「iPhone 8」「iPhone X」もSIMロック解除すれば格安SIMで利用可能

　最新のiPhoneシリーズもSIMフリーによって格安料金で使える時代に突入しました。SIMロックの解除手続きは非常にシンプルで、慣れればウェブサイトからでも行えるのでぜひ試してみましょう。ただし、SIMフリーに切り替えることで一部の機能が制限される可能性があるため、事前に確認しておくようにしましょう。




　正式に発売されたばかりのiPhone8、iPhone X。同時リリースということで業界内でも大いに注目されましたが、ユーザーにとって悩みの種なのは月々の利用料金ではないでしょうか。
　スマートフォンはもともと固定費が高額になるうえに、iPhoneシリーズは本体そのものが非常に高価であるため、分割払いの場合は毎月の利用コストがかなりかさんでしまいます。iPhone8およびiPhoneXをSIMロック解除で使用することにより、キャリア時代にかかっていた固定費のかなりの部分を削減することができ、最新モデルを格安料金で使うことができます。
　SIMロック解除の手順や注意点については以下のトピックでくわしく解説していきますので、ぜひとも参考になさってください。


　以前のルールでは、新規iPhoneの購入から101日以上経過しなければ端末のSIMロック解除が行えないように定められていました。しかし、現在ではそのルールが変更され、一定の条件を満たすことで購入した時点からSIMロックの解除を行うことができ、そして格安SIM端末として利用できるようになりました。
　ユーザーにとっても、これは大きなメリットと言えます。具体的な手順としては、「店頭で解除手続きを行う」、「自分自身で電話やウェブサイトから解除する」というふたつのパターンがあり、店頭での解除の場合は3000円の手数料がかかります。
　たんにSIMロックを解除しただけでは料金プランは変わりません。iPhoneシリーズを格安で使うためにはSIMフリー対応のカードを用意し、なおかつその時点で契約している端末の通信回線をいったん解除する必要があります。


　iPhoneのSIMロックは店頭で解除できるほか、ウェブサイトから自分で手続きを行うこともできます。
　こちらの方法だと手数料がかかりませんし、店頭で長い時間待たされることもないため上級者にとっては手軽な方法と言えますが、プロセスがやや複雑なため、初心者のうちは店頭スタッフのアドバイスのもと解除を行うのが確実かもしれません。
　また、SIMフリー対応のキャリアによっては通信方式が異なっていたり、テザリング機能を提供していなかったりと機能面でばらつきが出る場合がありますので、そのあたりも事前に確認しておきましょう。繰り返しになりますが、SIMロックの解除とSIMフリー端末への乗り換えは別物であり、必ずしも同時に行う必要はありません。


「iPhoneはとにかく高い！」とよく言われています。確かに、月々の利用コストに本体代金の分割払いが上乗せされれば、トータルでの費用はかなりかさんでしまいますよね。これまでそうした固定費はiPhoneの維持費として受け入れられてきたようですが、SIMフリーの登場によってその常識が大きく変わろうとしています。
　具体的な例でくらべてみると、最も容量の小さいプランで契約した場合、キャリア端末ではやはり7000円～8000円のコストになりますが、SIMフリーなら最低で1000円台から利用することが可能なのです。SIMフリーではキャリア端末において当たり前とされてきた固定費の部分を削減し、データ通信料のみの加算となるので、トータルコストが大幅におさえられるのです。