登録日:2021-01-27 15:22:00
災害時でも格安SIMは使えるのか?問題点やデメリットは何か?
格安SIMは今では多くの方が利用するスマートフォンとなりました。それまでは大手が権限を持っていたスマートフォンも政府の方針などから、格安にするようにという指示などが出されたことは、ニュースなどからも記憶に新しいです。実際に格安SIMほどの値段にするようにと、政府からの指示が出されている強い大手も多く見受けられるようになりました。
今では、大手こそが強い系統のスマートフォン会社という認識がありましたが、時代の移り変わりにより格安SIMを選択する方々が増加されています。今では格安SIMも料金的にも強い系統、と認識が変わりつつあります。
通信速度が遅くなる可能性、通話制限がかかる可能性有
災害時において、格安SIMの場合には大手よりも緊急速報などの連絡が遅れたり、通信速度が遅くなるのではないか、という懸念が多くあります。これは実際に掲示板などに関してはデメリットが一定で存在しております。
ただし掲示板、緊急速報の掲示板が使用できないなどは、会社によっても異なっており格安だから緊急速報に大きなデメリットがあるというわけではありません。
実際に通信速度が遅くなる可能性はありますが、これは実は大手でも同じことであり、災害時になぜ通信速度が遅くなるのか、に関しましては通話制限などがかかる可能性が大きいためです。
基本的に災害時には、多くの方が家族や友人の安否確認をされるために大変な通信量が莫大、通常時の何倍以上にも膨れ上がります。そのため東日本大震災で実際に起きたものがこのような通話制限などの対応です。
災害用伝言版が利用できない
格安SIMの場合には、災害用伝言板が使えないという点がデメリットとしてあげられます。格安SIMでない場合の大手携帯会社に関しましては、この伝言板を使用することは可能です。
ただし、格安SIMにはこのようなサービスがないため、その点がかなり不安に思う方が多いのは現状で存在しております。しかし解決策としてあるものは、ラインなどを使用した安否確認です。ラインそのものは、多くの方が使用しておりスマホユーザーであれば、ほとんどの方が利用されているであろうサービスとなっております。
こちらのラインサービスを使用すれば、災害時の安否確認などは可能です。またフェイスブックなどを利用して安否確認が可能、という点もあります。昨今ではツイッターでも同様のサービスが開始されております。なお、ワイモバイルに関しましてはワイモバイルの専用サイトに記載がありますように、災害用伝言板は使用が可能になっております。この点は緊急通報などと比較しても、大きなメリットです。
緊急地震速報のアラートが鳴らない可能性
緊急地震速報のアラートが鳴らないかもしれない、という懸念の点が、格安SIMに切り替える点で悩みどころになる方も多いようです。ただこちらは可能性として鳴らない、というものであり、お使いの機種によっては鳴るものです。
例えばアイフォンなどは緊急地震速報のアラートが鳴るとされており、格安だから、と言った理由で鳴らないというものではありません。アイフォンは鳴るとされているため、その点は問題ないとされております。
また、ワイモバイルなどに関しましては、格安SIMであっても災害用伝言版が使えるというメリットがあります。
格安だから緊急時に困る、というよりも比較するとアイフォンかまたはそれ以外の機種であるのか、の方が比較対象になっております。
熊本震災時に通信無料提供実績のある格安SIM一覧
MVNO | 内容 |
---|---|
IIJmio |
|
mineo |
|
OCNモバイルONE | 5GBのデータ容量を無償提供 |
イオンモバイル | 2GBのデータ容量を無償提供 |
UQmobile | チャージしたデータ通信容量の料金の割引 |
震災時などには、緊急通報など多くの情報が必要になってきます。そのため多くの情報が飛び交うため、通常よりも比較出来ないほどかなりの量のデータが飛び交います。そのような中で、緊急通報などが必要な際に、色々なメリットを提供している格安SIMがこのようになっております。「インターネットイニシアチブ」「ケイ・オプティコム」「OCNモバイルONE」これらは、災害時の際にデータ容量を無償提供していた実績があります。
また、昨今ではよく名前が挙がる「イオンモバイル」も同様にデータの無料提供などを行っていました。こちらはイオン系列のお店で有名なスマホであり、馴染みがある方も多いタイプです。「UQコミュニケーションズ」はデータの無償提供ではなく、割引を行ったことで有名なスマホ系であります。これらの格安SIMはこのように災害時に合わせて、何かしらの提供を行ったという実績があります。
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