NECのモバイルルータ―「Aterm MR04LN」がhi-hoから10/1に発売

NECのモバイルルータ―「Aterm MR04LN」がhi-hoから10/1に発売

 大手プロバイダのhi-hoのMVNOから発売される格安SIM対応のモバイルルータ―「Aterm MR04LN」が10月1日からSIMカードとのセットプランで発売されます。
 NECプラットフォームズ製の最新のWi-Fiルータの性能や、hi-hoの料金プランについて、補足していきます。
 格安SIMというと、格安スマホのイメージと直結して、ルーターのイメージが少ないかもしれませんが、ルーターもSIMカードでデータ通信しているので、問題なく利用できますし、年中外で利用しないけど、月に数回程度は仕事などで利用するといった人には、非常にマッチングしていると思われます。大手通信事業者のデータ通信プランでは、通信し放題のプランなどもありますが、月額で4,000円以上はします。月に数回の使用で毎月4000円以上を要するのであれば、格安SIMが理想的と言えるでしょう。


◆NECプラットフォームズのモバイルWi-Fiルーター「Aterm MR04LN」

【とにかくつながる】
 LTEなどのデータ通信の速度だけではなく、つながり易さ、また、テザリングでの通信端末へのつながり易さがイチオシポイントの一つです。まず、インターネット回線との通信に関して言えば、LTE-Advancedに対応しており、複数の周波数をまとめて使う事ができる高速通信方式で、次世代通信方式と言われている通信方式です。
 また、テザリング先と言える、通信端末との通信状況ですが、電波の干渉が少ない5GHz帯11acの2ストリームで、最大約867Mbpsの高速通信を実現でき、屋外でも屋内でもストレスなく利用できるのが特徴と言えます。

【海外出張向き】
 SIMを抜き差しするスロットが2つあり、国内でのSIMを差しながら、海外でもSIMフリーや、プリペイドSIMを利用している場合は、残りのスロットに、現地のSIMを差して利用するといった事が出来ます。もちろん、国際ローミングにも対応しているので、無理に2つのスロットを使用しなくても利用可能です。
 また、どちらのSIMを利用するかの選択も簡単なので、一方のSIMを安価な低速通信のSIMを差してメールの送受信やメッセージのやり取り用に利用し、一方のSIMには、高速通信のSIMを差して、動画やゲームなどの通信負荷の高いモノを利用すると言った使い方もあります。

【便利な操作性】
 液晶タッチパネルが付いているので、面倒なAPNなどの初期設定もしやすく、電波状況を把握したり、SIMの使い分けなども簡単にスマートフォンの設定操作の要領で簡単に操作設定が可能です。

【長時間利用可能で、同時に複数端末利用に向いている】
 Bluetoothを利用したテザリング利用で、最大24時間の通信が可能なバッテリーを使用しています。また、Wi-Fiであれば、12時間の利用ができると言った外での利用に向いているモバイルルーターです。ちなみに、Bluetoothでの利用は最大3Mbpsの高速通信が可能です。
 ボタン一つで、休止状態にすることが可能で、休止状態であれば、1000時間も電池が持ちます。
 また、2つのアクセスポイント名を持っており、それぞれ個別の暗号設定ができるマルチSSID機能を持っているので、複数の通信端末を利用できます。ですので、分かりやすく言えば、パソコンでネットを介した作業をしつつ、ネットゲームをゲーム端末で操作すると言ったような事がストレスなくできると言えます。

【スマートフォンから操作可能】
 「Aterm MR04LN」の特長とも言えるルーター操作をスマートフォンから可能です。専用のアプリをスマートフォンにインストールするだけで、ルーターの通信状態、電池の残量などを把握することが出来ます。


◆hi-hoのセットプラン(料金設定)

 NECの「Aterm MR04LN」の性能の高さは、納得いただけたかと思います。あとは一番気になるのが、料金プランです。月額4000円以上するキャリアプランよりどれだけお得なのかが重要です。
 hi-hoのルーターセットプランでは、ドコモの高速通信網を利用したプランになっており、サービスプラン名は、「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート with MR04」で、月間の利用料金が1,830円で、高速通信容量は3GBです。
 月間で3GBしか高速通信ができないのは、少々物足りなく、最低利用期間の縛りが2年あることが、ちょっとボトルネックですね。

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