登録日:2020-09-28 12:00:00
格安SIMでもCA(キャリアアグリゲーション対応可能?
ここでは、CA(キャリアアグリケーション)についての説明や格安スマートフォンでもCAが使えるのかを説明します。また格安キャリアの楽天モバイルやau、GalaxyやiPhoneについてや、キャリアアグリケーションの確認方法や対応機種などの話もします。
通常は自動で働くのがCAの特徴で普段はあまり意識することがありません。今後5Gが主流になるので、キャリアの4G回線が現時点でベストだと覚えておくと良いでしょう。
キャリアアグリゲーションとは何か?格安SIMで利用できるのか?メリットやデメリットなど説明していきます。
そもそもキャリアアグリゲーションって何?
キャリアアグリケーションとは、異なる周波数帯域の4G回線を束ねて1Gbpsを超える通信を実現するというものです。周波数帯域について軽く説明すると、日本に割り当てられた周波数帯域のうち700MHzから900MHzをプラチナバンドといいます。ドコモやソフトバンク、そしてauなどはこのプラチナバンドを使用して4GLTE通信を行っています。
しかし、複数の周波数帯域を束ねて使用するとより速度が出せるのがCAです。通常400Mbpsくらいの速度のものを3つ束ねると単純計算で1.2Gbpsとなります。CAは最新の5G通信のように東京や大阪、名古屋などの大都市圏が主なエリアとなるため、通常では繋がりにくいという特性があります。CAの対応機種は現在のスマートフォンはほぼ対応しており、宣伝ではWiMAX 2+を売りにしたモバイルルーターなどもCA対応機種です。もちろん、格安SIMでも機種さえ対応していれば問題なく使えます。
キャリアアグリゲーションのメリット
キャリアアグリゲーションのメリットは通常の4G通信よりも数倍高速なことです。しかし、人はなんでもお得や高速と言われると飛びつくものですが、たとえば光通信で超高速のNUROなども本当に必要かというとそうでもないのです。話題の最新5G通信でも大学教授が書いた本には、5G通信の速さは販売アピールの一つでしかないと書いています。では、なぜキャリアアグリケーションを売りにした対応スマホや格安SIM、モバイルルーターを発売するのでしょうか?
それらは、主に4G+やWiMAX 2+などと呼ばれているのですが、5Gが普及するまでに時間がかかるのでその間の繋ぎとして速さを売りにして販売するためだと思われます。CAには現在の新しいスマートフォンには自動で接続するように設計されていますが、大都市圏でなければ接続されません。端末の4G部分が4G+になればCAに繋がった証です。それでも、CAが高速化のメリットがあることは間違いないので5Gがメインになるまでは知っておいて損のない技術です。格安SIMのワイモバイルを使用して、iPhoneやGalaxyでも問題なくCAを使用できます。
キャリアアグリゲーションのデメリット
キャリアアグリゲーションのデメリットはあまりないと言えるでしょう。なぜなら、複数の周波数帯域を使って効率良くデータを分散させて高速化も実現できるので、デメリットは特に見当たりません。
電力網を効率化して、家庭に安全に電気を供給しているシステムのようなものです。ですから、実際に4Gスマートフォンを使用している際には、CAのデメリットというのは特に見当たりません。
しかし、古いスマートフォンだとそもそもキャリアアグリゲーション対応スマホでないため、iPhoneやGlaxyでも使用できません。反対に最新の対応スマホなら楽天モバイルでもワイモバイルでもauでも使用できます。つまり、格安SIMとauなどのキャリアに関わらず対応のスマートフォンがCAを判別していることになります。
キャリアアグリゲーションに対応しているか確認方法
キャリアアグリケーションは基本的に自動的に接続されるので、普段意識することはありません。しかし、2016年ごろのスマートフォンだと設定が必要な機種もあります。
確認方法は、「設定」から「モバイルネットワーク」を開き設定を確認します。キャリアアグリケーションがオフになっていたらオンに設定してあげれば設定完了です。これで、指定の都内中心地などでアクセスすると4Gの表示が4G+になります。これで、キャリアアグリゲーションが作動していることが分かります。
最新のiPhoneやGalaxy、それもワイモバイルや楽天モバイルなどの格安SIMでも同じように自動的に動作します。確認方法はおそらく、設定項目は自動なので指定できないようになっているはずです。大切なことは、5Gでもキャリアアグリゲーションという言葉は出来て来ますので、その概念を覚えておくことが大切です。その時は3Gbpsを超えるスピードを発揮すると言われています。
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