通話重視の格安スマホ選びならNifMoの「NifMo でんわ」がおすすめ?

通話重視の格安スマホ選びならNifMoの「NifMo でんわ」がおすすめ?
 格安スマホを提供しているMVNO各社のプランでは、パケット高速通信の料金は非常に安価に抑えられていますが、通話に関してのメリットは中々、各社苦戦しています。そんな中、ニフティーが提供しているMVNOサービス「NifMo(ニフモ)」の「NifMo でんわ」から通話し放題などお得なメニューが出てきました。


「NifMoでんわ」ってどうなの?
MVNOの通話プランって一般的にどういった料金体系?
「NifMoでんわ」の料金プラン(通話し放題プラン)
「NifMoでんわ」のデメリット


★MVNOの通話プランって一般的にどういった料金体系?

 現在、100社以上のMVNOサービス、格安SIMサービスが存在します。いずれも、SIMは2種類ないし、3種類ありまして、電話回線を利用できる音声通話対応SIMと、電話回線が無い、インターネット回線のみのデータ通信SIM、SMSを利用できるデータ通信プランの3種類です。
 基本的な音声通話は、音声通話対応SIMで通話するタイプで20円/30秒のプランが一般的です。大手キャリアの通話プランの基本的な通話の料金体系と同じです。
 各社、ユーザーの獲得競争が激化してきており、現在、MVNOの中で自社で通信設備を持っているところや、そういう施設を持っているMVNOからOEMで実施しているケースがありますが、半額の10円/30秒で通話ができるサービスやMVNOの自社アプリなどを提供している会社もありますが、いずれも、大手キャリアのような「カケホーダイ」といったような通話し放題プランが無いのが現状です。
 また、skypeやLINEといった無料通話アプリを利用するという手もありますが、これは、あくまで、同じアプリを利用している人だけの通話無料であり、固定電話や、アプリを利用していないユーザーには通話することができません。


★「NifMoでんわ」の料金プラン(通話し放題プラン)

 各社20円/30秒とか10円/30秒といった内容になっています。NifMoからリリースした 「NifMo でんわ」は月額で1300円(税込)で通話し放題のプランになっています。
 NifMoの料金体系は、月ぎめの高速通信量のプランを選択して、音声通話SIM料金、月額700円(税別)に、この「NifMo でんわ」の月額1300円を加算した金額が月額の料金になります。高速通信量3GBのプランであれば、月額900円になりますので、それに、音声通話SIMの700円を加算して、「NifMoでんわ」の1300円の月額が加算されるのであれば、月額2900円(税別)で、通話し放題で3GBの高速通信が利用できるといった内容になっています。従来のキャリアのプランと比較するとかなりお得な料金体系と言えます。

【「NifMoでんわ」を選択した場合の月額の合計料金と同様のプランでのキャリアとの比較】

高速通信量

通信料

音声通話SIM

NifMoでんわ

合計

ドコモ

AU

ソフトバンク

3GB

900円

700円

1300円

2900円

該当なし

7716円

該当なし

5GB

1600円

3600円

8640円

8640円

8424円

10GB

2800円

4800円

13500円

11880円

11664円



★「NifMoでんわ」のデメリット

 料金面で非常に安い通話し放題プランと言える「NifMoでんわ」ですが、気になる点もあります。NifMoでんわは、音声通話SIMを利用する必要がありますが、実際のところIP電話の仕組みを利用しています。つまり、インターネット回線を利用した通話です。

1,インターネット回線が安定している場所であることが重要
 インターネット回線を利用した通話の仕組みなので、ネット回線が安定している状況で利用しないと、音声の質が落ちてしまいます。逆を言えば、安定している場所で通話すれば、高品質の音声通話をすることができます。

2,従来の電話番号に「+81」が加わる
 海外のネットワークを利用したサービスになっており、通話の際、相手のスマホには、電話番号に日本国の「+81」が表記されて届きます。そのために相手はだれからの通話なのか、一見すると、分かりにくいといった問題点がありますが、
  SMSを利用して誰からの通話かを、相手の着信時に、相手のスマホに表示する仕組みになっています。

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