自宅でMNP可能「楽天モバイル」、無線のWi-Fiポイントも充実

　本田圭介さんのテレビCMで脚光を浴びているMVNO(格安SIM)の「楽天モバイル」が5月9日から、自宅でMNPの転入手続ができるようになる。また、公衆無線LANが全国約6万３千か所で対応可能になった。もしもの際のデータ復旧サービスも開始する
　そんな３つの新しい楽天モバイルのサービス内容を掘り下げてみます。


楽天モバイル3つの新サービス
★ 自宅でMNP転入の手続き可能
★ MNPをする際の注意事項
★ 6万3千か所の無線LAN
★ データ復旧オプション

　自宅で、電話番号の引き継ぎサービスであるナンバーポータビリティサービスを受けることが可能になった。あらかじめ、元々利用していたキャリアで、ナンバーポータビリティを利用する旨をドコモなら、ドコモショップなどの店舗やオンラインで手続きを行って、MNP予約番号を控えておき、オンラインで楽天モバイルの音声通話SIMを選択する際に、申請して、後日、手元に、SIMが届いたら、自分の好きなタイミングで、楽天モバイルの受付サポートセンターに電話するだけで、スグに、MNPを実行することが出来る。
　 9時以前に申込んでいれば、当日中に開通することが出来るが、9時以降の場合は翌日の開通になる。



　これは、楽天モバイルに限ったことではなく、ドコモなどの大手キャリアでのMNPや、他のMVNOにも言えることなのだが、現在利用している電話番号を引き継ぐ際に、自分宛に電話がかかってきても良いように、新しく契約するキャリアで、音声通話対応SIMを選択する際に、オプションで、転送電話や、留守番電話サービスを選択しておけば、開通するまでの期間中の着信情報や留守番電話の内容、転送設定などが有効になると思われている方がいますが、新しく契約するキャリアで、MNPの転入手続が完了しないと、利用が出来ないので、注意が必要です。
　楽天モバイルでは、好きなタイミングで開通の手続きができるので、あらかじめ、電話の着信が想定される人に、この日まで、電話が利用できないといった情報を提供しておけば、迷惑をかけることも減ると思われます。 MVNOの中では、楽天モバイルの 自分の好きなタイミングでMNPの転入手続ができるサービスを提供しているのはかなり珍しい です。



　楽天モバイルでは、月額が税別362円で、 全国の公衆無線LAN、6万3000か所を利用することができます。サービス名称は、「楽天モバイルWiFi by エコネクト」で、「BBモバイルポイント」「Wi2」の2つの公衆無線LANサービスを利用することが可能になります。
　MVNOが提供する「格安sim」は、従来の大手キャリアよりも、圧倒的に安い通信費で人気になっていますが、更にコストを下げるのであれば、月間の高速通信量を少しでも少なくする事で、かなり安くなります。公衆無線LANを利用できるポイントが多ければ、多い程、コストを抑えられます。
　ちなみに、ファーストフード店や、カフェ、ショッピングモール、駅、映画館などの全国の施設にポイントが設置されており、BBモバイルポイントや、Wi2のWi-Fiポイントが、普段行きつけの場所や職場、学校などにも、対応しているようであれば、要検討と言えるでしょう。



　また、月額300円のサービスですが、「 データ復旧サービス」を楽天モバイルでは、提供しています。これを利用しておけば、データを間違って削除してしまった場合や、落下などの破損の影響でデータを見ることが出来ないと言ったような状態でも、5000円でデータを復旧してくれると言うサービスだ。普段から、データをパソコンやクラウド上で共有していれば、問題ないが、うっかり、同期し忘れた場合を懸念されている人は、要チェックなサービスと言える。