「ZTE BLADE V8」でVRや3Dを楽しむ

「ZTE BLADE V8」でVRや3Dを楽しむ
 「ZTE BLADE V8」はデュアルカメラを搭載した機種の中でも価格が安く、VRゴーグルを使えるために本格的な動画が楽しめます。この機種は価格が安くても3Dカメラのため立体的な画像を撮影することができ、今までとは違った感動を味わえることが魅力です。そんなZTEの新スマホ「ZTE BLADE V8」の特長やメリット、デメリットを見ていきます。端末価格は3万円代前半から中盤くらいが相場です。




3D撮影機能(仮想一眼レフ)

  ZTE BLADE V8の最大の特長はVRを意識したスマホであることです。
 カメラ機能が一般的な撮影だけではなく、簡易的ではありますが、3Dのような立体的な奥行きを感じやすい撮影ができるところが魅力です。一眼レフのように、背景にボカしをいれて、被写体をより立体的に見せる手法で成立しています。
また、パッケージ自体がVRゴーグルになるというのも面白いです。ミドルクラスの端末にも係わらず、意外と人気の端末になる可能性があります。


カメラ撮影をミドルクラスでもそれなりに

 冒頭にも記載させていただいていますが、端末価格は3万円代前半で販売されている端末で、ミドルクラスと言えます。
 とは言え、安いスマホでそこそこの本格的な撮影をしたい人向けの端末と言えます。
 まず、自撮り用のインカメラですが、画素数が1300万画素という以外に高精密な撮影を自撮りで可能にしています。
 また、アウトカメラに関しては、デュアルレンズを採用しているのが特徴です。

 デュアルレンズを採用している端末の目的は、逆光写真や、夜景を手ブレ無く、はっきり表現する為のもので、デュアルレンズ以外の夜景や逆光対応と謳っているスマホは、ユーザーの撮影技量を求めてきます。一般的なシングルレンズのスマホで、夜景や逆光の撮影をする場合は、1シャッターに対して、瞬間的に複数回の撮影を自動で行い、明暗の部分をそれぞれ、スポットを当てて、複数回撮影し、自動で、写真を組みあせて、夜景や逆光の被写体をきれいな1枚の写真に仕立てます。
 ところが、複数回のショットを合成するとなると、シャッター時の微妙な手ブレも感知してしまうので、しっかりと、脇や腕、手首などを固定して撮影する技量が無いと、シングルレンズのカメラで夜景や、逆光を撮影すると、ボケた写真に仕上がることが多い。そもそも、最近の流行ともいえる、薄くて、メタリックなスマホで撮影するとなると、更に、手振れの可能性が高くなる。

 ところが、この「ZTE BLADE V8」はデュアルカメラになっており、逆光でも、夜景でも、同時に明暗している部分をしっかりセンサーで捉え、複数個所を同時に絞りを絞って撮影ができ、自動で合成することができるので、手振れは関係ない。その上で、夜景や逆光の撮影ができるのがポイントです。


動作やデザインは?

 最近のスマホのフォーカスポイントがカメラに集約されていて、「ZTE BLADE V8」も同様に、カメラにスポットライトが当たっているが、ミドルクラスの端末の中でもデザインと、動作に関していえば、一定の評価ができる端末という事が言える。
 まずデザインだが、最近の流行ともいえるメタルボディを採用しており、画面は5.2インチで、ベゼル幅が少ないタイプのSIMフリースマホです。
 この手のタイプのスマホは持ちにくかったりすべりやすい取ったタイプのスマホが多いが、「ZTE BLADE V8」は非常に手にしっくりとくるタイプで持ちやすく、撮影などもしやすいスマホです。
 また、サクサクした動きに関していえば、CPUはスナップドラゴン435のオクタコアのスマホになっており、簡単なゲームなどであれば、バックグラウンドで他の処理などを掃除に行っても、ストレスなく使えるスペックになっており、画像もミドルクラスとは感じる事のないレベルになっている。

 

デメリットは?

 総括すると、3万円台前半の端末としては、優秀な端末と言える。この価格帯としては、カメラ機能に関しては、申し分なく、自撮り好きには1300万画素は強力です。また、デュアルレンズ搭載と言うのも、使い勝手の良さがうかがえる。
 動作に関しても、不愉快に感じることは特にないだろうし、デュアルSIMで、複数地域で利用したいとか、オンオフで使い分けたい、音声通話と通信は別々のMVNOを利用したいといったような希望にも応えられています。
 ただし、使った感想としては、少し、ネット回線のレスポンスに遅さ、重さを感じやすいので、ストリーミング動画を思いっきり楽しみたいとか、通信を常に求めてくるようなゲームには不向きかもしれません。