「格安SIM」って何?3大キャリアとの違いは?

 つい最近、2014年から、新聞や雑誌、ニュースなどあらゆるメディアで、取り上げられている「格安スマホ」。イオンショップやヨドバシカメラ、ヤマダ電機などの携帯電話売り場のコーナーで、一般のスマートフォンよりも安い料金で使用できるという事で、販売されている光景を見た事があるという人も、少なくないでしょう。

 そういった格安スマホを販売している売り場には、一緒に、「格安SIM」が多く販売されているのは、ご存知でしょうか?

 この格安SIMは、スマートフォンを安い料金で使用したいという方には、無くてはならない存在になりつつあります。

 ・SIMフリーのスマホは、ドコモやauの携帯電話より安いと言われていますが、ナゼ安いのか?
 ・通信エリアや、つながり易さは大丈夫なのか?
 ・そもそもSIMって何?良く出てくるMVNOって何?

今さら聞けないSIMフリーにまつわる貴方の疑問に答えます!

 

 

◆そもそも「SIMカード」とは?

 「SIM」は全ての携帯電話に入っています。スマートフォンや従来のフューチャーフォンとかガラケーと呼ばれている従来の携帯電話には、端末には、電話番号が入力ないし登録されていません。このSIMカードを差し込むことで、セットにすることで、メモリー内に書き込まれている電話番号が有効になります。SIMカードには、電話番号以外に、どこのキャリアで通信を行うのかといったような回線の情報が入っています。

 例えば、ドコモのスマホには、電話番号以外に、ドコモで通信する為の機能が入っています。

 ちなみに、このSIMは携帯端末やタブレットなどの通信端末に入れ替えをすることが出来ます。3種類ほど、サイズの違いがあるので、全部とは言えませんが、同じサイズのSIMであれば、入れ替えが可能です。

 他の携帯端末に、自分のSIMカードを入れれば、その端末で自分の電話番号で通話、通信することが可能という訳です。

 たまたま、ドコモを事例に挙げましたが、他のキャリア、ソフトバンクやauの端末にも、SIMカードが入っています。

 全部ではないですが、一部の最近のノートパソコンには、SIMカードを入れられるモデルもあります。

 

◆格安SIMって何?

 街中にある携帯販売店でも、家電量販店や、大手キャリアと呼ばれているドコモ、au、ソフトバンクの販売店で携帯電話を購入したり、携帯の機種変更をするときも、実は携帯電話だけではなく、SIMカードも入った状態で購入ないし、機種変更をしています。

 意識してないかも知れませんが、実はSIMカードもセットで購入しています。上述の項でも説明させていただいているように、SIMカードと携帯電話セットで初めて電話や通信ができます。

 これに対して、格安SIMは、携帯電話などの端末ではなく、SIMカードのみを販売しています。

 

◆格安SIMには、別に携帯端末が必要

 大手3キャリアの携帯販売店でも、家電量販店でも、街中の販売店で購入する場合でも、自分の好みに会った携帯電話を購入し、同時に、SIMカードも購入していますが、格安SIMの場合は携帯端末は、購入していないので、当然ですが、携帯電話を自分で用意する必要があります。

 また、注意しなければならないのは、端末ごとに使用できるSIMカードの種類が異なるので、欲しい端末で対応しているSIMのサイズなどを確認した上で、端末を購入する必要があります。携帯端末は、家電量販店やドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアの携帯販売店や、イオンショップや、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ビッグカメラなどの量販店、街中の携帯販売店でも、今では、SIMフリー対応の携帯電話のコーナーが用意されているので、事前に確認しておくのもポイントと言えます。

 もちろん、SIMフリーのSIMカードと、専用端末をセットで併売しているケースも多くなってきています。

 ただし、SIMカードとスマホを自分で購入することは上述の通りですが、開通手続は、自分でインターネットから行う必要があるので、要注意です。

 

◆格安SIMを販売している「MVNO」

  現在、格安SIMを販売している会社、販売元は数多く存在しています。DMM、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、ワイモバイル、ニフティ、so-netなど多くの業者が参入していますが、この回線を提供している元を探っていくと、実は、ドコモ、au、ソフトバンクといった大手の通信事業者だったりしています。

 この3社は通信事業者免許を持っており、格安SIMを提供している業者は、こういった通信事業者免許を必ずしも、持っているわけでは無く、大部分が、通信事業者免許を持っている会社から通信回線や通話回線を借り受けて、販売、提供しています。

 ちなみに、通信回線、通話回線を借り受けて、格安SIMのサービスを販売している業者の事をMVNOと言います。

 格安SIM事業者から格安SIMを購入すると、ドコモやソフトバンクやauなどのSIMカードが入っています。これは、前述のとおり、通信回線や通話回線をMVNOが借り受けて販売しているからです。

 

◆格安SIMを販売しているMVNOは、ドコモやauで購入するより安い。なぜ???

