IGZOを搭載した「Meizu m2 note」がイオシスアキバに登場

IGZOを搭載した「Meizu m2 note」がイオシスアキバに登場

 イオシスアキバ中央通店で、フルHDのIGZOのディスプレイを搭載しているMeizu製のSIMロックフリースマートフォン「Meizu m2 note」が登場しました。16GBのモデルが、消費税込で29,800円で販売されています。色は 白とグレーの2種類です。OSは、Flyme4.5を搭載しています。
 まだまだ、普及はこれからのスマートフォンですが、圧倒的なIGZOディスプレイを持ったこの「Meizu m2 note」の特長を発表されているスペックを元に見ていきます。


◆m2 noteのIGZOディスプレイ

 そもそも、IGZOとは何?という所から説明していきます。このスマートフォン端末は、中国のMeizuというメーカーが作った端末ですが、搭載しているこのIGZOという液晶ディスプレイの技術は日本の液晶メーカー大手のシャープが提供している技術です。
 従来の液晶技術もかなりレベルの高いモノと言えますが、透明な結晶性酸化物半導体によるディスプレイで、In(インジウム)、Ga(ガリウム)、Zn(亜鉛)、O(酸素)により構成された透明なディスプレイで、世界でシャープが初めて、量産に成功した技術です。
 上述の元素を組み合わせることで、かなり精密に映像の情報を出力できるようになり、従来の20~50倍の電子移動の速度を実現することが出来き、緻密で速度のある動画などを正確に反映することが出来ます。
 また、静止画であれば、より分かりやすいかもしれませんが、よく画素数が多い方が優秀というイメージがありますが、確かのその通りなのですが、IGZOでは、その画素自体を緻密なものにしました。例えば、長さ1センチメートルが1画素だったとすれば、この新しい技術では、1ミリメートルが1画素というイメージで、画像を表現するドットの単位自体をより小さくすることに成功し、緻密な精密な画像や映像が表現できるようになりました。
 また、スマートフォンを選択する時の決定要因の一つともいうべき、消費電力の問題にも寄与しています。
 当たり前ですが、ディスプレイを静止画の状態で電源をオンにしていれば、映し出している間、時間に比例して電力を消費しますが、このIGZOでは、電源をオンにした状態でディスプレイを出力している状態でも、実は裏側では、電源はオンとオフを繰り返しており、結果として、消費電力を5~1分の1程度まで抑える事ができ、長時間使用したい人をサポートしてくれます。
 また、タッチパネルとしても優秀です。自分の指先の動作に合わせてきれいにタブレットの操作ができるかどうか、と言う話ですが、スマホでアプリのゲームを楽しんでいるときに、自分はしっかり操作したはずなのに、その通りに反映されていないといったストレスを感じた事がある人には朗報になるでしょう。このIGZOディスプレイは、ノイズが少なく、指先の動作通りスマホに指示を与えることが出来、絵を描きたい人には、より細かいドットでの反映ができるので、細いペン先にも反応することが出来るようになりました。


◆m2 noteの魅力

 スマホの見た目は、ZEN PHONEを意識したような薄型ボディーで、5.5インチのIGZOディスプレイを搭載しています。また、バッテリー容量も3,100mAhで、フル充電した状態で放置しておいても、3日程度は電池が持つ強力なバッテリーを搭載しているのも魅力と言える。
 スロットは2種類のSIMカードが搭載可能で、海外旅行などで利用する際にも非常に便利だ。日本国内では、日本のMVNOが販売しているSIMを使用し、海外等に出国した際は、現地のSIMを利用すれば、高額な海外ローミングなどを使用しないで、通信ができるので、非常に便利な設計と言える。
 Bluetoothなどの通信、Wi-Fiの対応など、13メガピクセルのフロントカメラと自撮り用のカメラも5メガピクセルと言う納得の最新のハイスペックが用意されており、注目のスマホの一つと言えるでしょう。
 現在、日本国内では、イオシスアキバ通店で16GBのバージョンだけが販売されていますが、今後の販売チャネルなどの動向にも注目していきたい