au回線のMVNO「mineo(マイネオ)」がドコモ回線も可能に!

au回線のMVNO「mineo(マイネオ)」がドコモ回線も可能に!

 最近では、「格安スマホ」とか「格安SIM」といった呼ばれ方をしているMVNOサービスが注目を集めており、各社ドコモの回線をレンタルする形で、ユーザーに格安SIMサービスを提供している中、唯一のau回線で格安SIMを提供している(株)ケイ・オプティコムが提供しているMVNOサービス「 mineo(マイネオ) 」が9月よりドコモ回線の格安SIMを提供開始します。


◆au回線のAプランに新たに、ドコモ回線のDプラン誕生

 新たに9月1日からスタートする「mineo(マイネオ)」のドコモ回線を利用したプラン「Dプラン」が加わります。通信エリアは、ドコモなので、もちろん国内最大級のエリアと言えます。Xi(クロッシィ)エリア、FOMAエリアで通信が可能となります。
 今までのAプラン、つまりauのプランでは、実はiPhone6で格安SIMができなかったり、iOS8に対応していなかったりと、Appleファンには、なかなか、auのiPhone6からの格安SIMへの変更を踏み込めなかったといった問題がありましたが、ドコモのiPhone6であれば、問題なく、「mineo(マイネオ)」で格安SIMを楽しむことが出来るという事です。
 また、auの料金も新しく改定されて、非常に安価で格安SIMを楽しめるようになっています。通話SIMを希望する場合、データSIMの料金に、610円を上乗せすれば、通話SIMになるauのAプランに対して、ドコモのDプランに関しては、700円と割高で、ショートメッセージに関しては、Aプランは無料である事に対して、Dプランでは、120円かかってくるところが、ちょっと、不満ですが、全体的な料金設定は他社と比べても安い料金体制と言えます。

プラン 500MB 1GB 3GB 5GB
Aプラン(au回線)
データSIMプラン
700円 800円 900円 1,580円
Dプラン(ドコモ回線)
データSIMプラン
700円 800円 900円 1,580円
Aプラン(au回線)
通話SIMプラン
1,310円 1,410円 1,510円 2,190円
Dプラン(ドコモ回線)
通話SIMプラン
1,400円 1,500円 1,600円 2,280円

 端末セットプランは、まだ、Aプランのau回線は数多くスマホ端末がありますが、まだ、Dプランのドコモのプランはこれから始まるので、まだ、端末セットプランの用意がありませんが、順次、スマートフォンを投入していく事になるでしょう。


◆ドコモとau回線の併用でもシェア可能

 これは、MVNO業界でもau回線とドコモ回線の両方をサービス提供する「mineo(マイネオ)」でしかできないサービスと言えますが、シェアプランでau、ドコモの回線のSIMカードでデータ量をシェアできるといったプランですので、ドコモ端末とau端末を格安SIMで両方利用したいと言ったニーズや、家族でシェアしたいときにドコモとauの端末を持っていた場合でも問題なく、格安SIMを利用できます。もちろん、データ量の繰越も問題なく回線の壁を乗り越えて、繰越が可能です。
 ちなみに、シェアプランと言うのは、1契約で3枚のSIMカードを利用でき、データ通信量を合算分でシェアできるプランです。10GBのシェアプランを契約した場合、3枚で合計10GB利用できるという事です。
 また、データ量の繰越というのは、月間10GBで契約していた場合を事例にすると、その月に7GBしか利用していない場合、残りの3GB分を翌月に繰り越すことが出来、翌月は13GB利用できると言ったサービス内容です。
 また、パケットギフトというサービスを9月からリリースします。このサービスは余ったデータ通信量を翌月に繰り越すのではなく、同じく「mineo(マイネオ)」を利用する人などに誰でも余った分をプレゼントできるサービスも始まります。
 もともと、「mineo(マイネオ)」では、家族割や、複数回線割などのサービスも9月からリリースする予定なので、複数端末を利用したい人や家族利用したい人向けのサービスもかなり充実することになると言えますね。
 今回の9月の「mineo(マイネオ)」のリリース情報は、これだけではありません。海外100か国で利用できるプリペイドSIMを海外渡航者向けにリリースして、自分のスマホのSIMカードを差し替えるだけで、海外でそのまま携帯を利用できるサービスを展開するそうです。今後、増々「mineo(マイネオ)」の動向が見離せないですね。

▼この記事に関連するコラム