格安SIMではApple Watchは使えない?

格安SIMではApple Watchは使えない?
 apple watch 3やapple watch 4といったように、applewatchは新モデルが登場する毎に新機能が盛り込まれてきました。eSIM機能を搭載する事で単独でデータ通信が行えるようになりましたが、この機能を使えるのはセルラー対応モデルのみです。
 スマートフォンと連携して同じ電話番号で電話の発着信を行うには、大手キャリアが提供している回線の電話番号のシェアが出来るサービスを利用する必要があります。その点で格安SIMサービスを利用する事が出来ません。



GPSモデルは格安SIMでも利用可能

 apple watch 3やapple watch 4やwatch2にはGPSモデルがありますが、このモデルの場合、セルラーモデルとは違ってapplewatch用の回線契約をする必要はありません。
 回線を使ったデータ通信を行う機能が無く、スマートフォンとセットで使うようになっているからです。つまり、Wi-Fi機器と同じような存在ですので、スマートフォン側に格安SIMを使っていれば、GPSモデルは格安SIMが使えるという事になります。
 自宅にスマートフォンを置いてきてしまった場合には、applewatchのみではデータ通信を利用出来なくなってしまいますので注意が必要です。セルラーモデルよりも使い勝手は良い部分があります。


セルラーモデルは、大手3キャリアのみでしか利用できない

 apple watch 4のセルラーモデルはapple watch 3やwatch2とは違ってeSIMが搭載されていますので、単独での通信が行えます。
 但し、モバイル回線が利用出来るのは種類は決まっており、大手3キャリアのみとなっています。その理由は、端末と同じ電話番号を使って電話の発着信するのに大手3キャリアが提供している電話番号のシェアサービスが必須だからです。
 また、cellularモデルはスマートフォンとペアリングして使う方法以外にも、同じ電話番号を使ってapplewatchやスマートフォンのいずれかで電話の発着信を行える環境を作る事が出来ます。eSIMは現在大手キャリアでしか対応していない事も格安SIMが導入出来ない大きな理由となっています。


セルラーモデルのAppleWatchは大手キャリア契約

 watch2などにあるGPSモデルはスマートフォンとペアリングをする事で、格安SIMを挿入しているスマートフォンから格安SIMの回線を使う事が出来ますが、セルラーモデルはeSIMを搭載していて同じ番号を使わなければ、スマートフォンと連携して電話の発着信が行えません。
 しかし、これを回避する方法があり、ペアリングでセルラーモデルでも格安SIMを使う事が出来るようになります。まず、applewatchは大手キャリア契約を行い、電話番号のシェアサービスを使えるようにします。
 iPhoneの契約は格安SIMにする事が出来ますので、ペアリングをしてapplewatchの方でも格安SIMと同じ電話番号が使えるように設定すれば良いです。


AppleWatchとiPhone併用でGPSモデルなら格安SIMでも可能

 AppleWatchとiPhoneを併用する場合、GPSモデルですとスマートフォン側に格安SIMを導入してペアリングをすることで可能です。
 cellularモデルでの通話利用がある場合はまだ利用する事が出来ない事に注意するべきでしょう。裏技的にapplewatchには大手キャリアのSIM契約を行う事で、格安SIMを導入したスマートフォンと同じ電話番号で使えるようになりますが、料金を節約して使いたい場合には現実的な方法ではありません。
 その面ではまだ利便性が乏しく、改善する余地が残っています。cellularモデルは単独で使う方が利便性が高く、格安SIMの料金的なメリットを活用するにはGPSモデルを使うのが良いでしょう。