SIMカードのサイズって重要?

 現在、日本国内で流通しているスマートフォン、フィーチャーフォンなどの携帯電話などで利用できるSIMカードは3種類あります。標準サイズの「 標準SIM」と少々小さい「 microSIM」と一番小さいサイズの「 nanoSIM」が存在しています。格安SIMの料金だけで選択したり、好きな端末から選ぶ場合、このSIMカードの種類に関しても、併せて検討をしていないと、いざ、購入したSIMカードが携帯端末のサイズに合わないために、装着できないといった事態もあり得ます。
 とは言え、「標準SIM」と「microSIM」の端子はほとんど似た形状になっているので、アダプターを購入して装着すれば、microSIMを標準SIMとして利用することは可能です。また、「nanoSIM」は、端子の形状が他のと少々異なっていますが、標準SIMや、microSIMに付いている外側の部分は使用されておらず、これも、先ほどの例と同様、サイズを大きくできるアダプターを購入して、装着することで、標準SIMやmicroSIMとして利用することが出来ます。
 ちなみに、3種類のSIMは、端子の形状が異なるように見えるかが、基本的に位置を合わせることで使用ができるという仕組みになっています。ただし、大きいサイズを小さいサイズに入れることはもちろん、物理的に不可能ですし、ハサミやカッターなどで切って使う事も出来ないので、ここだけは絶対に注意して下さい。
 標準SIMでは、microSIMやnanoSIM対応の携帯端末は使用することが出来ない。
また、microSIMでは、nanoSIM対応の携帯端末を使用することはできないという事は、格安SIMを購入する際に最低限覚えておいてほしい事と言えます。


◆3種類のSIM以外の規格のサイズのSIMも存在する?

 余り手に触れることはないかと思いますが、名前が出てくる事もあるかと思いますので補足します。日本で流通している「標準SIM」、「microSIM」、「nanoSIM」以外にもう1つあります。
 「 フルサイズSIM」というSIMが存在しています。これを手にすることや、どうするかなどを議論することは稀ですが、補足しますと、これは、携帯販売店などが、持っているSIMカードの元になるもので、サイズは、クレジットカートなどと同じ大きさのカードで、その中に、本来のSIMカードがあり、このフルサイズSIMから切り取って、携帯電話に差し込みます。つまり、SIMカードを切り取る前の状態のホルダーの役割をしているのがフルサイズSIMという事です。
 現在では、microSIMがフルサイズSIMに装着されているケースが多いです。


◆SIMのサイズの確認方法

 SIMカードに種類がある事は、お分かりいただけましたでしょうか?では、サイズの確認方法について補足していきます。
 これから、新しく格安SIM専用の端末を購入するという方であれば、その端末の公式ホームページで、サイズに関しての説明が絶対にあるので、安心です。また、イオンやヨドバシカメラ、ビッグカメラなどの家電量販店で購入したいという事であれば、こちらも、店頭で必ず、対応しているSIMのサイズに関して表記があるので安心です。
 ただし、問題なのは、現在、手元にある携帯端末のサイズの調べ方です。基本的に2種類しかないので、分かりやすいと思いますが、以下の通りです。

【iPhone以外のAndroid端末】
 端末の横にある溝の部分から、裏蓋を外してください。
 すると、電池パックが見えると思いますが、その付近にSIMカードを挿入ないし、外す為のスロットがありますので、そこでサイズを確認することが出来ます。

【iPhone端末】
 端末の側面にある窪みに、ピン等を差し込むと、SIMカードのスロットが飛び出てきます。そのスロットの大きさでサイズを確認できます。一部のAndroid端末もこの方法で、確認する端末もあります。


◆標準SIMに対応している人気の端末

 先ほどの項で説明させていただいた方法で、どのSIMのサイズに対応しているかは分かりますが、ここでは、人気の端末の対応しているSIMの説明をしていきます。まずは、標準SIMに対応いしている人気のスマホを補足します。

【Xperia E1 Dual】
・メーカー:ソニー
・実勢価格:15,000円前後
海外で販売されているXperia(エクスぺリア)の廉価版とも言うべき端末機種で、 2枚のSIMカードを挿入できるようになっています。1つは、日本のSIMカードのスロットで、もう1枚は海外のみで使用する GSM専用です。
 ちなみに、OSはAndroid4.3を積んでおり、海外専用モデルですが、日本語にも対応している点が人気の秘密かもしれません。

【PolaSma】
・メーカー:ポラロイド
・実勢価格:30,000円前後
  子供向けのスマートフォンと言われており、 アプリを使用できる時間を制限する事ができたり、 通話する際に通話先の制限を設けることが可能なスマートフォンです。 SIMカードは2枚差し込むことが可能で、OSで切り替えることが可能です。

【Galaxy Nexus SC-04D】
・メーカー:サムスン
・実勢価格:23,000円前後
 日本国内ではドコモで販売されています。Googleのネクサスブランドの携帯です。中古端末として流通している入手しやすい白ロム端末という事でも評判です。余計なアプリがほとんどインストールされていない、扱いやすさでも人気の端末です。

