パナソニックからタフネス新スマホ「Toughpad FZ-F1」発表

パナソニックからタフネス新スマホ「Toughpad FZ-F1」発表

 2月22日米パナソニックから新スマホのリリースがありました。その機能に注目が集まっていますが、日本市場向けに発表された「FZ-N1」はOSはAndroid5.1.1を搭載しておりますが、今回のアメリカ版の「Toughpad FZ-F1」は、OSがWindows10 IoT Mobile Enterprise を搭載しているバージョンです。基本スペックは同様ですが、価格が1,599ドルで、かなり高額です。発売時期は2016年の秋を予定しています。ちなみに、ビジネス向けの法人用のスマホとお考えください。
 気になるパナソニックの新スマホ「Toughpad FZ-F1」を徹底的に分析していきます。

「Toughpad FZ-F1」の特長
超頑丈タフネススマホ
ななめバーコード読み取り
同時処理に効果を発揮
大容量バッテリーに急速充電
手袋しながら、タッチパネル
屋外でも問題なく使用しやすい液晶
精度の高いGPS

◆超頑丈タフネススマホ

 このスマホは、体力勝負で働いている人向けのビジネス専用のスマートフォンです。「物流・配送」、「流通・小売」、「公共サービス」、「医療・介護」の現場に向けて作られています。その中でも「落としても大丈夫」という点に関しては、かなり抜きに出た存在です。
 どれだけタフかと言えば、1.8mの落下実験にも耐え、1mからの連続落下実験に至っては1000回の実験を行い、不具合なく使用できるボディーで振動実験にもしっかり耐えているタフネス携帯です。また、一般的なタフネス携帯は、液晶にヒビが入らないと言った程度の業界の規格でもあるゴリラガラスを利用しているかどうか程度の判断しかありませんでしたが、このゴリラガラスの最新のスマホの基準では、ゴリラガラス4が最新の規格になっていますが、この規格の唯一の欠点と言える、防塵に関してですが、「Toughpad FZ-F1」は、しっかり防塵対応もできており、水滴や防水の対応もできているので、屋外の作業なに安定している、と言えるでしょう。

◆ななめバーコード読み取り

 配送業者や流通、小売りのお仕事をしている方に特に向いていると言えますが、バーコードリーダーが付いてる、スマホという点は特筆すべきポイントです。しかも、カメラを利用したタイプではなく、ななめにスライドされているので、手軽に読み込みやすく、専用のアプリでワンタッチでバーコードの読み込みを開始してくれます。

◆同時処理に効果を発揮

 クアッドコアのCPUを搭載しており、4つの頭脳が同時処理の負担を軽減してくれるので、バーコードを読みながら、ウェブブラウザ上で他の作業などを同時に行うなどの処理に長けています。

◆大容量バッテリーに急速充電

 外で利用する目的などで作られているのでバッテリーも特徴的で、バッテリーのスペックは3200mAhの大容量になっており、1日程度であれば、十分長持ちしてくれます。また、バッテリーは取り外し可能なので、予備のバッテリーを持って入れば、不測の事態でも安心です。また、 急速充電も心強く、1時間の充電で6時間程度の稼働を可能にしています。

◆手袋しながら、タッチパネル

 厚手の手袋をしながら、スマホを操作する際は、一旦、手袋を取ってから、素手でスマホ操作するのが一般的ですが、高感度のセンサーを搭載しており、手袋をしていても、しっかりスマホを操作できるのも特徴的です。
 また、水しぶきなど、水滴がディスプレイ上にある場合、良く誤作動を起こしますが、水滴にも対応しているので、誤作動を起こしません。

◆屋外でも問題なく使用しやすい液晶

 太陽が照っている時間帯に屋外でスマホを操作しようとするとディスプレイが見えにくく、操作がしにくいといった問題が良くありますが、「Toughpad FZ-F1」は、外で利用しても、センサーが自動で屋外の光りの加減に反応し、最適化した表示をしてくれるので、屋外でも、バックライトがセンサーからの情報を元に、しっかりディスプレイ表示してくれます。

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