 MVNOは、通信事業者であるドコモ、au、ソフトバンクなどから、通信回線や通話回線を借り受けて販売しているのであれば、ドコモや、auなど、通信事業者と直接契約した方が安いのでは?と思いませんか?なぜ借り受けているMVNOが販売している格安SIMの方が安いのか?疑問に思いませんか?安さのカラクリは以下の通りです。

 通常、ドコモやauなどの通信事業者で携帯電話などを購入すると、当たり前ですが、1購入に付き、1回線が紐づいていますが、格安SIMを販売しているMVNOは、大量の回線をあらかじめまとめて、バジェットで通信事業者仕入れているので、格安の料金で契約ができるという訳です。

 JALやANAで航空券を買うよりも、HISなどで航空券を買う方が安いのと同じ理由です。航空券を買う時は、急な理由が無い限り、空港のJALやANAのカウンターでは航空券を買いませんよね?あらかじめ、予定が決まっていれば、圧倒的に安いので、インターネットでHISのホームページから航空券を購入していませんか?

 つまり、格安SIMが現在人気の理由もなんとなく分かってきませんか?

 

◆ドコモ、au、ソフトバンクの携帯と格安SIMの違いって?

 大手3キャリアと呼ばれている通信事業者で携帯電話などを購入すると、多くのサービスが同時に提供されています。その点、MVNOが提供している格安SIMは、かなりサービスが細分化されています。データの通信だけであったり、音声の通話とショートメール(SMS)のみであったりと、ユーザーの趣味嗜好にカスタマイズが自由な、シンプルな設定になっています。では、詳しく、大手キャリアとの契約と、MVSOとの契約、その違いを見ていきましょう。

 

◆格安SIMは何故安いのか?サービスとしての比較

 結論から言えば、格安SIMはムダなサービスを除いて販売しているという事が回答になります。サービスの中身が違うという事です。

 大手3キャリアと呼ばれる通信事業者は、基本は「音声通話」を軸に商品が作られています。「音声通話」にSMS、インターネットなどの通信量など、色々なオプションを組み合わせて販売しています。

 よく、携帯電話の契約や、機種変更に行くと、訳の分からないままに、色々店員が説明して、気づいたら、色々チェックを記入させられ、名前を書いて契約していて、ある日明細をよく見たら、色々契約させられてびっくりした。なんて話もよくあるかと思いますが、MVNOが販売している格安SIMは「音声通話」が軸ではなく、「データ通信」が軸になっています。そこに「音声通話」や「IP電話」、「SMS」といった付加価値をオプションとして選択するかしないによって、それぞれ設定されたSIMカードがあるので、余計な知らない商品が付いているという事はありません。

 パソコンを買う時に、DVDプレイヤーがついいているパソコンを買うか、DVDが付いていないパソコンを買うのかといったのと同様に、非常にわかりやすく、最初から「通信だけ」のSIMなのか、「通信+音声通話」のSIMなのか、そこにSMSが付いているSIMなのかと、分かりやすく区分されていて、それを店舗なのか、オンラインでネットから買うかというだけの話で、キャリアの携帯のように、気づかないうちに、色々抱き合わせされるという事がありません。

 また、元々、大手3キャリアのような通信事業やと異なり、提供されているサービスが少ない、逆を言えば、必要な機能しかないので1000円以下から、通信できるような安い料金設定になっているという訳です。

 大手が販売しているサービスで、本当に全て必要なサービスのか、再検討が必要でしょう。 iCloudや、キャリアのメールアドレス、留守番電話サービス、転送サービス、端末の保険、かけ放題、通信し放題、など、事例を挙げればきりがありませんが、本当に全部必要ですか?

 

◆格安SIMって、通信にストレス無いの?

 大手の3キャリアである通信大手が提供している携帯に比べて、通信エリアは格安SIMだから狭いのではないか?なんて疑問を持っていませんか?通信エリアは大手と変わりません。

 冒頭でもお伝えしていますが、格安SIMを提供しているMVNOは、大手通信事業者であるドコモやauから回線を借りているので、ドコモ規格のMVNOであれば、ドコモの3G/LTEのエリアで、au規格のMVNOであれば、auの3G/LTEのエリアで利用できるので、通信エリアに関しては、何の問題もありません。つながり易さ」は、世間一般の携帯電話と同じと考えてください。