 大手キャリアから発売されているスマートフォンで考えると、最近では、この標準SIMタイプの携帯端末がほとんど見られなくなりました。一部のSIMフリーのスマホでは、現在でもこの標準SIMタイプのスマホは、まだ存在していますが、2枚のSIMカードを差すことが出来る デュアルスロットの携帯端末が多いのも特徴と言えます。


◆microSIMに対応している人気の端末

【Android端末のほとんどがmicroSIM対応】
 現行のAndroid端末の大部分が、このmicroSIMを採用しています。iPhoneでは、以前、ソフトバンクが販売していたiPhone4が対応しており、ちなみに、このiPhone4が、日本で最初のmicroSIMに対応した端末です。それ以降、Android端末のほとんどが、このmicroSIMを採用しており、格安SIMでは、一番多く利用されているドコモの回線に適用している端末では、 Xi(クロッシィ)対応スマホからmicroSIMが採用されています。現在、 大分部のAndroid端末では、Xiに対応しており、アップルのiPhone以外全ての端末がmicroSIMと言えます。

【Xperia Z1f SO-02F】
・メーカー:ソニー
・実勢価格:71,000円前後
 ソニーのXperiaシリーズの中で中心的な存在「Zシリーズ」です。4.7インチの大型液晶が特徴的でありながら、片手で操作がしやすいという事で人気の端末です。SIMカードは側面のカバーを外すとスロットがあります。

【AQUOS PAD SH-06F】
・メーカー:シャープ
・実勢価格:85,000円前後
 液晶のシャープが贈る7インチのタブレットです。同大きさの液晶端末の中では、233グラムというクラス最軽量のモデルで、microSIMは側面のカバーを外すとスロットが出てきます。

【グローバルスマホやタブレットはmicroSIMが主流】
 「microSIM」はドコモのスマホだけではなく、海外のスマホやタブレットでも現在主流になっており、Googleの主力商品「Nexus 5」やタブレットの「Nexus 7」や、DELLのタブレットや、初のテザリングで有名になったHTC、モトローラなどの海外のグローバルモデルのスマホ、タブレット端末でも、microSIMが主力となっています。

【Nexus 5】
メーカー:グーグル
実勢価格:40,000円前後
 Googleがおくる最新のモデルで5インチ液晶が付いており、Android4.4を搭載しています。国内では、GooglePlayストアから購入可能で、店頭では、イー・モバイル版が販売されています。

【Nexus 7】
メーカー:グーグル
実勢価格:40,000円前後
 7インチ液晶のタブレット端末、片手で持てることを意識した290グラムという比較的軽量なタブレット端末。格安SIMが使えるLTEモデルや、Wi-Fi専用端末などもあります。MicroSIMは側面のスロットから装着することが出来ます。


◆nanoSIMが使用できる端末

 まだまだ、これからの規格とも言えますが、現在、microSIMに対応している端末は、 アップル社製品に限られており、iPhone5以降のiPhoneや、iPad mini、iPad Airといった限られた端末のみとなっております。
 ちなみに、このnanoSIMが使えるものは、アップル製品に限られますが、3G/LTE通信が可能なモデルで採用をされています。

【iPhone5 16GB】
・メーカー:アップル
・実勢価格:73,000円前後
 指紋認証機能を持っている、iPhoneシリーズの2013年のモデルです。側面の穴の部分にピンで差し込むとSIMカードを挿入するトレイが出てきます。

【iPad mini Retina ディスプレイモデル16GB】
メーカー:アップル
実勢価格:56,000円
 8インチの液晶画面を持つ小型のiPadで、解像度の高いRetinaを採用している人気のモデルです。格安SIMを使用できる 3G/LTE通信対応モデルと、 Wi-Fi専用モデルがあります。

 ちなみに、 iPad touchなどのWi-Fi専用モデルには、SIMを入れる為のスロットが存在していないので、 格安SIMでは利用できません。「 Wi-Fi+Celuler」の表記があるモデルであれば、iPadでもSIMの利用が出来ます。


サイズが違うSIMもSIMカードアダプターを利用して使おう

 SIMサイズが違い場合、 アダプターを使用することで、 小さいサイズのSIMカードであっても、大きなサイズの端末のスロットに入れることが可能です。
 このアダプターですが、インターネット上のオンラインストアでも、ヨドバシカメラなど家電量販店などでも販売されており、手軽に入手できるので、もし、小さいサイズのSIMカードしかない、端末のスロットの方が大きいという問題に関しては、このSIMカードアダプターで対応が可能です。
 ただし、アダプターを利用する際は、端子の破損に注意が必要です。アダプターとSIMカードの隙間に、スマホ側の金属端子が引っかかり、挿入する時や外す時に、破損してしまうというトラブル事例をよく見かけるので、SIMを装着する際に、アダプターとずれないように、裏側からテープで固定するなど、補強して使う事もおすすめです。
 また、もし、SIMサイズの方が大きい場合、携帯端末の方が小さい場合など、アダプターで対応できない場合は、SIM提供元にサイズの交換手続きをしてもらう事をお勧めします。交換方法は各MVNOのホームページで確認してください。