると思われますので、価格もVAIOですね。
ではでは、そんなSIMフリーVAIO「VAIO S11」のお勧めポイントなどをリリース情報を元に分析していきます。
◆そもそもパソコンにSIMフリー?
当たり前ですが、今までのノートパソコンは、外で通信する際には、ルーターを持ち運ぶ必要がありました。ですので、使う前に、ルーターをフル充電しておく必要がありました。パソコンの充電が持っていても、ルーターの充電がダメになれば、当たり前ですが、通信が出来なくなります。
そこで、登場したのが、この「VAIO S11」のLTEモデルであれば、格安SIMと言われるMVNOが用意しているSIMカードを挿しこんで、通信をすることが出来ます。ルーターはもう必要ありません。これだけでも魅力に感じる人は少なくないのではないでしょうか?
ちなみに、注意点ですが、利用できるSIMはドコモの回線だけなので、ドコモの回線を利用してサービス提供しているMVNOのSIMでなければなりません。
また、差し込めるSIMカードのサイズは、micro SIMになります。
◆繋がりやすさの追求
SIMカードを挿しこんで通信ができるパソコンである事は上述の項でご理解いただけたかと思いますが、実際繋がらなければ意味が無いですよね。良くありがちな問題です。
ノートパソコンはそもそもWi-Fi環境に置いて、Wi-Fiの電波を拾ってきます。いい事であり、大事な事ですが、その為に、ルーターから発する通信を邪魔することがしばしばあります。「なぜ、このパソコンはWi-Fiの通信を拾いにくいんだろう。」とか、「ルーターが電波を拾いにくい」といったような、自分で自分の首を絞めるような通信状態に陥ることがありますが、今回の「VAIO S11」のLTEモデルでは解決しているので、安心です。
また、繋がりやすさと言う意味では、SDカード、USB3.1Type-C、アナログRGB出力端子、有線LAN、USB3.0を接続することが出来きるという薄型パソコンにできる最大のコネクションを持っています。ただし、今回からHDMIが無くなってしまった事が唯一気になります。
とは言え、ここで記載した今後のスタンダード次世代USBと言われているUSB Type-Cに対応していることは大きいです。ドッキングステーションを購入すれば、4Kテレビや、キーボード、マウス、有線LANともドッキングステーションを介して繋がることが出来き、更に、高速HDDとも連動すれば、デスクトップ並み拡張マシンを一気につけられるので、ハードディスクの少ないモデルで購入しても、持ち歩いている際には、それほどの負荷をパソコンに与えるような動作はしない、自宅で思いっきり使うといった人には、充実したパソコンライフを満喫することが出来るでしょう。
◆繋がるだけ?いえいえ、ハイエンド「VAIO Z」を継承
繋がる事や、通信にばかりスポットを当てた内容を記載していましたが、パソコン単体としても、かなりハイスペックに仕上がっています。VAIOのハイエンドモデルの「VAIO Z」の流れをくむモデルという事でかなりハイスペックです。Core i7も選べます。ハイスピード処理の第二世代SSDも搭載されており、従来のSSDよりも3.7倍のスピードになります。HDDと比較すると17倍の速度を実現しています。ファイルをコピーしたり、excelも複数も立ち上げて処理している人などには、この上ない端末と言えるかもしれません。
しかも、長時間バッテリーも売りにしており、LET接続時で8時間、通常操作で11時間から15時間も持ちます。こう考えると、費用対効果で考えると安い端末と言えるかもしれません。
◆唯一残念な点
色が選べない、LTEモデルは現在、ブラックしか選択できません。おしゃれパソコンVAIOなのに、なぜ1色なのでしょうか。
◆VAIOオリジナルLTEデータ通信SIM
ちなみに、セットプランではないですが、NTTコミュニケーションズが運営しているMVNO「 OCNモバイルONE 」では、「VAIOオリジナルLTEデータ通信SIM」をリリースしており、プリペイドSIMになっており、3種類をリリースしています。
手間なし1年間プラン | 手間なし2年間プラン | 手間なし3年間プラン | |
期間 | 1年間 | 2年間 | 3年間 |
通信量 | 32GB | 64GB | 128GB |
価格 | 1万1800円 | 2万800円 | 2万9800円 |
SIM単体価格 | 1万3800円 | 2万2800円 | 3万2800円 |
また、高速通信と低速通信を選べるツールの提供もあるので、用途に応じて、LTEを利用するか選ぶことが出来るのもポイントと言えます。
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