「0 SIM by So-net」のメリットとデメリット

　大手プロバイダのSo-netのMVNO(格安SIM)サービスからリリースされた「0 SIM by So-net」は、 月額料金0円から利用できる格安SIMとしてリリースされました。口コミなどで評判の「0 SIM by So-net」のメリットやデメリットなどを分かりやすく説明していきます。

　一般的にMVNO各社からリリースされているサービス内容は、月ごとにあらかじめ高速通信の利用料を決めて、月間の通信量ごとに定められた料金を支払う料金パターンが一般的です。例えば、「毎月の高速通信を利用できる上限は3GBで、月額900円です。」といった内容だ。もちろん、ドコモやソフトバンク、auなどが定めている3G,4G,LTEなどの高速通信量金と比較すると、かなり割安で利用ができるので、オトクなサービスであることは理解しやすい。
　しかしながら、この料金設定は、あらかじめ月間の高速通信をどれだけ利用するのかを、想定した上で、MVNOと契約する必要がある。上限の高速通信量を超えてしまうと、その月は、高速通信を利用できなくなります。通信自体は可能ですが、月が変わるまで、低速通信になってしまいます。動画の再生などはかなりストレスを感じるようになります。テキストメール程度であれば、特に問題ないかもしれませんが、いずれにしても、上限を突破すると低速通信になってしまうというものです。
　ところが、So-netから今回リリースされたMVNOサービスは、使用分に併せて、高速通信料金が発生するモデルです。しかも、余り通信しない人にかなりお勧め内容です。



　今回so-netがリリースした通信プランは、何と、ほとんど利用しない人であれば、月額が0円になるというプランです。詳細にご説明すると、499MB以下しか月間で高速通信を利用していない場合0円になります。そこから100MB刻みで2,048MBまで、100円ずつ費用が加算されます。2,048MBから最大5GBは、月額1,600円となっており、利用したとしても最大1,600円しか必要になりません。5GB以上利用してしまった場合は、低速通信になり、費用は発生しません。
　最大5GBで1,600円が分かっていれば、必要な最大のコストが理解できているので、安心して利用できます。
　ちなみに、 この0円ですが、ようは普段通信を使っていない人という事に見えますが、あくまで高速通信という所にミソがあります。



　高速通信を月間で499MB以下であれば、費用が掛からないとのことですが、あくまで高速通信というところがポイントで、通信負荷のかからない、テキストメールのやり取りや、画像の少ないテキスト中心のホームページなどの閲覧であれば、低速通信でも問題ないので、 通信負荷の低い動作しか利用されないのであれば、この「0 SIM by So-net」に契約して、高速通信を選択しない設定にしておけば、無料で通信し放題という事になります。
　ただし、YouTubeなどのストリーミング画像の再生であったり、オンライン常時接続のオンラインゲーム、SNSの閲覧などは、高速通信でないと、ストレスが多く、低速通信に向きません。とは言え、トータル5GB程度以内しか高速通信を利用しないという事であれば、問題ないです。



　5GBまでの月間の高速通信1,600円は、相場通りの安い通信料金と言えます。では、自分はどの位、毎月、高速通信を利用しているのかを知りたいといった場合、ドコモ、ソフトバンク、auにアカウントを持っている場合は、各社の公式サイトからログインすると、過去の毎月の高速通信利用量が分かります。
　もしアカウントを持っていない場合は、各キャリアの公式ショップ、ドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップに行けば、スグに教えてくれます。
　もし、過去の高速通信利用料が5GB以下でしたら、検討してみる価値はありそうですね。