U-mobileは即日MNP、ナンバーポータビリティ可能になりました。

U-mobileは即日MNP、ナンバーポータビリティ可能になりました。

 格安スマホ大手のU-NEXTが運営している U-Mobile は11月9日から、即日でナンバーポータビリティが可能になりました。これは、既存のスマートフォンやフィーチャーフォンから、格安スマホを選択したい人にとっては、格安スマホを運営しているMVNO選びの際の大きなポイントになると言えます。


◆いままでのナンバーポータビリティ

 そもそも基本中の基本ですが、ナンバーポータビリティは略称でMNP(エムエヌピー)と呼ばれており、携帯電話の機種変更をする際には、当たり前ですが、電話番号を引き継いで利用できるという事ですが、ナンバーポータビリティとは、携帯電話事業者を変更する際に、例えば、ドコモからauに変更する際などにも電話番号を引き継げる事を言います。
 格安スマホでは、このナンバーポータビリティは時間がかかり、既存の携帯電話から格安スマホに変更しようとする際に、この点がネックになってしまい、格安スマホを選ぶことをあきらめるといった問題の一つになっていました。
 従来のナンバーポータビリティは、通話用のSIMカードをMVNOの運営するウェブサイトから申し込むか、MVNOが運営する店舗に足を運んで申し込む訳ですが、申込んでから、翌日から数日後に手元にSIMカードが手元に届きます。
 届いたタイミングで、MNPがスグにできるかと言えば、スグにできません。届いてから、MVNOに電話、オンラインサイトで手続き、または、店舗に足を運んで改めて、MNPの手続き申請を行い、それから3日後程度で、MNPが利用できると言った流れになっており、非常に長い時間がかかっており、元々使っていた電話番号を使えるようになるまで少々ストレスでした。


◆ナンバーポータビリティが時間かかる事の想定外の問題点

 電話番号が引き継げないということは、単純に今まで使用していた電話番号で着信や発信が出来ないといった問題にとどまりません。
 例えば、通話ができない期間に関しては、留守番電話や、転送ダイヤルを利用すれば、問題ないのではないか?といった安易なアイデアもあるかもしれませんが、留守番電話が受ける電話番号も、転送ダイヤルに転送する元になる電話番号は、ナンバーポータビリティで電話番号を引き継いだダイヤルが対応するので、設定が完了しなければ、留守番電話も転送ダイヤルも利用することが出来ません。
 もちろん、SMS(ショートメッセージ)にも同様のことが言えます。空白期間中にSMSでメッセージを貰ったとしても、MNPの設定がなされなければ、受信することは出来ず、設定完了後にそれまでの空白期間に受信したSMSを一斉に受信できるかと言えば、全部とは言いませんが、大部分は受信できません。
 単純に即日でMNPが出来ないという事が、どれだけの影響があるのかご理解いただけましたでしょうか?


◆U-mobileナンバーポータビリティの方法

 では、実際のU-mibleのナンバーポータビリティの方法を見ていきましょう。
 前提として、利用したいSIMロックフリーのスマホが手元にあるか、U-Mobileのスマホセットプランを利用したいと言う事が前提になります。現在利用しているキャリアのスマホをそのまま利用したい場合は、キャリアでSIMロック解除を事前にしておく必要がありますので、ご注意を。
 まず、ナンバーポータビリティを利用したい旨を現在利用しているキャリアショップなどで、伝えて、予約番号を貰います。
 そして、U-mobileの店舗、または、オンラインで、通話SIMを選択して、また、ナンバーポータビリティを利用したい旨を伝えてください。
 申込後3日程度で手元に、SIMカードが送られてきます。本来であれば、ここから、さらに数日かかるのが、各社MVNO大部分ですが、U-Mobileでは、専用のダイヤルに、電話するだけで即日に、ナンバーポータビリティが完了します。

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