サムスンから新たに新スマホ「Gear S7/S7 edge」登場

サムスンから新たに新スマホ「Gear S7/S7 edge」登場

 スペインのバルセロナで開催されたスマートフォンなど携帯デバイスの見本市ともいうべき、「Unpacked」が2月に開催されました。そのイベントの中でもひときわ目立ったのが、サムスンからの発表だ。サムスンは、フラッグシップモデルともいうべき、ギャラクシーシリーズの最新端末「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」がリリースされた。
 全世界で3月11日に発売される予定だ。
 そんな「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」の特長などを徹底分析してみる。    


【「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」を徹底分析】
「Edge UX」で操作が楽々
より鮮やかな撮影が可能
省エネ効果が魅力
ゲーム映像の進化
ハイエンドCPUでマルチタスクもサクサク処理
北米やヨーロッパでは予約特典として「Gear VR」が搭載、Facebookとの連携も?


◆「Edge UX」で操作が楽々

 普段利用しているアプリや閲覧しているウェブサイトなど、決まって利用する操作負担を軽減する為に、「Edge UX」を搭載している。これは、ウィジェット機能ともいうべき、普段利用するサービスが、スマホを立ち上げると同時に、視覚に捉えやすい位置に表示。
 いつも、つかうアプリやサイトにも関わらず、毎回、一生懸命探すと言う動作が無くなる。


◆より鮮やかな撮影が可能

 カメラの画素数は以前の6Sよりも劣る。メインのカメラが1200万画素で、自撮り用のカメラが、500万画素といった内容だが、実際は、かなりの進化を遂げている。   
 レンズをF1.7にスペックアップさせて、明るさを向上させて、更に画素のサイズを大きくすることで、色の明暗をより細かい部分ではっきりさせて、メリハリのある写真撮影を可能にしている。
 発表会では、iPhone 6s Plusでの撮影と比較しながら、細かい部分もしっかりと分かりやすい表現ができるようになっていると、コメントしている。
 また、撮影の際のフラッシュなどの強さなどを自動で調整する為のセンサー、CMOSセンサーには、デュアル・ピクセル方式を採用し、複数のセンサーで、明暗が発揮ししていないような逆光であったり、夜景などでの撮影もしっかり、色を捉えて再現し、さらに手ブレしない撮影を可能にしている。動画の撮影であっても同様だ。動画に関しては、撮影する際、一般のスマホでは、焦点を合わせるのに少し時間がかかり、ストレスを感じることもあるが、「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」は、短時間で絞り込みが可能だ。

  また、独自の機能とも言えるが、トリック写真を撮ることが可能だ。カメラを撮影モードのまま、パノラマ機能を利用して、360℃回転しながら、撮影する時に指で対象をなぞることで、被写体の動きを再生する、モーション・パノラマ機能が新たに追加される。

 ディスプレイは、以前のままではあるが、2560×1440画素と言った感じではあるが、いずれにしてもハイスペックを維持と言った方が無難だろう。画素密度はS7が577ppi、S7 edgeが534ppi。


◆省エネ効果が魅力

 プレゼンでは、平均スマホユーザーは150回もスマートフォンを立ち上げるという事が分かり、オフの状態からオンにする操作というのは、スマートフォンのバッテリーに大きな負担があるという事で、常に立ち上がった状態。「Always-on Display」を採用した。

◆ゲーム映像の進化

 「Vulkan(ヴァルカン)」というグラフィックのAPIを搭載し、従来のCPUでは処理しきれないような動きがある細かい画像の動きなどもしっかり再生できる。とくに3Dゲームなどを楽しみたいユーザーには朗報といえる。また、プレイ中のゲームの画像のキャプチャ撮影も可能にしている。


◆ハイエンドCPUでマルチタスクもサクサク処理

 CPUはハイエンドの「Snapdragon 820」を搭載しており、オクタコア、つまり、8個の頭脳で処理を行うので、マルチタスクのような複数の処理をスマホに指示しても、問題なく、ストレスなく処理を完了してくれることだろう。


◆北米やヨーロッパでは予約特典として「Gear VR」が搭載、Facebookとの連携も?

 現在、「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」を予約すると、バーチャルゲームを楽しめるゴーグルタイプの「Gear VR」が付いてきます。今回のプレゼンでは、Facebook創始者、ザッカーバーグも登壇しており、この「Gear VR」や「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」を評価しつつ、自社でもOculusVR社を買収し、バーチャルクリエイティブ面やゲームなどの面で、サムスンと連携許可していくと言った発表も飛び出した。