格安SIMの選び方

 当サイトのようなSIMの比較サイトでも、オンラインで販売しているモールであったり、ヨドバシカメラやヤマダ電機などの家電量販店などでは、格安SIMのコーナーが従来の携帯電話のコーナー同様に作られ、数多くの格安SIMが置かれています。ここから、自分の目的、用途に適した格安SIMを見つけるのは、確かに一苦労します。
 しっかりタイプや特長などの共通点を把握することで、スムーズに選定が可能となるでしょう。取りあえず、店頭に行って選ぼうなんて、考えていると、その選択肢の多さに驚いてしまう事でしょう。
 そこで、ここでは、格安SIMの選び方を説明していきます。


◆自分にふさわしい、SIMを見つけ出そう

 格安SIMを提供している事業者(MVNO)は、現在15社を超えています。数年前までは、ほとんど、名前すら知られていなかったようなMVNOも、イオングループやビッグカメラなどの家電量販店では、安い値段のスマートフォーンと組み合わせて販売していたり、気づくと、大手プロバイダや、別の事業で有名な企業など、どんどん参入してきています。その結果、多くのサービスを独自でつくるMVNOも増えて、一目では、どのMVNOのどの格安SIMを購入したらよいのか、分からなくなってきます。
 とはいえ、どの会社にも一定の共通点があるので、そこら辺から絞り込みを掛けていくと良いでしょう。
 その格安SIMの共通点とは何か?
 「データ通信」という基本サービスを軸にして、様々な付加サービスがあるということです。たとえば、オンラインショッピングでも人気で、ヨドバシカメラやビッグカメラなどでも販売されている「OCNモバイルONE」などは、データ通信用の商品や、そこに音声通話機能が付随している商品、IP電話のサービスが付いているものがあり、それぞれに、ショートメッセージつまりSMSの機能の有無の選択が出来ように、選択肢が増えてきました。
 格安SIMの選び方としては、分かりやすくまずは、
「データ通信」、「SMS」、「IP電話」といったサービスの有無で絞り込みをすると分かりやすいでしょう。以下ではその辺を補足していきます。


◆SIMカードのパッケージの見方を把握しよう

 店頭で購入する場合は、パッケージに商品の情報が掲載されています。SIMのサイズや、容量といった情報が記載されており、これを見ることで、SIMの種類をある程度把握することが出来ます。
 ちなみに、「MB」、「GB」という単位が一番重要な高速通信ができる容量を現しています。たとえば「毎日50MB」と記載されていれば、毎日、50MBまで高速通信が楽しめるということで、「月間3GB」と書いてあれば、毎月3GBまで高速通信を楽しむことが出来るということです。
 注意事項ですが、もし、この容量を超えてしまったら、サービスが使えなくなるのか?と言えば、そうではありません。上限を超えてしまった場合は、低速通信になるだけで、動画の視聴など、容量を必要とするサービスを利用しようとすると、通信に、いわゆる「重さ」を感じ、ストレスとなるかもしれませんが、使えなくなるという事ではありません。
 ちなみに「1000MB=1GB」です。
 どの位の容量を使用しているかは、契約している携帯電話の利用明細書を見ると、指標となるかも知れませんね。
 現在では、毎月使い放題モデルなどもあるので、初めての人はコチラの方が安心かもしれませんね。


◆SIMカードのサイズで選択する

 まずは、SIMのサイズ、そしてサービスという順で絞り込むと、たくさんの選択肢から自分に適したものがどれかが次第と見えてきます。また、中古の携帯端末である白ロムなどのSIMロック解除していない端末を使う場合は、回線を提供している大手通信事業者も見ておきましょう。
 現在SIMカードには3種類の大きさがある事はご存知でしょうか?せっかく気に入った端末を購入しても、それを知らずに、安くて容量もバッチリな格安SIMを購入したとしても、実際に格安SIMを購入して、自分の端末に入れようとしてもサイズが合わなかった。といったようなトラブルも少なくありません。
 では、どういったサイズのSIMがあるのか3種類のSIMを見ていきます。
 最も大きいサイズが「標準SIM」で、15×25mmのサイズで、フィーチャーフォンや古いスマホやポラスマなどで利用されています。現在、一番主流のサイズです。
 2つ目は「microSIM」で、12×15mmのサイズで、現在販売中のAndroidに対応しているスマートフォンの大部分がコチラのサイズのSIMが採用されています。
 3つ目は、「nanoSIM」で、8.8mm×12.3mmのサイズのSIMで、2012年以降に販売されているiPhoneやiPadに採用されています。あらかじめ、使用する端末がどのタイプのSIMに対応しているのかをしっかり調べてから、SIMカードを購入しましょう。

