オリンピックに向けて、スマホで8Kの時代が近づいてきた


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最近では、スマホで4Kの動画撮影ができる端末が、新作スマホなどで、ちらほら出てきました。対応しているテレビ番組もまだ希少な中、NTTドコモやKDDI(au)では、8Kでの映像配信をにらみ、送受信の実用化テストが成功したという報告が5月24日ありました。


2020年はスマホで8Kの時代?
どうやって配信するの?
今のスマホで見れるの?
8Kって何がすごいの?
そもそも実用化ってどうなの?


★どうやって配信するの?

 NTTドコモもKDDI(au)も、同じタイミングで発表してきたので、内容的には同じかと思いきや、実は方法が違います。
 KDDIの8Kでは、一つのディスプレイで複数の映像を見ることができる内容になっており、オリンピックを控え、同時に複数の競技を見たいとったニーズにも対応できているといえます。
 ドコモは、携帯端末の国際企業ノキアと共同で研究を行い、8Kの映像サーバーと基地局を通常の回線でつなぎ、その回線を通じて動画を圧縮して基地局に送り、基地局からタブレットやスマートフォン向けに、8Kの映像を配信ンしていく予定です。
 8Kの動画は非常にデータ量が多く、つまり重いファイルになり、配信には技術的に困難と思われていたが、今回のドコモの公表した数字では、映像が遅れる時間は1/10,000秒以内に収まった。
 このため、リアルタイムの映像配信、中継などにも対応できるという事で、通信側の実用化は夢ではなく、現実的になった。
 ただし、既存の規格での配信ではなく、次世代通信規格5Gでの配信となる予定だ。
 また、KDDI(au)はNHKと共同でのテストを行った。実施方法は国と国を海底ケーブルで結んだKDDIらしく、光ファイバー回線を利用した配信方法になる。この方法で8Kの配信実験が成功しただけではなく、8Kの規格で、1つのディスプレイで2画面、つまり、2つの映像を同時に楽しめるようにできている。
 選手の個人のプレイを見ながら、グラウンンド全体を見たり、複数の競技を同時に観るといったことも可能だ。


★今のスマホで見れるの?

 残念ながら、むつかしいと言わざるを得ません。まず8Kに対応しているディスプレイでなければ、いくら8Kの映像情報をスマホで受信したとはいっても、8Kの解像技術が無い端末では、8Kの映像として映像を表現することはできません。
 また、NTTドコモの手法では、基地局からスマホやタブレットなどの端末に配信する周波を5Gとしているので、現在のスマホが4G対応なので、5Gに対応したスマホなどの端末が必要となります。


★8Kって何がすごいの?

 中には、そもそも4Kって何?といった方や、とにかく映像がキレイなんでしょ?といった程度でとらえている人も少なくないでしょう。一応、補足しておきますと、8Kはいわゆる「スーパーハイビジョン」と呼ばれる規格で、一般的なハイビジョンが縦横が1280×720で、921,600という画素数で表現されているのに対して、4Kは、3840×2160で、画素数が、8,294,400で、さらに8Kとなると、縦横が7680×4320で、画素数は33,177,600という画素数だけでいえば、4Kの4倍の解像度というスポーツ観戦にとっては最高の迫力で臨場感のある映像ということになります。


★そもそも実用化ってどうなの?

 スマホやタブレット、テレビなどのハード面に関しては規格に合わせて商品設計するだけなので、簡単とは言いませんが、対応はしていくことになるでしょう。しかしながら、気になるのは、映像を配信する側、番組を作る側といえます。スポーツ観戦であれば、中継していくだけなので、結果として、対応していくでしょうか?
 対応したテレビ番組や映画となってくると、それだけの解像度を必要とするものが作れるのか?生活者はそれを求めているのかなど、課題はあると思われます。
 総務省は、8K映像の普及のため試験放送などを行う予定だが、番組を提供、制作する企業側が対応できるのかどうかが、問題といえます。

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