「格安スマホ教室」NTTレゾナントが3月1日から開催

「格安スマホ教室」NTTレゾナントが3月1日から開催

 最近では、「格安スマホ」、「格安SIM」、「MVNO」などと言う言葉の認知が少しずつ浸透し始めている。本田圭介をイメージキャラクターにした楽天モバイルのテレビCMや、ヨドバシカメラや、ビッグカメラなどの家電量販店でも、格安スマホのコーナーが用意されたり、イオンでもイオンモバイルといった、格安SIMのお店を各店に用意したりと、次第に認知が拡がってきました。

 とは言え、浸透してきたと言っても、携帯電話を利用している人でMVNOの格安SIMを利用しているユーザー数は全体の5%未満という事で、まだまだ、これからと言えるだろう。そこで、「gooのスマホ」というMVNOを提供しているNTTレゾナントが、3月1日からシニア向けに、8月までの期間限定で、 goo のやさしい格安スマホ教室」開催するとのリリースがありました。
 この「gooのやさしい格安スマホ教室」は、地域のNPO法人などと手を組んで、愛知、大阪、福岡で240コースを始めるそうです。ちなみに、気になる 受講料は無料 です。
 この教室を開催するに当たって、gooがユーザーにアンケートを取りました。その結果に対して、「Q&A」していきます。


◆格安スマホに変更してお得かわからない

 はい。一番多い、質問ですね。
 メリットは高速通信に要する費用が安くなるという点です。デメリットは通話に関しては「かけ放題」と言ったようなプランが無いといったところです。一般的には高速通信に関しては月に4000円から6000円程度を大手キャリア経由でみなさんは契約していますが、格安スマホにすれば、MVNOのプラン次第ではありますが、最安で、月300円から、高額でも3000円程度にとどまります。平均で1500円程度と思われます。かなり安くなりますよね。
 反面、通話に関しては、かけ放題と言ったプランは無い。一律一般的な20円/30秒です。自分から通話することがほとんどないといった人は向いているでしょう。また、通信専用としての2台目としての用途であれば、意味があるでしょう。
 また、通話に関して言えば、ナンバーポータビリティ、つまり、電話番号の引き継もできるのですが、インターネット電話やLINE、skypeなどの通信を利用した通話にすれば、無料で通話することもできますし、通話も一概にデメリットとは言えないかも知れません。


◆申込手続き・設定が難しそう

 確かに、シニアにはハードルが高いかもしれません。ほとんどのMVNOサービスが、高速通信量を安くするために、店舗展開を行わず、オンラインでのサービス提供を行っています。インターネット上で申込み、手続きもインターネット上で行われ、契約後に自宅に届くSIMカードを携帯電話差し込み、設定を自分で行う必要があります。ただし、設定方法は詳細に書かれた書類も届くので、それを見ながらの設定をするだけで、ステップも多くないので、意外と簡単という印象があります。
 もし、設定に抵抗があるようであれば、イオンモバイルや楽天モバイル、FREETELのように、店舗展開しているMVNOを選んで、店舗で契約と言う形も取れます。スタッフが親切に教えてくれるので、意外簡単に設定が完了します。


◆通信速度が不安

 この疑問は鋭いかもしれません。MVNOによって、体感速度が違うと言う話は良く出てきます。朝や夕方などの通勤通学の時間帯など通信が集中しやすい時間帯になると、通信速度にストレスを感じると言った話もよくあります。ドコモの回線やauの回線を利用していますが、集中すれば弱かったりすることもあり、全国に基地局を持っているプロバイダが運営しているMVNOや、通信事業者が運営しているようなMVNOを選ぶことをお勧めします。
 また、もし、格安SIMにする際、現在利用しているスマートフォンではなく、新たにスマホを購入されるようであれば、多くの周波を拾うことが出来るスマホを選ぶことも併せて推奨します。スマホのスペック表にあるバンド数が目安になります。このバンド数が多ければ多いほど、数多くの周波を拾ってくれると言う意味になります。