無制限の通話定額のプランがある格安SIM(MVNO)比較

無制限の通話定額のプランがある格安SIM(MVNO)比較
 格安SIMの通話定額プランの形態は様々なものがあり、その特徴を理解して効果的に利用することで十分に電話代を節約できるものが多くなっています。
 一定時間内であれば何度でも様々な所との通話が無料になるもののほか、一定の料金を支払うことで時間無制限の通話をすることができるプランも用意されているのです。
 またこれらのプランはアプリ不要であることが多いのも1つのメリットで、気軽に電話をかけるだけでその料金が割安となることも多いため、効果的に利用することができるのが多いのも特長です。





3分かけ放題プランのあるMVNO

 通話回数は多いものの、ほとんど短時間で用件のみで終わってしまうような電話利用をしている人、例えば、外回りの営業マンの報告専用の電話であったり、飲食店の受発注用の電話、子供に渡す塾通いや学校終わり、遊び終わりの報告用の電話などであれば、この3分かけ放題の通話プランがオススメと言える。電話回線を利用しているので、音声通話の質は問題が無く、電話番号もそのまま利用できる。
 ただし、各MVNOの専用アプリを利用する必要がある点は留意ポイントです。間違って、デフォルトでスマホに搭載されている通話のアプリで電話すると、通常の料金が発生してしまいます。また、3分を超過した場合、超過分は通常の従量制になってしまうので、注意が必要です。

3分かけ放題プランMVNO比較

MVNO名 IIJmio BIGLOBEでんわ
プラン名 IIJmio通話定額オプション BIGLOBEでんわ3分かけ放題
月額(税別) 600円 600円
アプリ名 みおふぉん
ダイアルアプリ
BIGLOBE
でんわアプリ
3分超過時 30秒10円 30秒9円


10分かけ放題プランのあるMVNO

 格安SIMの中には、基本サービスの中に一定時間の通話が無料になると言うプランが含まれていることが少なくありません。その中でも最も多いのが10分かけ放題プランです。これはそのほとんどがスマートフォンを利用する場合のパケット定額プランの中に含まれていることが多く、1通話あたり10分以内であれば、どこにかけても電話料金がかからないと言うことがポイントとなっています。
 これは短い通話を数多く利用する人に非常に適しており、ビジネスの利用でも非常に重宝しているものとなっていることから、企業で契約すると言うことも実は非常に増えているものです。通常の通話定額プランはオプション料金を払う必要がありますが、このサービスはほとんどの格安SIMの中で基本プランの中に含まれており、自由に利用できるものが多いのが特長です。

10分かけ放題プランMVNO比較

MVNO名 イオンモバイル IIJmio
(みおふぉん)
BIGLOBEでんわ 楽天モバイル nuro
モバイル
NifMo DMM mobile mineo LINE
モバイル
DTI SIM OCNモバイルONE
プラン名 イオンでんわ
10分かけ放題
IIJmio通話定額
オプション
10分かけ放題 スーパーホーダイ
(2GBパケット込)
10分かけ放題 NifMo
10分かけ放題
10分かけ放題 mineoでんわ
10分かけ放題
10分かけ放題 おとくコール10 10分かけ放題
月額(税別) 月額850円 月額830円 月額830円 月額1,480円 月額800円 月額830円 月額850円 月額850円 月額880円 月額820円 月額850円
アプリ名 イオン電話アプリ みおふぉん
ダイアルアプリ
BIGLOBE
でんわアプリ
楽天でんわ
アプリ
nuro
モバイルでんわ
NifMo半額
ダイヤルアプリ
DMMトーク mineoでんわ いつでも電話 おとくコール OCNでんわ
10分超過時 30秒10円 30秒10円 30秒9円 30秒10円 30秒10円 30秒10円 30秒10円 30秒10円 30秒10円 30秒10円 30秒10円
 月額料金だけで見てみるとnuroモバイルが月額800円(税別)で最安値となります。また、10分超過分の最安値は、BIGLOBEでんわが30秒9円です。


60歳以上完全無料!ワイモバイルのスーパーだれとでも定額

 ワイモバイルではスーパーだれとでも定額と言う無料通話プランが用意されており、データ通信プランと組み合わせることで非常に効率的に利用することができるようになっています。さらに魅力的なのは同じサービスが 契約者が60歳以上であれば料金が完全無料となることです。
 60歳未満の場合には基本料金が発生するスーパーだれとでも定額ですが、60歳以上であれば無料で利用できることから、高齢者に非常に優しいプランとなっています。高齢者はメールやデータ通信を利用することが少なく、電話を利用する傾向が高いことから、通話量が増えがちで、さらに1通話の時間が長くなりがちな傾向にあり、10分では短いことが多いため、この無制限の通話定額プランは非常に便利なものとなっているのです。
 また、 ワイモバイルのスマホプランは1回10分以内の国内通話料が全て無料になっています。超過分がただし注意すべきは見せ方が上手と言う点で、ワイモバイルのプランは通信量などコミコミになっており、非常にわかりにくいです。ワンキュッパ割りという誰でも対象になる割引と、自宅のインターネット回線をワイモバイルの光にすることで得られるおうち光セットをコミコミにした料金など、見せ方が秀逸ですね。


UQモバイルは5分かけ放題プランと最大180分定額のぴったりプラン

 UQモバイルは他の格安SIMとは異なり、データ通信のプランを安く設定している傾向があります。そのため近年では通信価格を安くするためにUQモバイルを選ぶ人が増えていますが、通話無料のプランは5分かけ放題と言う、他の格安SIMに比べて通話可能時間が短くなっている点に注意が必要です。
 しかし、それ以上に通話をすることが多いと言う人に対して、 1か月の合計の通話時間が最大180分以内であれば基本料金だけで無料で利用できるぴったりプランも用意されており、自分の使い方に合わせて選ぶことができます。1通話あたり180分以内と言う長時間アプリ不要で話すことができるほか、データ使用料の安さも格安SIMの中では最安値の水準となっているので、安心して利用できるものとなっているのが特長です。
 また、おしゃべりプランにすると、 1回5分以内の国内通話料が全て無料になっています。 5分を超えると30秒20円となり、一般的な料金になるのでご注意ください。また、ワイモバイルのスマホプラン同様、通信プランと組み合わされており、通話料が無料とありますが、通信の料金に含まれているのでは?と思えるような料金設計になっていますので、無料と言う言葉だけで判断しない方が良いでしょう。

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