パナソニックからリリースされたセキュリティカメラ「nubo」

パナソニックからリリースされたセキュリティカメラ「nubo」

 2月下旬にスペインのバルセロナで開かれた、携帯電話やスマホ端末などの国際イベント「MWC 2016」で、パナソニックから新たなSIMフリー端末になっているセキュリティカメラ「nubo」がリリースされました。
 Wi-Fiだけではなく、LTEなどにも対応している所がポイントです。ヨーロッパでは、2016年4月からリリースされる予定になっています。
 日本での発売は未定ですが、このセキュリティカメラの特長や、用途や可能性などについて説明していきます。


パナソニックのセキュリティカメラ「nubo」ってどうなの?
手のひらサイズのコンパクトデザイン
自宅などのWi-Fi環境以外でも利用可能
録画も可能
コンパクトなのに広範囲を撮影
会話もできる
場所と状況を選ばない
凄すぎて怖い…


◆手のひらサイズのコンパクトデザイン

 大きさはとても小さいサイズで、手のひらに載る程度の大きさで、色は現在、白1色になっており、価格は349ユーロで発売予定になっている。日本円では4万円程度の金額になるので、セキュリティカメラとしては、少々高額と言えるが、手軽な大きさと言うだけではなく、機能としてはかなり優秀です。


◆自宅などのWi-Fi環境以外でも利用可能

 セキュリティカメラなので、基本的には自宅などの屋内や、仕事場ということが大きな用途と言え、Wi-Fi環境で撮影した画像をリアルタイムで、スマホで閲覧することが可能だが、このセキュリティカメラ「nubo」は、Wi-Fi環境だけではなく、SIMカードを挿入することが可能で、3G/LTEの高速通信をすることができるので、MVNOでSIMカードを購入すれば、高速通信でリアルタイムの映像を届けることが可能となる。
 ですので、Wi-Fi環境が無い場所でも、セキュリティカメラとしてリアルタイムの映像を届けることが可能だ。


◆録画も可能

 ただ、リアルタイムの画像を届けてくれるだけではありません。録画することも可能です。指定すればクラウド上に録画した画像をアップロードしておくことも可能ですし、ストレージに保存することも可能ですし、外部のmicro SDを利用することが可能ですので、大容量、例えば、長時間、数日間の録画も可能で、更に画像もかなり鮮明で、1080pのフルHD動画での再生や録画が可能と言うのも大きな特徴と言える。


◆コンパクトなのに広範囲を撮影

 コンパクトなボディにもかかわらず、138度をカバーするので、広範囲の映像であり撮影が可能と言うのも嬉しいポイントだ。部屋の角に置いておけば、角は90度なので、設置場所さえしっかりしていれば、部屋全体を撮影することが可能だ。


◆会話もできる

 内蔵したスピーカーとマイクを利用して、設定すれば、スマートフォンを利用してnuboを経由した会話が可能です。例えば、自宅にnuboを設置して、普段はセキュリティ用に利用しておいて、例えば、子供が帰宅したら、子供とこのnuboを利用して会話することが出来ると言う利用方法も可能です。


◆場所と状況を選ばない

 どういった条件の元でも、しっかりと仕事してくれます。水滴などに強いという程度ではなく、熱さ、寒さにも強く摂氏50℃から-20℃といった条件下でも仕事してくれます。冷蔵された倉庫内でも、しっかりと撮影してくれるという訳です。
 また、暗がりなどでもモーションセンサーや赤外線などを利用して人などの動きをしっかり探知して、クリアな画像を届けてくれます。夜間撮影もしっかり対応してくれるので、夜も安心です。


◆凄すぎて怖い…

 高角度に撮影ができて、録画も外部のストレージやクラウド利用ができ、集音マイクもしっかりしていて、しかも、夜間撮影がしっかりできる、温度も関係ないとなってくると、怖いのが逆のセキュリティ問題で、悪用する人も増えるのではないかと懸念してしまいます。そういった問題にも対応できるデバイスが思わず欲しくなってしまう位のリリース情報でした。

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