TONEモバイル急拡大中!

TONEモバイル急拡大中!

 レンタルCDやレンタルDVDで全国展開しているTSUTAYA(ツタヤ)と大手通信事業者のフリービットがタッグを組んで展開している「TONEモバイル」が急拡大中だ。
 「月額1000円から始められる格安スマホ」という価格のイメージとTSUTAYAのブランドイメージを併せ持って、TONE取扱いのTSUTAYAの店舗が急拡大している
 今年5月に新たに桜新町、中目黒の店舗で取り扱いを開始し、また、5月下旬には、東北の盛岡にも進出、9月には川崎でも取り扱いを開始しました。
 今後は、池袋に物流センターを用意し、ユーザーからの注文に即応できる体制を用意している。また、販売体制だけではない。
 格安スマホ各社がドコモなどの大手通信事業者と比較される上で大きいのがサポート体制だ。ドコモショップやauショップなどを展開して、サポート体制の安心さも売りになっているが、格安スマホの大多数は、通信料金を圧倒的に値下げする為に、店舗を持たない、サポートに対するコストを無くすことで、安さを提供していますが、TONEモバイルでは、元々、ツタヤの店舗で購入できるという点やサポートも受けられるというメリットが売りというだけではなく、急なユーザーからの問い合わせ、これから購入しようとしている人の問い合わせに対して、オンラインでのチャットや、問合せフォーム、電話などの問い合わせに対して、即応できるように、佐賀県の唐津市にサポートセンターを立ち上げる予定というリリースを発表した。
 正直、筆者としては、初めて「TONEモバイル」の目の付け所は素晴らしいが、サービスの内容を見ていると、初心者向けであったり、子供やおじいちゃん、おばあちゃん向けの家族持ち向けのサービスという意識がつよく、ニーズはあるが、大ヒットとまではいかないと誤解していた。


◆安いけど低速通信

 サービスにはメリットとデメリットが必ず存在すると思っていますが、このTONEモバイルは、TSUTAYAでサービスを受けられると言うメリットと月額1000円で使い放題ができるという点にメリットがあるが、通信サービスとしての質はイマイチで、それほど拡大できるとは想像外だった。
 格安スマホと取り扱う各MVNOの料金体制を見ていくと、月額1000円で通信し放題のプランなど存在しない。圧倒的な安い料金体制と言える。が、しかし、良く見ると、この遣い放題というのは、高速通信ではない、低速通信で使い放題といったもので、かなり通信の質は悪いと言える。
 スマホで動画やアプリなどをたくさん利用するヘビーユーザーからすると、ストレスだらけです。高速通信1GBにつき300円のプリペイド式のオプションも存在しているが、もし、それを利用するのであれば、サービスの質などの観点はさておき酵素靴清の料金という意味では、DMM Mobileの方が高速通信の料金プランの方が圧倒的に安く、オトクと言える。
 ただし、一見すると、高速通信と低速通信の違いについて、つまり他社の格安スマホとの違い、速度に関して公式サイトで「低速通信だけど月額1000円で使い放題です。」と書いているわけでは無いので、ユーザーは誤解して契約が伸びているのでは?と悪意を持って、見てしまうが、しっかりサービスを理解した上で契約したとしても、一定の層には支持が得られると思う。そのパターンを挙げみよう。

【とにかくスマホが欲しい】
連絡先としての携帯端末、通信端末を割安で持っていたい。と言うニーズには間違いなく刺さる。

【通信はそれ程使わない】
通信は、テキストメールやテキストだけのメッセージが主で、余り、重いファイルなどは取り扱わないので、低速通信でも問題ない。

【自宅や職場で利用している】
無料のWi-Fiが自宅や、職場に合って、そこでしか携帯を利用しないのであれば、高速通信を快適に無料で利用できるので問題ない

【子供やおじいちゃん、おばあちゃんに持たせたい】
家族のシェアプランを用意しているという点もありますが、専用端末であれば、位置情報を親機で把握することが出来き、子供の迷子防止や誘拐などの犯罪に遭っていないか確認ができ、おじいちゃんやおばあちゃんであれば、もしも、徘徊してしまったりした際に有用と言える。また、子供向けに、見せたくないサイトを見せないような設定も親機で可能です。

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