イオンモバイルが独自の道へ、業界最安値!自社MVNO開始

イオンモバイルが独自の道へ、業界最安値!自社MVNO開始

 格安スマホ、格安SIMといったような言葉や、それらを運営するMVNOという言葉が雑誌やテレビをにぎわしていますが、その中でも、認知に一役買った、「イオンのスマホ」というイオングループの全国の店舗で販売開始したイオンモバイルは、この業界の認知に大きく寄与しました。
 ただ、イオンのスマホはいままでは、他社のBIGLOBE SIMやIIJmioであったり、MVNO各社が提供しているSIMの取り扱いや、SIMロックフリーのスマートフォンを店舗で取り扱い販売していた。いわば、モールのような存在、各社のSIMカードを比較して、購入できると言うメリットで人気になっていたが、今回のイオンモバイルのリリースは、格安SIM業界の中でもかなりのビッグタイトルになる可能性を孕んでいる。
 2月26日、イオンモバイルは、自社でMVNOを開始する。

【イオンモバイルの特長】
業界最安値
全国のイオン213店舗がサポート
「縛り」無し!解約金0円!
問題点は無いの?


◆業界最安値

 イオンリテールは2月26日からイオンモバイルで自社のMVNOのサービス開始を宣言した。
 格安SIMである以上、安くなければ意味が無いですよね。SIMの取り扱いは、データ通信専用のSIMと、音声通話に対応している音声通話対応のSIMの2種類、音声通話のSIMであれば、SMSも対応可能です。また、1契約で複数端末を利用できるシェアプランの用意もある。1契約で家族のスマホを利用したいとか、1契約でスマホだけではなく、タブレット、ゲーム機、ノートパソコンなども利用したいと言った人はシェアプランが向いている。
 SIMカード自体は3サイズに対応しており、標準SIM、nano SIM、micro SIMの3種類のサイズを用意している

【最安値のイオンモバイルの料金表(月額)】

高速通信量 音声対応SIM データプラン シェア音声プラン
0.5GB 1,180円  取り扱い無し 取り扱い無し
1GB 1,280円 480円 取り扱い無し
2GB 1,380円 780円 取り扱い無し
4GB 1,580円 980円 1,780円
6GB 1,980円 1,480円 2,280円
8GB 2,680円 1,980円 2,980円
12GB 3,280円 2,680円 3,580円
20GB 5,980円 4,980円 6,280円
30GB 7,980円 6,980円 8,280円
40GB 10,800円 9,980円 11,100円
50GB 14,800円 13,800円 15,100円

 

◆全国のイオン213店舗がサポート

 一般的な格安SIMを扱うMVNOは料金をドコモやauなどよりも安くするために、店舗を持たない形式でコストを削減することで、格安SIMが成立している、サポートはコールセンターなど、オンラインでの対応が大多数の中、イオンモバイルはイオンの213の店舗を持つことで、サポートをいつでも受けられる体制を作っている、気になる設定や故障などのトラブルにもスグに対応できる体制を整えている。しかも、店舗を持っているにもかかわらず、業界最安値の料金プランというのは、消費者にとっては嬉しい内容と言えるかもしれない。

◆「縛り」無し!解約金0円!

 ドコモやau、ソフトバンクと言った大手キャリアでは、契約すると2年間解約ができないと言った、いわゆる2年縛りを実施している。ところが、イオンであれば、2年縛りといった契約は存在しない。いつでも解約可能だ。ですので、違約金と言ったものは存在しない。初めて格安SIMを利用してみようか検討している人には、まずは、試に契約してみて、サービスに納得したら、既存の契約を移し替えると言った事も可能だ。


◆問題点は無いの?

 イオンモバイルにとって、自社サービスとしてMVNOを提供するのは今回が初めてだ。料金は安い事は分かるし、解約もいつでも出来き、店舗サポートが充実している。また、SIMロックフリーのスマホやタブレット、データカードの取り扱いも店舗で実施している。もちろんオンラインからの購入も可能だ。即日の電話番号の引き継サービス、ナンバーポータビリティも対応しているので、欠点が見当たらないといったイメージがあるが、1点気になる部分がある。
 快適に高速通信を利用することが可能かどうかといった点だ。ドコモのネットワークを利用しているので、つながる地域は広いが、通勤通学の時間帯など、アクセスが集中する時間帯などは、高速通信にストレスは無いのか?サービスの質という点が気になるところだが、契約期間の縛りが存在しないので、まずは、テスト利用してみてから、検討してみることを推奨します。