「VAIO Phone Biz」が発表、4月から発売予定!その中身に迫ります。

「VAIO Phone Biz」が発表、4月から発売予定!その中身に迫ります。

 昨年、口コミや評判などでは最悪と言われた「VAIO Phone(バイオフォン)」とは異なり、今回のリリース内容は、VAIOらしさが出てきていると言える内容かもしれません。まだ、価格は未定ですが、今年の4月にリリース予定になっている「VAIO Phone Biz」は、注目のSIMロックフリースマホと言える。
 リリースされている情報を元に、気になるその機能に迫ります。


◆気になる基本スペックは?

 5.5インチの液晶HDを搭載し、OSは「Windows 10 Mobile」を搭載しており、Microsoftのアカウントを持っていれば、同期が取れ、スマホの操作でもパソコンで管理しているデータも一元管理ができ、管理がしやすくなっています。また、SIMフリーという事で、SIMでの通信とWi-Fi環境での通信の選択もしやすく、トップのメニューからアクセスしやすくなっており、SIMフリーを利用している人にも使い勝手が向上されている。Windows10と言えば、音声認識でのスマホ操作ができる「Cortana(コルタナ)」も標準装備されている部分もポイントと言えます。
 BIZと名前が付いているように、ビジネス用途で重要なexcel、word、PowerPointといたツールももちろん、プレインストールされており、スマホ上でサクサク、作成、修正、編集が簡単にできます。
 データの保存や新規作成もオンラインストレージ「OneDrive」を利用すれば、スマホのメモリを利用せず、負担無く操作ができます。クラウドプラットフォーム「Azure」ともマッチしており、OSにログインするだけで、Microsoftのクラウドサービスの全てを自動でシングルサインオンで操作が出来ます。
 また、気になるCPUつまり、どれだけお利口さんで処理ができるかという点も安心のQualcomm® Snapdragon™ 617 オクタコアを搭載しており、同時に複数の処理も簡単です。ゲームなどのアプリ操作をしながら、表計算や文章作成、メールの受信など、同時に処理をしても、スマホの動作が遅くなるという事はありません。8つの頭脳オクタコアを搭載しているので安心です。スマホ自体のストレージは、16GBで、外部のメモリにも対応しており、micro SDを利用すれば、128GBという大容量になります。画像の多い、PowerPointのデータファイルや、excelなども数多く保存できるでしょう。


◆Continuum(コンティニュアム)でテレビがあれば、そこは、オフィスに早変わり

 「Continuum(コンティニュアム)」という言葉をご存知でしょうか?簡単に言えば、スマホの操作をディスプレイ上で行うことが出来ると言った機能というかデバイスと言うかといった新機能ですが、テレビのUSBに差し込むことで、Bluetoothで、「VAIO Phone Biz」と接続することが出来き、キーボードやマウスは、USBとケーブルで結んでも良いですし、スマホとBluetoothで接続することもでき、VAIOの操作をテレビで行うことが出来る、パソコンのような操作が可能になるといた優れものの機能だ。 外出先ではスマホを利用して、オフィスや自宅では、テレビのモニターなどで操作すると言った使用方法ができる。しかも、テレビで使用しているときもスマホで電話であったり、アプリなどを操作することも可能だ。


◆セキュリティが遠隔操作

 ここまで優秀な端末だと、怖いのが、スマホを紛失した時だ。大事な仕事の情報などが流出してしまうといったリスクが高まるが、この「VAIO Phone Biz」は、遠隔操作で、ロックを掛けたり、スマホの中にある情報をすべて削除することができる。また、GPSでどこに端末があるかを探すことも可能だ。


◆問題点や課題、デメリット

 ビジネス用途としては、この上ない端末に仕上がっていると思われるこの「VAIO Phone Biz」ですが、まだ、価格は未定なので、費用対効果といった観点で見ることはできませんが、5.5インチの液晶で解像度も1080×1920で、テザリングもでき、カメラは、CMOS センサーを搭載しており、1300万画素で、自撮り用のインカメラも同様に、CMOS センサーを搭載しており、500万画素でカメラ機能も優秀で、スペックとして、もう一つ欲しかったと言える部分を考えると、2点あります。
 一つ目が、Bluetoothで4.0という事で、今後、4.1が標準になっていくと思われるので、この無線の部分と、二つ目がバッテリーが2800 mAhという事で、決しえ少ない訳でもなく、1日程度は十分に持つバッテリーで、大きいと言えるがビジネス用途であれば、4000mAh程度は搭載しているか、交換式のバッテリーになって入れば、よりよかったのではないか?といった疑問が残りましたが、ビジネス用途のスマホとしては、かなりのスペックを持っているスマホであることは間違いない。