  標準SIM microSIM nanoSIM
大きさ 15×25(mm) 12×15(mm) 8.8×12.3(mm)
代表的端末 ・ポラスマ
・古いAndroid
・フィーチャーフォン
(ガラケー)
・Xperia Zシリーズ
・GALAXY Sシリーズ
・現行のAndroid端末
・iPhone5/5s/5c
・iPhone6
・iPad mini
・iPad Air

ちなみに、間違って小さいSIMを買ってしまった場合は、SIMアダプターを購入すれば、大きなSIMにも対応することが可能です。


◆サービスを選択しよう

 格安SIMで提供されているサービスも冒頭で説明させていただいたように、いくつか種類があります。MVNO毎に色々なサービスを提供しているので、一見、比較できないといったご意見もよく伺いますが、SIMに搭載されている機能には限りがありますので、どこを見分ければよいのかの目安をここで説明していきます。
 格安SIMで提供されているサービスは、「データ通信」、「音声通話」、「IP電話」、「SMS」の4つに大別できます。
 データ通信がメインの用途だと思いますが、その上で、音声通話は使用するのか、IP電話をメインで通話は使用するのか?SMSでのやり取りや行うか、行わないか等を組み合わせた内容でサービスが構成されているので、あとは、先ほどの項で述べたように、どの位ネット通信するかを過去の明細と照らし合わせながら選択するだけです。
 以下にスマホメインの話になりますが、参考までに、月額料金と使用用途を記載しておきます。

  データ通信専用 音声通話付き IP電話付き SMS付き
月額料金の目安
(1GB~3GB)
480円
 ~
980円
1400円
 ~
2000円
1000円
 ~
1300円
600円
 ~
1300円
特長 データ通信専用で、
ゲームやアプリ、
動画などがメインの人
・データ通信だけではなく
090等で始まる電話番号が付与
・データ通信だけではなく
050等で始まるIP電話番号が付与
・通信通話を安くしたい人向け
・データ通信に加えて、
ショートメッセージSMSを
利用したい人向け
事例 NTTコミニュケーションズの
OCNモバイルONE
・ワイモバイルの
スマホプランS
・ニフティのNifMo音声通話対応
SIMカードプラン
DMMの通話SIMプラン
・OCNモバイルONEの
050plusプラン
・ほとんどのMVNOが
対応しています。



◆後からプランやSIMのサイズを変更できますか?

 取りあえず、端末やSIMカードを買ってから考えようとしている人もいると思いますが、気を付けてください。同一のMVNOが提供しているサービスであれば、プランやSIMのサイズを変更することができますが、ただし、データ通信専用のプランから音声通話機能付きのプランに変更したり、SMSに対応させたいとなると、できたとしても、郵送によるSIMカードの交換をする必要があり、各事業者が定めている交換手数料を求められます。相場では大体2000円~3000円程度。最悪、契約期間の縛りがあり、契約の違約金を請求される場合もあるので、後から音声通話やSMSなどを使用する可能性がある場合は、最初から対応しているSIMを選ぶことを推奨します。


◆SIMロック解除されていない端末を使用したい!通信会社に気を付けよう

 格安SIMを利用する場合は、端末はドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯の大手通信事業者が提供しているものを流用することが可能です。そのケースでは、端末がどこから提供されているかに合せて、格安SIMの事業者を選択しましょう。
 ほとんどのMVNOはドコモの回線を使用しています。auを使用しているMVNOはmineoのみですので、ドコモ端末の場合はmineo以外のSIMを選択すると良いでしょう。逆にauのSIMを使用する場合は、mineoを選択して下さい。
 ソフトバンクの場合は、SIMロックの解除が必要になります。SIMロック解除サービスを利用した後、ドコモと同様にmineo以外のSIMを選択します。なぜなら、3GやLTEといった高速通信は、ソフトバンクとドコモで共通している部分が多い為です。

端末 ドコモ au ソフトバンク
MVNO mineo以外 mineo mineo以外
通信規格 3G/LTE LTE 3G/LTE



◆電話番号を引き継ぎたい

 携帯電話のキャリア変更(たとえば、ドコモからauに機種変更する)の際に電話番号を引き継ぐことをナンバーポータビリティ(MNP)と言いますが、格安SIMでも可能かと言えば、可能です。
 ただし、データ通信のみのプランではそもそも通話ができないので、通話に対応しているSIMのコースであれば、ほとんどのMVNOで電話番号の引き継ぎが可能ですので安心してください。