「格安SIM」auからdocomo回線のMVNOで利用する方法

「格安SIM」auからdocomo回線のMVNOで利用する方法
 格安simを利用する場合にはSIMロックがされていない端末を用意することが必要ですが、回線業者から契約時に購入したスマートフォンは基本的にSIMロックがかかっています。
 そのため必ず解約時にSIMロックの解除を申し込むことが必要となります。これは解約した後では行うことができなくなってしまうため、十分に意識しておかなければなりません。auで購入した端末は、docomo回線の格安simではそのまま利用できないので、キャリアを変更する際には、要注意です。




解約する際にSIMロック解除を同時に申請

 auで購入した端末を利用してdocomo回線の格安simで利用する場合には、解約する前にSIMロック解除を同時に申請することが大切です。
 最近では端末のSIMロック解除を申請に応じて行うことが義務付けられており、ユーザから申請があった場合には回線業者はこれを行わなければならない決まりになっているためです。以前から回線業者は自社で販売した端末を他の回線業者で利用されることを嫌ってSIMロックを行っており、このままでは他の回線業者で利用することができません。そのため、解約する前にauに端末のSIMロック解除を申請することが必要となるのです。また、解約後には解除することができなくなってしまうので十分に注意をすることが大切です。


SIMロックの解除はauショップより、公式サイトの方が安い

 auで購入した端末のSIMロックの解除は、auショップの窓口で依頼する方法と、公式サイトで行う方法がありますが、公式サイトで依頼する方が安くなります。これは、auショップの窓口だと手数料が3,000円かかってしまうのに対し、公式サイトからだと無料で行うことができるためです。ショップの窓口ではその場ですぐに対応してくれるので非常に便利な反面、手数料が発生してしまうためその分お金が無駄になります。ただしショップで申し込んだ場合にはその場で対応してもらえるのに対し、公式サイトの場合には解除が実際に行われるまで日にちがかかるので、SIMロック解除を行う際には解約日までの余裕を持って申し込みを行うことが重要です。


MNP予約番号を貰って、切り替える先のMVNOの申し込み時に申請

 解約の申請時に忘れてはいけないのが、MNP予約番号を貰うことです。これは同じ電話番号をそのまま別の回線業者で利用する際に必要なもので、これを貰って新たな回線業者に渡すことで番号を変えずにそのまま移行をすることができる仕組みとなっています。この手続きを忘れてしまうと、基本的には電話番号が変わるため、現在使っている端末の設定を変更しなければならないことになり、様々なデータを全て消去しなければならないので注意が必要です。
 端末によっては、すべてのデータを消去しリセットするため、スムーズに移行するためには必ず解約時にauからMNP予約番号をもらい、新たなdocomoのMVNOに申請する手続きを行っておくことが大切です。


MVNOから届いたSIMをスマホに差して完了!

 ここまでの手続きをしっかりと行っておけば、端末はMVNOから届いたSIMを差すことで正常に動作するようになっているはずです。MVNOから届くSIMも既にMNPで移行した電話番号が設定されているので、そのまま差すことですぐに利用できるようになっています。
 auからdocomoのMVNOの格安simに移行する事は、これらの手続きを確実に行えば特に問題となる事はありません。注意する事は、端末のSIMロック解除を確実に行うようにすることです。この手続きは非常に面倒になってしまうことも多いのでできるだけ早めに行い、事前にSIMロック解除を確実に行っておくようにすることが重要となります。SIMロック解除ができないと正常に乗り換えることができなくなってしまい、端末が格安simで使えなくなってしまうので十分に注意をしなければなりません。