大手キャリアと格安SIM比較、違いは料金だけ?

大手キャリアと格安SIM比較、違いは料金だけ?

携帯電話は今の時代にはなくてはならないものであり、それと同時に負担になるのが通信料です。

携帯電話が必要不可欠なものとなると、当然月々の利用料が発生しますから通信料の負担も馬鹿にできません。

キャリアともなれば決して安くない料金が発生するため、一年を通してみると大きな負担になっていることがあります。

そこで近年話題となっている格安simに乗り換えてみようかと考えている人は、格安simの特徴をよく理解して決めるようにしましょう。





格安SIMは大手キャリアから回線を借りている

格安simというのは、独自の回線を用意してサービスを提供しているのではなく、大手キャリアから回線を借りてサービスを提供しています。

もともとは大手キャリアと同じ回線を使っていることになるので、サービス提供エリアに関しても大手とさほど変わらないということになるのです。

しかし、当然格安simは回線を借りているだけに過ぎませんから、大本のキャリアよりも品質が落ちてしまうので通信速度が出なかったり、昼間の混雑帯にはつながらないぐらいに遅くなってしまうこともあります。

その代わり、格安simを提供している業者は自前で回線を用意しているわけではないのでコストが少なく、その分だけキャリアと比較をして低料金でサービスが提供できるということになります。



通信の品質や通信し放題、かけ放題など大手キャリアの方が良い

回線をキャリアから借りている以上は、通信の品質が劣るのは致し方ないところがあり、安定性や速度で差があらわれることになります。

どの程度の差があるのかは業者によって違いますが、いずれにしても言えることはキャリアと比較をすれば劣るということです。

また、データ通信の料金を比較すれば格安simが安いのは間違いない話なのですが、これにかけ放題が加わってくると話は変わってきます。

データ通信よりも通話主体の人の場合には、むしろ格安simの方が通信料が高くなってしまうこともあるので、注意しなければなりません。

通話の品質に関しては、大手キャリアの格安simもそれほどの差はないとされていますが、料金面の差もないどころか、この場合にはキャリアの方が安いことも多いので格安simのメリットがなくなります。



日本人はiPhoneが好き!iPhoneのセットプランは大手キャリアだけ

世界で見ればiPhoneのシェアは大きくありませんが、日本ではその逆です。

ブランド信仰が強いことと、最初に普及したスマートフォンということもあり、日本では圧倒的にiPhoneのシェアが大きなものとなっています。 本体の高いiPhoneですが、大手キャリアのセットプランを利用すれば安価で購入をすることができ、端末代の負担が軽減されます。

ここで注意が必要なのはこのようなセットプランが用意されているのは、あくまでも大手に限った話であるということです。

端末代も通信料も節約しつつ、新しいiPhoneを使いたいというのは難しいので覚えておきましょう。

すでに端末があり端末代金の支払いが終わっていれば、回線を乗り換えるという手もあります。



格安SIMのメリットは何?

格安simのメリットはなんと言っても、料金の安さにあり速度をそれほど求めることはない、通話をすることはほとんどないというケースではそのメリットを最大限に享受することができます。

サブ端末の運用にはまさに最適と言えますし、一応データ通信もできる電話番号を所有しておきたいといった場合にも適しています。

もともと月々の使用量が少なくて、データ通信も通話もほとんどせずに品質を求めることがない人も通信料を大幅に抑えられるメリットは大きいと言えるでしょう。

確かに品質面や通話料などの面で劣る部分もありますが、それをデメリットに感じない使い方をしている人にとっては、通信料を大幅に抑えられるメリットは計り知れません。