「DTI SIM」5GB、10GB業界最安値!通話プランもリリース

「DTI SIM」5GB、10GB業界最安値!通話プランもリリース

 まだ、MVNOサービスを始めたばかりのドリーム・トレイン・インターネットが提供する格安SIMサービス「DTI SIM」は、通信専用のSIMカードの提供しかできていなかったが、今回のリリース情報は無視できない。
 月5GBのプランと月10GBのプランが業界最安値という内容と、通話SIMに対応したということだ。
 ここで、具体的に、このDTI SIMのサービス内容を見ていきたい。


◆サービス内容自体は一般的なMVNO

 通信回線はドコモの回線を利用しているので、世間一般的に言ういわゆる繋がる範囲と言う意味で日本全国のカバー率に関しては、問題ない。
 また、通話SIMが今回リリースされたことにより、電話番号を引き継ぐ、ナンバーポータビリティ(MNP)もできるようになりました。
 国際電話、国際ローミングもできますし、転送電話や、留守番電話、キャッチホンは無料でオプション選択できるようになっています。
 また、契約の縛り期間ですが、ドコモなどの大手キャリアは、24か月の2年縛りがあることはご存じだと思いますが、「DTI SIM」は、半分の12ヶ月、つまり1年縛りになります。期間内の解約は、手数料として9,800円かかりますので、注意が必要です。


◆意外と繋がりやすいMVNOかも知れません

 格安SIMはドコモの回線を使っているから、繋がりやすいのでは?と考えている人も少なくないですが、同時に、MVNOが公式発表している通信速度に至らず、通信にストレスを感じていると言った人も少なくないのではないでしょうか?
 これは、何故起こるかというと、ドコモのネットワークだから大丈夫、つながる。といった事は関係なく、つながるかどうかは、そのMVNOがドコモなどのキャリアから提供されているデータ通信の回線数に依存します。
 回線の数が多ければ、多いほど良いのですが、一番重要なのが、ユーザー数との比率です。幾ら回線数が多くても、その回線数に近い、又は、それ以上のユーザーがいれば、回線はいわば、パンクに近い状態になり、通信速度が制限されて遅くなったり、最悪つながりにくくなってしまうと言った訳です。
 ただし、このユーザー数が多いとか少ないとか、どの位のユーザーがそのMVNOにいて、キャリアから提供されている回線数がどの位なのかは、公表されているMVNOは今のところいません。
 では、冒頭でお伝えした「DTI SIM」は、繋がりやすいかもしれない。といった表現を用いた理由をお伝えすると、あくまで可能性でしかありませんが、まずは、MVNOとしてサービスを開始したばかりである事。また、サービス開始のタイミングでは、通信SIMだけで、通話SIMが発売されていないという事で、ユーザー数がかなり少ない事が想定されるので、通信回線の余裕はかなりあると思われる空です。
 ただし、今回業界最安値の5GBと9GBのプランをリリースしたので、長期に渡って、繋がりやすいとは言い切れませんが、最低利用期間が12ヶ月なので、選択肢に入れてもいいかなぁと感じました。


料金表

 SIMカードは、3種類、標準、micro、nano、といったように全てのSIMが揃っています。また、高速通信が月間でオーバーしてしまった際の追加ですが、500MBで380円、1GBで600円で追加が可能です。
 初期費用などは、他社MVNOと同じく3,000円の事務手数料が必要です。通話も他社同様で20円/30秒です。SMSは国内であれば、全角70文字以内であれば、1通3円で文字数に併せて134文字で6円といった具合の従量制になっており、最大670文字以内で30円となっています。
 プラン変更をされる際は、事務手数料が3,000円ですので、プラン選びは慎重になさると良いでしょう。

高速データ通信量 データSIM SMS付き 音声SIM
1GB 600円 750円 1,200円
5GB 1,220円 1,370円 1,920円
10GB 2,200円 2,350円 2,900円

 DTI SIMの公式サイトからお申し込み後、基本、翌日には、SIMカードが手元に届きます。SIMロックフリーのスマートフォンの準備は事前に済ませておきましょう。

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