Gooの格安スマホ「go4(SH-M02)」は買いなのか?

Gooの格安スマホ「go4(SH-M02)」は買いなのか?

 格安SIMを提供しているMVNO「OCN モバイル ONE」のサービスを代理販売しているGooから、格安スマホ端末「go4(SH-M02)」が発表されました。この端末は、どちらかというと、スマホをゴリゴリ利用しているユーザーというよりは、スマホ初心者向けと題打ってリリースされましたが、実際のところスペックなどはどうなのか?どういった機能が搭載されているのか?本当に初心者向けなのかといった部分にスポットを当ててみて解説していきます。
 ちなみに、Gooでは、この端末の事を型番から、「グーマルヨン」と呼称しています。


◆おサイフケータイと今更感の赤外線通信

 AppleのiPhoneやiPadでは、利用できないという点で考えると、他のAndroid端末でも、おサイフケータイに対応しているモデルもあるので、これを理由に、「go4(SH-M02)」を選ぶかと言うと、何とも言えないですが、無いよりはあった方が良い機能であり、見落としがちな機能なので、明記しておきます。
 また、気になるのが、赤外線通信が可能という点ですが、これは、ガラケー(フィーチャーフォン)全盛期であれば、知人のアドレスや電話番号などの情報を簡単に交換ができるという事で、フィーチャーされていた機能ですが、現在は、Bluetooth通信での交換がスタンダードであり、LINEやFacebookなどのSNSアプリで情報交換するケースも多く、絶対に必要と言える機能とは言えない。
 赤外線通信は相手も同様に赤外線通信ができることが肝要なので、これも絶対条件とは言い難い気もします。


◆画面がかなりデカイ

 初心者向けという意味では、必要な要素であるディスプレイの大きさですが、5インチの大画面で、見やすさという点ではお勧めの1台と言えるかもしれないです。また、生活防水などの当たり前な機能もしっかり装備されています。


◆長時間バッテリー

 スマホにしては、大容量な2,450mAhのバッテリーを搭載しており、フル充電状態で、待ち受け状態であれば、3日程度は持ち続けることが出来ます。外出の多い仕事をされている人などには、ここは大きくオススメな要素としてピックアップできると思われます。


◆優秀なカメラ

 商品の公式ページでは、プッシュされていませんが、意外とスペックが高いのが、このカメラ機能です。アウトカメラが1,310万画素で、現在のハイスペックなスマートフォンと同等の画素数を実現できています。初めて、スマートフォンで写真を撮りたいと言う場合でも、かなりキレイで鮮明な写真を撮ることが可能です。
 ただし、残念な部分もあり、自撮り用のインカメラが、貧弱で210万画素という少なさが気になります。あまり自撮りをしないと言った場合であれば、問題ないと思いますが、頻度多く、自撮りをしたいと言った人には、不向きかも知れません。


◆同時処理もサクサク

 CPUについての説明です。CPUとはいわば、頭脳のような存在で、どれだけの情報を処理することが出来るかの指標となります。現在の格安スマホでリリースされているスマートフォンでは、デュアルコアと呼ばれるCPUを2つ搭載しているモデルが一般的ですが、この「go4(SH-M02)」では、クアッドコアを搭載しており、4つの頭脳を抱えているので、YouTubeのような動画を見ながら、アプリや音楽をインストールしたりといったような同時処理をすると、時として、スマホの頭脳の容量を超えてしまい、動きが遅くなってしまい、ガクガクしたり、ひどい場合は、表示しているコンテンツが閉じてしまうとか、固まってしまう、いわゆるフリーズした状態になってしまうと言った事がありますが、そういった場面でもストレスを感じない動作、優れた能力を発揮します。

 初心者向けと題打っているように、全てにハイスペックが揃っているという事ではありませんが、大画面でディスプレイが見やすく、カメラもアウトカメラの高い画素数、処理速度のスピード、おサイフケータイも利用できるといったベーシックはしっかり押さえおり、価格も格安SIMでは、平均4万円~6万円程度が平均ですが、それよりは安い、38,800円であることも魅力です。