2016年!明けましておめでとうございます!

2016年!明けましておめでとうございます!

 いよいよ、2015年から2016年に年も改まりました。当サイトは、「格安スマホ」を検討している人に、MVNOサービスの比較を趣旨として、サイト運営をしておりますが、MVNOのリリース情報などの紹介だけではなく、周辺のSIMフリー端末の情報なども交えながら、色々情報発信させていただいております。
 昨年の2015年は、格安スマホが認知し始めた年であるということは、昨日のコラムに記載させていただきましたが、本年は、MVNO各社やSIMフリー端末を提供しているメーカーサイドからすれば、勝負の年であり、市場に拡がりがみられるか、マイナーリーグから毛の生えた現状でそのまま横ばいになってしまうかといった年になる事でしょう。
 本日のコラムとしては、2016年年始の現在のMVNOサービスの問題点、今年改善すべき問題点を挙げてみたいと思います。
 もし、これから、格安スマホを検討したいと言う方は、こういったリスク、デメリットが存在しているという事を購入するかどうかの計算式に入れていただければと思います。


◆安いけど通信に不安あり

 格安スマホは当たり前の話ですが、スマホ自体が低価格で発売されている端末が多いと言うイメージで端末料金と思われがちですが、通信料金が安いという事が本来の意味で、ドコモなどの大手キャリアと言われている所と契約した場合の通信料金と比較すると、安い料金になり、最大6000円程度のコストカットになるという事で、人気を集めているサービスなのです3G,4GとかLTEと言われている高速通信は、ドコモやauなどのキャリアの回線を利用してMVNO各社が消費者に提供しています。
 ところが、この「ドコモやauなどのキャリアの回線を利用しての高速通信」という言葉が良くありません。MVNO各社はこのフレーズを利用して、「だから繋がる」といった回線の質の高さをアピールしていますが、これは、あくまで繋がるエリアの事です。だから、通信速度が速いという事ではありません。通信速度を開示しているMVNOもありますが、あくまで、実際に公式ページにも記載されていますが、「最大」という表現を用いており、実際の体感速度とは異なります。
 格安SIMと言われているので、安さが全てという事で、ほぼ、業界最安値で料金プランを提供している DMM Mobileが一番人気があるかと言えば、実際ふたを開けてみれば、2015年の統計を見てみると、「 OCN モバイルONE」や「 IIJmio(みおふぉん)」といったMVNOが上位人気にいました。
 もちろん、通信料金は安いのですが、この2社の特長というと、ユーザーの声や口コミなどを拾ってみると、高速通信回線のストレスが少ないという事でした。また、ヨドバシカメラで毎月、販売契約数一位のFREETELというMVNOも、通信料金自体も安いのですが、毎月、通信回線の改善を実施しており、この速度がキーポイントと言えます。
 この通信速度の良し悪しの判断は、一般的にはなかなか見分けがつかないのですが、通信が遅いMVNOが存在している理由をお伝えすると、MVNO各社は冒頭でもお伝えしたように、ドコモなどのキャリアの回線を利用していますが、契約の際に一定の通信量を借ります。借りた後、その回線を契約したユーザーが利用していくわけですが、ユーザーが増えれば増える程、回線はパンクに近づきます。パンクしたらもちろん、回線の利用は出来なくなってしまいますが、パンク状態に近づくだけでも、高速通信どころか通信にストレスを感じるような状態になってしまいます。
 その為に、通信量の上限が近づく前に、キャリアと通信量の更新手続きをする必要があるのですが、契約内容によっては、簡単に上限を増やしたりすることが出来ません。
 今後、MVNOが提供する格安SIMのサービスの市場を大きくしていくには、この通信速度問題はかなり重要です。各社、この問題に真摯に向き合い、改善できるかどうかが大きな課題になると言えます。