通話料を下げるなら「DMMトーク」がお得?

通話料を下げるなら「DMMトーク」がお得?

 格安SIMを提供しているMVNOの中で、安い料金設定と、高速通信の速度の質と言う部分で、高い評価を得ているDMM Mobileから、通話料をお得にするユーザー専用アプリ「DMMトーク」がリリースされました。
 どういったメリットがあるのか?特長や攻略法などを分かりやすく説明していきます。

DMMトークはお得なの?
そもそも格安SIMは通話にメリットが無い
安く通話したければ、skypeやLINEで良いのでは?
DMMトークのメリット
DMMトークを利用した通話料攻略法


★そもそも格安SIMは通話にメリットが無い

 MVNOが提供している格安SIMのメリットは、あくまで、LTEや4G、3Gといった高速通信の費用が従来の高速通信と比較すると安くなることがメリットです。具体的には、例えば、ここで説明させていただく「DMMトーク」を提供しているDMM Mobileを事例に出せば、ドコモで高速通信5GB利用しようとすれば、月額5,000円で、auやソフトバンクで高速通信を7GB利用しようとすれば、月額で5,700円でドコモよりは比較的安いですが、もし、DMM Mobileで高速通信を利用しようとすれば、7GBで2,560円の月額で利用することが可能です。かなりお得に高速通信を利用することが出来ますが、通話に関しては特にメリットは無く、一般的な通話と同じで、20円/30秒です。
 この料金は、大手キャリアでも、他のMVNOの通話対応SIMでの通話も同様です。
 カケホーダイといったサービスも存在しません。


★安く通話したければ、skypeやLINEで良いのでは?

 無料通話アプリとしては、skypeやLINEといったアプリが存在しており、これがあれば、お金がかからないので一番安いので、お得なのではないか?といった話もありますが、料金的な部分を考えれば、もちろんそうです。
 ただしいくつかの問題点があります。
【相手も同じアプリが必要】
 SkypeやLINEで無料通話を利用する為には、通話する相手にも、同じくskype、LINEのユーザーであることが必要になります。
【固定電話や携帯電話の電話番号にはかけられない】
 上述の通り、同じアプリユーザー同士でアプリを通じてしか通話できないので、固定電話はもちろんの事、携帯電話の電話番号への通話はできません。
【緊急時どうする】
 固定電話に通話ができないので、当たり前な話ですが、緊急時の警察や消防署への110番や119番への通話はできません。また、0120から始まるような無料ダイアルへの通話もできません。
【通信状況に依存する】
 LINEやskypeなどはインターネット回線を介した通話である以上、通信環境が安定していないと音声が乱れたり、通話自体ができなかったりします。


★DMMトークのメリット

 DMMトークを利用する為には、DMM Mobileユーザーであることが前提になりますが、「DMMトーク」アプリをインストールする必要があります。ちなみに、Android、iOS両方に対応しており、このアプリをインストールすると、 一般的な通話が20円/30秒に対して、10円/30秒という半額で通話することが可能になります。
 新たに専用の電話番号を利用しなくてはならないといった他社サービスもありますが、 DMMトークでは、元々利用している電話番号を利用することが出来るのも大きなメリットですし、電話帳も同期できるので、設定も簡単です。


★DMMトークを利用した通話料攻略法

 上述を理解した上で、このサービスを利用すると言うのが前提ですが、LINEやskypeで通話ができる相手に対しては、通信環境さえ安定していれば、LINEやskypeで通話すれば無料になるので、これはこのままで、それ以外の通話に関してはDMMトークを利用すると言う利用の仕方をすれば、高速通信料金だけではなく、通話料もしっかりとお得になります。また、着信に関しては、そもそも費用が掛からないので、国際電話でない限りは、今まで通りで問題ないです。せっかくの格安SIMなので、1円でもお得に利用していきたいものですね。

▼この記事に関連するコラム