BIGLOBE SIMが割り込み通話、留守番電話、国際ローミング対応

BIGLOBE SIMが割り込み通話、留守番電話、国際ローミング対応

 大手プロバイダのビッグローブが運営している格安SIMサービス(MVNO)の「BIGLOBE SIM」が2月1日から音声通話SIMにオプションとして、「割り込み通話」、「留守番電話」、「国際ローミング」に対応する。


◆具体的なオプション内容は?
 正直、いままで無かったことが不思議とも言えるオプション内容の発表でした。プロバイダが本業と言うだけあり、格安SIMの中でも安定的な高速通信など、通信に関する品質の高さなどがよく取り上げられており、MVNOの中でも、かなり高い支持を集めていたのですが、このような「割り込み通話」や、「留守番電話」、「国際ローミング」が無かったこと自体が驚きでもありましたが、今回のリリースで、無かったことを知った位です。
【割り込み通話】
 通話中に、他の人からの着信があった場合、着信が来ていることを報告してくれるだけではなく、現在通話している相手から、着信が来た相手に通話を切り替えることが出来る機能です。現在話をしている相手は保留になります。月額200円(税別)
【留守番電話】
 当たり前な機能なので、補足の必要もないかもしれませんが、補足します。スマホの電源がOFFになっている状態や、電波の圏外にいるとき、電話に出ることが出来ない時に、留守番電話に切り替わり、相手のメッセージを保管してくれる機能で、月額300円(税別)
【国際ローミング】
 海外旅行に行っているときなどに、通話の着信であったり、ショートメッセージ(SMS)を受け取ることが出来る機能です。具体的には、海外の現地の通信事業者を通じて、着信する機能です。月額料金はかかりませんが、渡航先によって、着信通話料金や、ショートメッセージの料金体系が異なるので、事前に確認しておきましょう。
 また、大手キャリアと異なり、スマホの設定で自由に国際ローミングが選択できるものではなく、事前に申込みをしておかないと国際ローミングにならないので要注意です。


◆「BIGLOBEでんわ」でも利用できるの?
 残念ながら、「BIGLOBEでんわ」は、音声通話SIMとは回線が異なり、IP電話になるので、オプションの対象にはなりません。あくまで、「BIGLOBE SIM」の音声通話SIMでの通話に限ります。


◆ナンバーポータビリティする際の注意事項
 新たに機種変更で「BIGLOBE SIM」を選択したいと言った場合には、この留守番電話機能などを頼りに、不通期間をしのごうとしている人は注意が必要です。
 そもそも不通期間とは何か?と言う話ですが、MVNOに音声通話SIMの契約をすると、SIMカードが、申込後、大体2~3営業日後に郵送で届きます。届いたSIMカードをスマホに設定してから通話が可能になります。
 それまでの期間に、届いた着信に関しては、留守番電話オプションや転送電話オプションを設定しておけば良い。と考えていたら、とんでもないことになります。
 MNPの転出手続をキャリアで行って、MNP予約番号をMVNOに伝えてあったとしても、実際に転送電話や、留守番電話が有効になるのは、SIMカードを設定して、MVNOの設定が完了しない限りは、それまでの期間は、不通期間となり、留守番電話や転送電話が有効になる事はありません。


 最近では、高速通信の速度が安定して利用できたり、高速通信が利用できる残量の確認ができるアプリが用意されていたりBIGLOBE SIMは人気のMVNOになりつつあります。また、料金も比較的安い料金設定になっており、自分からの音声通話に関しては、「BIGLOBEでんわ」といったアプリを利用すれば、IP電話になるので、かなり安い金額で通話ができるといったように、色々ユーザー向けのお得なサービスを次から次へとリリースしており、今回の留守番電話、国際ローミング、割り込み通話の機能がオプションで加わり、かなりお得なサービスになっていています。

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