So-netの格安SIMサービス「PLAY SIM」に音声通話タイプが追加

　大手プロバイダの So-netの格安SIMサービス「PLAY SIM」 に新たに音声通話対応のSIMが発売されることになりました。
　意外と、すでに販売されているモノと、プラン化されているモノと思われていましたが、今回、初めて音声通話対応のSIMをリリースすることになりました。

★リリースされたSIMカードについて
　今回リリースされた通話タイプのSIMは2種類です。月間の高速通信容量が2GBのプランと、6GBのプランです。 月額料金は2GBプランで1,480円、 6GBのプランで2,380円となっています。また、上限に達した場合は、他社同様、低速通信になってしまいますが、チャージも可能になっており、100MBで500円、500MBで2,100円、1GBで3,800円といったチャージも可能になっています。
　通信はドコモのネットワークを利用しており、ほぼ、全国のエリアをカバーしていると言え、速度は、高速通信利用時で下りの最大が、225Mbps、上りの最大が、50Mbpsとなっており、速度に関しては満足いくストレスの少ない設定と言えるでしょう。ただし、上限を突破してしまった際の低速通信は200kbpsとメールのやり取りやLINEなどのショートメッセージのやり取りであれば、ストレスが無いですが、動画などの重い処理はかなりストレスを感じることになると思いますので、他社のMVNOと同様に、上限の高速通信容量には注意して利用して下さい。
　また、この通信ですが、3日間での上限が決められているので、注意が必要です。 3日間で高速通信量が720MBを超えてしまった場合は、しばらく低速通信になってしまうので、ご注意ください。
　So-netの「PLAY SIM」は、最低利用期間があります。ドコモやauのような 2年縛りといった厳しいものではなく、12ヶ月になります。最低利用期間内に解約してしまった場合の違約金は5,200円です。
　SIMカードの種類は従来通り、2種類でmicro SIMとnano SIMです。また、通話対応SIMなので、当然、SMSの機能も付いてきます。国内の1通が3～30円、海外への通信は、50～500円、海外で通信する場合は、100円～となっています。もちろん、受信に関しては無料です。
　また、通信SIMの際に気になるオプションですが、留守番電話サービスは月額300円、キャッチホンは月額200円となっています。

　正直、通話SIMのメリットは、通話ができる事です。ですが、通話料は30秒20円と言う内容で、一般の携帯電話の料金設定と同じです。格安SIMのサービスの特長は通信料を下げることにありますので、通話に関してのメリットは薄いと言わざるを得ません。
　また、通話SIMのメリットは、元々の電話番号をナンバーポータビリティ(MNP)で引き継ぐことが出来る事や、緊急電話先に対して電話ができることなどに限られます。
　何が言いたいのか？と言えば、自らの通話に関しては、通話専用のアプリケーションを利用することで、通信料金を大幅に下げようと言った内容です。
　 Skypeや LINEなどを利用すれば、同じアプリを使用している人であれば、 通話料は無料になります。また、「 楽天でんわ」や、「 OCN 005Plus」の通話サービスを利用すれば、 電話番号はそのままに、通話料を30秒10円といった通常の料金の半額で通話することが出来ます。



　通話SIMで契約する人、すべてに言えることで、So-netに限ったことではありませんが、オプションで設定できるキャッチホンや留守番電話ですが、契約した日から有効になるわけではありません。ビジネス用途で、MNPと連動して契約している人は要注意です。
　SIMカードが手元に届いてから、自分で設定して初めて、こういったオプションを有効にすることが出来るので、手元に届くまでの間は留守番電話や、転送サービスで過ごそうといった事ができません。もちろんMNPの開通もSIMが手元に届いてから、開通されるので、注意しておく必要があります。



　MVNO各社、オンラインでのSIMカードの購入が主流ですが、「PLAY SIM」では、店頭での取り扱いもあるので、初めてのスマートフォンをこの格安SIMで利用開始すると言う人は、店頭でのスタッフさんのフォローがあった方が良いかもしれないので、取扱いしている店舗情報を紹介します。
　スマートフォンを普段から利用している人は、オンラインで購入して、自分で設定するのも説明書を見ながらで簡単にできるので、店頭で購入する必然性は無いかもしれません。
【「PLAY SIM」取扱店舗】
・ヨドバシカメラ各店舗
・ビッグカメラ各店舗
・アプライド博多店
・ヤマダLABI池袋モバイルストリーム館