海外で格安SIMにするなら「クラウドSIM」対応の新スマホ「jetfon」

海外で格安SIMにするなら「クラウドSIM」対応の新スマホ「jetfon」
 一般的なSIMでは国内では問題なく使用できたとしても、海外では使用できない場合や、一部の機能が制限されてしまう場合があります。普通のSIMとスマートフォンは海外では使えないことが多いため、海外旅行などでインターネットを利用した観光地の検索などが不便になります。
 しかしクラウドSIMを使用すれば海外でも問題なく使用できるので、クラウドSIMと対応したスマートフォンがあると、海外旅行などの際にとても便利です。




クラウドSIMって何?

 通常のSIMは物理的なSIMカードをスマートフォンに入れて使用しますが、クラウドSIMは専用のクラウドサーバー上からSIMの情報を取得する仕組みになっています。本来は物理的なカードに電話番号や回線契約情報などが記録されていますが、クラウドSIMではサーバー上にある情報をダウンロードして使用します。
 専用のクラウドサーバーからダウンロードする必要があるので、インターネットや電話が利用できるまでに少し時間が掛かってしまいます。しかし国内外のどこでも使えるというメリットがあり、特に海外旅行などの場合に便利になります。
 従来のSIMの場合には海外でも使えるSIMを購入する必要がありますが、クラウドSIMならクラウドサーバー上で自動で海外用のSIMに切り替えてくれます。


jetfonであれば、面倒な設定が不要

 jetfonにはユーザーの位置情報などをクラウドサーバーに送信するために、専用のSIMが初めから搭載されています。
 渡航前にGlobal Planのアプリ内で渡航先の国を選択してプランの購入を行っておき、現地に到着してからGlobal Planのアプリから接続を行うだけです。クラウドサーバーが位置情報を受信すると、現地で使用できるSIM情報を自動でjetfonに送信します。
 通常であれば滞在している国や地域などを選択して、手動で位置情報をクラウドサーバーへ送信する必要がありますが、jetfonならこれらを自動で行うので面倒な設定が不要です。
 どの国に旅行に行っていても自動でjetfonが位置情報を取得するので、ユーザーが設定や位置情報の変更などを行う必要はありません。すべての操作はGlobal Planのアプリ内で行えるので、jetfonはスマートフォンやクラウドSIMに詳しくなく、難しい設定などを行いたくない場合に便利です。


安い料金設定!イモトのWi-Fiと比較してみた

 料金設定についてはjetfonだとアメリカの場合で1日300MBの通信量で580円からとなっています。イモトのWi-Fiでは同じアメリカの場合でも1日250MBの通信量で776円からで、jetfonと比較すると少し高めの料金です。韓国などのアジア圏の場合だとjetfonが380円で、イモトのWi-Fiが536円でこの場合にはイモトのWi-Fiの方が料金が高くなっています。
 ほとんどの国と地域で比較しても大半の場合には、イモトのWi-Fiの方が高くjetfonの方が安くなります。差は数百円となっていますが長期間の滞在の場合だと、差が大きくなることもありイモトのWi-Fiは料金面で不利になっています。


jetfonの購入方法とクラウドSIMの利用方法

 jetfonはMAYA SYSTEMの公式サイトやインターネット通販や家電量販店などから購入することが可能です。価格は公式サイトの場合で税別39800円となっていますが、他のインターネット通販や家電量販店で購入する場合には価格が上下する可能性や価格が異なる可能性があります。
 基本的にはSIMフリースマートフォンとなっていて、契約などは必要なく月額基本料金も0円で通常は格安SIMなどを入れて使えます。海外旅行などで渡航する場合に専用のGlobal Planというアプリから、渡航先の国と地域を選択して支払いを行うことになります。現地に到着してからは購入したプランをアプリ内から有効化するだけで利用できます。