「車を便利に」Googleの「アンドロイドオート(Android auto)」がリリース

「車を便利に」Googleの「アンドロイドオート(Android auto)」がリリース
 以前Appleから「CarPlay(カープレイ)」というカーナビゲーションツールがリリースされていましたが、今回のGoogleからリリースされた「アンドロイドオート(Android auto)」のリリースは車に便利をどれだけ提供してくれるのか?リリース情報を元に、紹介していきます。


Googleの「アンドロイドオート(Android auto)」って何?何ができるの?
Googleのカーナビゲーションです。
対応要件(車メーカー、対応端末要件)
要改善事項


★Googleのカーナビゲーションです。

 「アンドロイドオート(Android auto)」は、簡単に言えば便利なカーナビゲーションといったところだ。ただし、実際に見てみれば、最新の新車を購入すると、新車でもできる部分や機能は確かにあるので、絶対的なテクノロジー進化といった内容ではない。
 対応したアプリなどがどれだけ出てくるのか?まずは、車とスマホを連携させるといった入り口を突破したところ。といったところだ。
 とは言え、なかなか便利な内容ではあるので、主な機能を紹介していきたい。
1,カーナビゲーション
 立ち上げると専用のアプリがカーナビゲーションのディスプレイ上に表示され、カーナビのディスプレイをタップするか音声認識で操作が可能になる。
 目的地の指定だけではなく、目的地に向かっている途中に、寄りたい場所ができれば、途中で、中継地点を指定して、ルート変更することが可能だ。マップ自体はもちろんGoogleマップを利用するのだが、運転の支障にならないように、マップは簡素化されているのも特徴だ。
 さらに、Googleマップには、色々なお店情報などもデータベースとして連動しているので、気になるお店をタップすれば、電話アプリを立ち上げて電話することが可能だ。
 例えば、ディナーの予約や、美容院、歯医者などGoogleマップ上に表示された気になるお店にタップして電話予約をすることができるといった感じだ。

2,電話
 上述の通り、地図上に表示された施設へのタップからの電話が可能なので、もちろん、スマホに登録されているアドレス帳から電話をすることが可能だ。カーナビのディスプレイ上から住所録を立ち上げて通話しても良いし、音声認識で電話をかけたい人を呼んで、電話をかけるという指示を与えるだけでハンズフリーで通話が可能だ。着信も音声認識で通話を開始できる。

3,音楽の再生
 音楽のストリーミングサービス「Spotify」であったり、Googleの音楽再生プレイヤーであったり、インターネットラジオの「iHeartRadio」を利用するといった、Google製品以外のサービスを利用することも可能で、これも、カーナビのディスプレイをタップしても良いし、音声認識で楽曲指定、アルバム指定、ランダム再生に早送り、巻き戻し、次の曲などの指示をすることが可能だ。ここでもかなりハンズフリーが意識されている。
 定額制の音楽サービスでは「AWA」が対応している。

4,状態確認
 これは、すべての車に対応しているわけではなく、対応車種はメーカーごとに異なるといえるが、燃費状態や、給油の必要性、タイヤの空気圧の状態などをディスプレイで表示させることが可能だ。


★対応要件(車メーカー、対応端末要件)

 Bluetooth 5.0 Lollipop以上のスマホである必要があるが、Bluetoothで連携しても良いし、USBでつなぐという方法がある。
 日本国内では、ホンダのアコード、フォルクスワーゲンのgolf、polo、アウディのQ7、A4、マセラティのクアトロポルテやギブリシリーズなどの13車種が対応している。


★要改善事項

 対応アプリはこれから続々登場してくるので、楽しみな一方、あまりにも消費電力が大きいらしく、充電しながら、「CarPlay(カープレイ)」を利用したいという事で、USB接続しながら、利用したい人も多いと思われるが、USB接続しながら利用しても、さほど充電が進まないといった話も伺います。