「イモトのケータイ」MVNO(格安SIM)参入

「イモトのケータイ」MVNO(格安SIM)参入

 海外の通信機器、ルーターのレンタルで業界最大手の「イモトのケータイ」が格安SIMを取り扱うMVNOとして、存在感を増しています。音声通話プラン、データ通信専用プランの各料金と、サービスの特長など、格安SIM選びの参考になる情報を紹介していきます。


「イモトのケータイ」の特長
最大1契約で3枚利用できる
クロッシィ、FOMAのエリアで利用可能
データの繰越し
初速バースト
2年縛り無し
豊富な料金プラン
オプション内容


★最大1契約で3枚利用できる

 人によっては大きなニーズがあります。おじいちゃんやおばあちゃんの連絡用や、子供の連絡用、セキュリティ目的で持たせたいといった家族での利用目的や、スマホだけではなく、ノートパソコン、ゲーム端末など、1契約で複数の端末を利用させたいといったニーズを満たしてくれます。


★クロッシィ、FOMAのエリアで利用可能

 通信できるエリアは、日本最大級のドコモの高速パケット通信網のクロッシィやFOMAのエリアで通信が可能です。


★データの繰越し

 MVNO各社のプランでは、高速通信を利用する通信量をあらかじめ決めておく必要があります。「月間の高速通信料3GBで、月額900円」といった具合です。ところが、実際に例えば、過去の利用から想定して、月3GBのプランで契約しても、実際には、2GBしか利用していなかったとします。そうすると、1GB分が勿体ないといった事になってしまいますが、この1GB分を翌月に繰越、合計4GBを翌月利用することが可能になります。毎月、どの位、高速通信を利用するか、不安な人には、オススメかも知れませんね。


★初速バースト

 上述の逆の事例になりますが、高速通信量を使い切ってしまった場合です。他社のMVNOでは、高速通信量を使い切ってしまうと、翌月まで、低速通信に切り替わってしまいます。ですが、イモトのケータイでは、高速通信量を使い切った後でも、通信開始のタイミングは高速通信になります。このため、テキストメールの送受信や文字だけのチャット、メッセージなどは、ストレスなく、やり取りが可能になります。


★2年縛り無し

 ドコモやauなどの大手キャリアと言われている携帯電話の事業主の問題点として、良く取り上げられるのは、いわゆる「2年縛り」と言われている契約条件です。契約後2年以内の解約に関しては、違約とみなされ、違約金が請求されます。
 ところが、ここでは、2年縛りといった契約内容ではなく、データ通信専用のプランであれば、契約期間の縛りは無く、いつでも、解約が可能です。
 ただし、音声通話のプランの場合は2年の半分の1年縛りがあるので、ご注意ください。


★豊富な料金プラン

 高速通信量を使い切った場合は、200円で100MB分の高速通信量を追加することが出来ます。また、プランの変更に関しては、無料で行えます。変更日の翌月から設定が変更されます。以下に料金プランの一覧を紹介していますが、初期費用として別途3000円の費用が掛かりますのでご注意ください。

【高速通信データプラン(月額)】

高速通信量 SIM1枚 SIM2枚 SIM3枚
1GB 900円 1,400円 1,500円
2GB 1,000円 1,600円 1,700円
3GB 1,100円 1,700円 1,800円
4GB  1,400円 1,900円 2,000円
5GB 1,700円 2,000円 2,100円
6GB 1,900円 2,300円 2,400円
7GB 2,000円 2,400円 2,500円
8GB 2,600円 2,700円 2,800円
9GB  2,700円 2,800円 2,900円
10GB 2,800円 2,900円 3,000円


★オプション

 通話対応SIMの場合は、オプションで通話機能を選択する必要があります。通話料は20円/30秒になります。一般的ですね。また、国際電話や国際ローミングにも対応していますが、詳細は、公式ページで御確認ください。また、SMSにも対応しています。

音声通話機能 700円
SMS機能 150円
データ通信専用 0円



【通話専用の場合のオプション】

留守番電話 350円
割り込み通話着信 250円
転送電話 無料
迷惑電話ストップサービス 無料
遠隔操作 無料

 音声通話を利用したい人が気にしているMNP(ナンバーポータビリティ)にも対応しています。元々利用していたキャリアで、MNPを申請して、キャリアから伝えられる予約番号を契約時に登録または、報告すれば、現在利用している電話番号をそのまま引き継げます。スマホ自体をそのまま利用したい場合は、キャリアショップやオンラインで、SIMロック解除の手続きを済ませておけば、携帯電話もそのまま利用することが可能です。