新MVNO「ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)」とは?

新MVNO「ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)」とは?

 株式会社ドリーム・トレイン・インターネットは17日に新たにMVNOサービス、格安SIMをリリースしました。まだ、音声通話SIMの用意は無いですが、今後、リリースの予定だそうです。
 ここの特長は何と言っても、業界最安値の料金プランにあるそうです。月間1GBのプランでは、600円ですが、5GBが1,220円、10GBで2,200円といった業界最安値です。
また、同様にSMS(ショートメッセージ)機能付きも同様に、業界最安値の料金が魅力となっています。
 年内には、通話対応のSIMもリリースする予定ですが、SMS付きで、最安値なので、通話に関してはインターネット電話や、LINE、skypeを利用すると言う人に関しては、もってこいのサービスと言えるでしょう。
 しかも現在、リリース記念と称して、高速通信のデータ通信容量のアップキャンペーンを行っています。各通信プランに2GBがプラスアルファで付いてきます。ただし、このデータ通信容量は繰越が出来ないので、使いきって下さい。
 また、スマイルモールという株式会社フォーイットが提供するポイントサービスのポイントも500ポイントたまるのも魅力です。


◆DTIは、そもそも、つながるの?

 安いだけでは意味がありません。一番重要なのは、「安かろう悪かろう」ではなく、「安くてつながる事」です。通信網は、ドコモのネットワークを利用しており、「Xi(クロッシイ)」と「FOMA」のネットワーク網を利用しているので、つながる範囲という観点では、かなりお勧めと言えます。
 ただし、ここは見極めになりますが、実際につながるかどうかの問題に関しては、各MVNOのアクセスポイントの問題や、どれだけの回線をドコモから借りているのか、買い取っているのかに依存するので、しばらく様子見が必要という言い方をします。
 ただし、割り切りで購入するのであれば、試してみる価値はあります。
 これは、どこのMVNOでも言える事なのですが、回線の数、つまり、契約者数が少なければ、回線はパンクすることなく、本来の高速通信が可能です。上り50Mbps、下り150Mbpsといった表記通りとは言いませんが、近い数字を出すことが可能です。しかしながら、契約者数が増えて、回線利用者が増えれば、この容量は少なくなり、結果として、通信速度が遅くなります。
 格安SIMを既に利用したことがある人なら分かると思いますが、表面上の通信速度が速くて契約してみたものの、実際はなぜか遅い、通信にストレスを感じるという事はありませんでしょうか?この現象は別にMVNOが嘘をついているわけでは無く、ドコモやauから回線を仕入れる際の理論値であって、実際には、借りている通信容量に対してどれだけ余裕があるか、ユーザー数がかなり多くなり、通信容量に迫ってくると、余裕が無くなり遅くなると言った意味です。
 その点、まだ、始まったばかりの格安SIMということで、顧客であるユーザーの数はかなり少なく、通信回線はしばらく、安定的に高速通信を楽しめるでしょう。


◆もしかすると快適な通信状況で、キャンセルしやすい

 上述の理由を踏まえると、格安SIMの通信回線の環境は一気にユーザーが増えてこない限り、安定的に高速通信を楽しめるという事になります。ただし、まだ、リリースしたばかりなので、確定とは言えませんが、DTIはキャンセルしやすく、携帯電話会社特有の2年縛りなどの契約が無く、その月に申請すれば、翌月には遅くとも解約ができるので、試す価値はあるMVNOだと言えます。
 ただし、通話SIMはこれからの販売になるので、取り急ぎ、通信SIMに限ったお話になります。


◆申込のフロー

 オンラインで申し込みが可能です。対応している携帯端末に関しては、公式ページに記載されているので、確認は忘れずにしておきましょう。
 申込後、1週間以内にSIMカードが手元に届きます。初期設定は、SIMカードに同封されている説明書を見ながら、誰でも簡単に設定が出来ます。
【ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)のサービスプラン一覧】

  データ通信SIM SMS付きプラン
1GB  600円/月 750円/月
5GB 1,200円/月 (業界最安値) 1,370円 (業界最安値)
10GB 2,200円/月 (業界最安値) 2,350円 (業界最安値)

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