格安スマホ2015年の状況


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 年末最終日、大みそかになりました。今年は、「格安スマホ」、「格安SIM」、「MVNO」といったワードが新聞、雑誌、家電量販店の店頭などを賑わせ始めた年と言えます。
 携帯電話に係る料金の負担を軽減するのであれば、ドコモからau、auからソフトバンク、ソフトバンクからドコモといったように、電話番号をそのままにキャリア変更する、ナンバーポータビリティ(MNP)を利用した、キャリア変更と共にスマートフォンを新しくすると言ったパターンが従来の主流でした。
 今年の春ごろから、第三の携帯電話といったような立ち位置で、格安スマホがチラホラ出てきました。特にイオン系列の店舗に出店している「イオンスマホ」の登場や、家電量販店の「ヨドバシカメラ」、「ビッグカメラ」、「ヤマダ電機」などの大手にも、いままでは、携帯電話会社のブースだけでしたが、MVNOのブースや、それに合わせて、SIMフリー携帯やタブレット、ルーターなどのコーナーが作られてくると言った販売店のプッシュもあり認知も広がりました。
 また、MVNOサービスが誰でも、というと、語弊がありますが、参入しやすいという事で、プロバイダサービスを提供しているOCN、BIGLOBE、Hi-Hoであったり、ポータルサービスを提供している楽天、goo、レンタルDVD、CDを行っているツタヤや、ゲオ、DMMなどの参入も、認知の拡大に大きく貢献しました。また、来年には、コンビニのファミリーマートの参戦や、始まったばかりのAppleSIMなど、さらなる新規参入が期待できます。
 SIMフリーのスマートフォンや、タブレット、ルーターなどを提供しているデバイス側も、今年の頭では、ハーウェイ、ASUSといったような、中国系の会社が大部分でしたが、中ごろから、や、シャープ、富士通、京セラ、Appleといったようなメジャーメーカーも対応し始め、iPhone、アクオスフォン、galaxy、Nexusといった人気端末もSIMフリーに対応するばかりではなく、パソコンでも、SIMフリーは始まり、人気のパソコンVAIOや、HPのパソコンなども、SIMフリー対応し始めました。来年は更にノートパソコンでも対応端末が増えていく事でしょう。
 こういった企業側のリリース情報などだけではなく、政治も後押しを始めました。夏ごろに安倍首相が携帯電話にかかる料金に関して疑問を投げかけ、総務省などが中心に、タスクフォースを設け、現在も議論中ですが、携帯電話に係る料金の不透明性、料金が高いのか安いのか?家計に対する負担などの議論が行われ、通信料金が大幅に安くなるMVNOに関する議論も行われ、企業側、政治側の動きが更に、市場つまりユーザーを動かし始めているといったのが2015年ではないでしょうか?
 実際にユーザーと言う観点では、まだ認知が始まったばかりという事で、携帯デバイスに対してリテラシーの高い人が中心となって購買、利用が進んでいますが、まだまだ、一般の家庭での利用に関しては、これからといったところでしょうか。
 コンビニでの発売開始や、テレビでの認知などが進めば大枠としてMVNOを選ぶ人、検討する人も更に増えていく事でしょう。
 また、とは言え、市場だけの話ではなく、サービス自体にまだ、課題は存在しています。通信にかかる料金のユーザー負担は最大6000円以上減ったといった効果の話を伺いますが、金額の部分ではなく、サービス根本の問題です。
 料金を大幅に下げる為に、店舗をおかず、オンラインでのサポートの仕組みをMVNO各社、拡充させていますが、初めての利用者には、なかなかハードルが高い入り口と言えます。家電量販店などに任せるだけではなく、楽天モバイルやワイモバイルなどのように店舗をある程度、主要地域に出店する動きなど、サポートや窓口の拡充は2016年の大きな課題となる事でしょう。安い事は分かっていても、仕組みが分からないでは、一般人はなびきません。2016年は更に潜在顧客に向けて、理解を深めていく布教活動に期待したいところです。

 皆さま、良いお年をお迎えください。

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