アキバ発の最安値スマホ「UPQ(アップ・キュー)」登場

アキバ発の最安値スマホ「UPQ(アップ・キュー)」登場

 8月6日に発表があった「アキバ発」のSIMロックフリーのスマートフォンが誕生しました。新しいメーカーとなる訳ですが、このSIMフリー端末の最大の特徴は、その価格です。何と、SIMフリーの携帯端末の中では、最安値と言える14,500円(税抜)での販売です。格安SIMに対応しているスマートフォンは、値段がユーザーの支持を集める最大のポイントの一つと言えます。その為、メーカーサイドは、少しでも安くできるように企業努力を強いられているわけですが、それでも、安くても3万円台~5万円台が一般的です。その中で、 14,500円(税抜)を実現した、この「 UPQ(アップ・キュー)」のスマートフォンのスペックが気になるところです。
 確かに安い事、値段は購入する際の重要なファクターとなりますが、そうなると次に気になるのは、スペックですよね?「安かろう、悪かろう」では、話になりませんよね?では、今回「UPQ(アップ・キュー)」から発売された業界最安値のスマートフォン「 UPQ Phone A01」のスペックを見ていきます。


◆カシオが作ったOEMなので、及第点の内容に仕上がってます!

 「UPQ(アップ・キュー)」の格安スマホ、「UPQ Phone A01」は、その値段にばかり目が行き、中身は大丈夫なのか?といった不安が、付きまとう位の価格で販売されていますが、実はこのスマートフォンは携帯メーカーとしても、有名な カシオが提供しているスマートフォンでOEMで作られたスマートフォンです。
 まず、OSですが、 Android5.1というAndroidの最新のOSを乗せており、ゲームなどアプリを楽しみたいユーザーには問題が無いと言えます。また、無線も Bluetooth4.0という最新の無線を搭載しています。サクサク使えるかの目安になる情報処理速度と言う部分で言えば、CPUは「 MT6735 Cortex-A53 クアッドコア 1.5GHz」を搭載しています。
 クアッドコアと聞くと、何の意味という人もいるかもしれないので、簡単に補足すると、従来のスマートフォンのほとんどが、デュアルコアを搭載しており、コアが2つある事をデュアルコアと言い、簡単に言えば、同時に2つの処理を行うことが出来るという事になります。ところが、この「UPQ Phone A01」のCPUはクアッドコアで、4つのコアを持っており、2つの処理をデュアルコアの2倍の速度で処理ができるという事で、簡単に言えば、優秀な頭を持っているという事になります。
 とは言え実際のところで言えば、アプリの処理内容がクアッドコアに対応していなければならないという部分もあるので、実際の肌感では、2倍ではなく1.3~1.5倍程度と言ったところでしょうか?とは言え、メリットとしては、バックグラウンド処理やメールを受信しながらの処理など、並行処理に非常に強く、また、画像や動画など処理速度や処理能力などの負荷を求めてくる処理に強く、使用するアプリケーションなどがクアッドコアCPUに対応しているという事であれば、かなりの高速処理をしてくれます。とはいえ、完ぺきではないです。消費電力が高く、スマホの温度が高くなりやすいです。また、デュアルコア搭載のスマホよりも値段が高いというのが相場ですが、業界最安値を実現しているので、このデメリットは存在しないですね。


◆カメラ機能は納得のスペック

 もちろん、最新のハイスペックスマホやデジカメには及びませんが、この価格を考慮すれば納得の搭載カメラを持っています。現在、人気のスマートフォンiPhoneと比較してみます。iPhone6や、5、5sのカメラは、メインカメラの画素数が800万画素で、自撮り用のインカメラは120万画素ですが、「UPQ Phone A01」のカメラはiPhoneには勝てていませんが、 メインカメラは500万画素で、インカメラが200万画素というスペックになっており、iPhone6の価格が86,600円(税別)と考えると、14,500円(税抜)の「UPQ Phone A01」でも良いのではないかと考えてしまいますね。もちろん、カメラが全てではないですが…。